pelicanmemo

海外の話が多め。近頃は中国が多め(中国海警局・中国海監、深海潜水艇、感染症など)。

中国 国家海洋局の門標、自然資源部の本部ビルに掲げられる。

20180413194310(微博より)

4月12日、中国の自然資源部の本部ビルに、「自然資源部」の門標と一緒に「国家海洋局」の門表が掲げられた。

 

2018年3月の、中国共産党と国務院による「深化党和国家机构改革方案(中国共産党と国務院の深化、改革法案)」(以下、"改革法案")で、国土資源部の職責、水利部や農業部の職責の一部、国家林業局や国家海洋局、国家測量地理情報局の職責の一部、などを統合整理して、陸地の自然資源だけではなく、河川・湖沼・海洋の自然資源の監督官庁と職責をまとめ、自然資源部が新設された。
これにより、「国土資源部(国土资源部)」「国家海洋局(国家海洋局)」「国家測量地理情報局(国家测绘地理信息局)」は無くなった。
ただし、「自然資源部」は対外的に「国家海洋局」の名称を使用する(自然资源部对外保留国家海洋局牌子)

 

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『ハイジの原点 ― アルプスの少女アデライーデ』読了 | アニメ『アルプスの少女ハイジ』

4月5日、アニメ監督の高畑勲さんが亡くなられました。ご冥福をお祈りします。

アニメ『アルプスの少女ハイジ』といえば、原作についての昔の話を思い出しました。

 

8年前の2010年4月、『アルプスの少女ハイジ』の原作(ヨハンナ・スピリ著)が、「実は盗作だった!?」という話題が世界中を賑わせていました。
マスコミの論調が少し気になったので、少し調べて、その後は特に気にしていなかった。

海外メディアの高畑勲さん死去のニュースと合わせて、今回改めて、その後日談はあるか調べ、その説を発表したペーター・ビュトナー氏について調べてみたところ、2011年に解説本『Das Ur-Heidi Eine Enthüllungsgeschichte』を出していたことを知りました。2013年には日本語で『ハイジの原点 ― アルプスの少女アデライーデ』が出版されていた。気付かなかった。😊

さっそく読んでみました。

ハイジの原点

ハイジの原点

 

--(追記202012)------------------
 スイスとドイツ合作の実写映画『ハイジ アルプスの物語』が、日本のアニメ『アルプスの少女ハイジ』の正しい実写版だった

ハイジ アルプスの物語(吹替版)

ハイジ アルプスの物語(吹替版)

  • 発売日: 2018/02/09
  • メディア: Prime Video
 

--(追記ここまで)------------------

 

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南鳥島の沖の海底のレアアース、世界需要の数百年分。 → 中国ネット「南鳥島は古来より中国の領土」 w

南鳥島の周辺の海底下にあるレアアース泥(REY-rich mud)の資源量が、世界の消費量の数百年分に相当する1600万トン超に達することが分かった。イットリウム(Y)は780年分、ユウロピウム(Eu)は620年分、テルビウム(Tb)は420年分、ジスプロシウム(Dy)は730年分に相当する。

早稲田大学の高谷雄太郎講師と東京大学の加藤泰浩教授らの研究チームの論文が、10日付けの英科学誌サイエンティフィック・リポーツ(電子版)(Scientific Reports)誌に掲載された。

南鳥島のレアアース、世界需要の数百年分 :日本経済新聞

 

南鳥島周辺のレアアースを豊富に含む海底の泥は平成24年に東大チームが発見。簡便な分析で、島南方の1千平方キロの範囲に国内需要の230年分に当たる680万トンが存在すると推定していた。
今回は調査範囲を2500平方キロに拡大。深さ5700メートル前後の25地点で掘削した海底下の試料を初めて詳しく分析した結果、15種のレアアースが計1600万トン存在することを突き止めた。

南鳥島沖のレアアース埋蔵量、世界需要の数百年分 東大など調査 - 産経ニュース

数百年分というインパクトが強いところが注目される一方で、日本経済新聞ほかが報じた、レアアースを効率的に回収する技術も「確立した」と、少し強い表現なところが気になっている。

Scientific Reports誌の論文はこちら。

The tremendous potential of deep-sea mud as a source of rare-earth elements | Scientific Reports

 

太平洋のレアアース泥が日本を救う (PHP新書)

太平洋のレアアース泥が日本を救う (PHP新書)

 

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11000m級・フルデプスROV「海竜11000」、西太平洋で海洋試験

20180403053324(via.新华网

3月20日、中国、青島から、総合海洋科学調査船「大洋一号」が西太平洋での海洋試験のために出港した。
今回の海洋試験は、国家海洋局や国家深海基地管理センター(国家深海基地管理中心)、上海交通大学、中国科学院沈陽自動化研究所(沈阳自动化研究所)など18組織が参加する合同の海洋試験で、5項目の海洋装備システムの海洋試験と3項目の科学調査が行われている。

6000m級無人探査機(ROV)の3号機「海竜III(海龙III)」、11000級の無人試験機(ROV)「海竜11000(海龙11000)」、4500m級自律型無人探査機(AUV)の3号機「潜竜三号(潜龙三号)」の海洋試験などが行われている。(*1)

ROV「海竜」とAUV「潜竜」は、7000m級有人深海潜水艇「蛟竜(蛟龙)」号と合わせて、“三竜(三龙)”と呼ばれ、十三五計画(第3次五ヶ年計画)の重大工程の1つ「蛟龙探海」工程の、中国の深海・海洋事業での重要装備として研究開発が進められている。

 

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中国、1万m級・フルデプス有人深海潜水艇、耐圧殻の溶接、始まる。

20180403193442
(via. 央视网

中国で研究開発が進められている、1万メートル級有人深海潜水艇のチタン合金製耐圧殻の溶接が始まった。央視網(CCTV)ほかが伝えた。

 

1万メートル級有人深海潜水艇(11000m級とも)の耐圧殻は、宝鶏チタン工業(宝鸡钛业股份有限公司)が製造し、中船重工(中国船舶重工集团公司、CSIC)725研究所(洛阳船舶材料研究所)で、高真空での電子ビーム溶接、等の加工が行われている。

 

中国、1万メートル級のフルデプス有人深海潜水艇、耐圧殻の熱間成形に成功 - pelicanmemo

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