(新华网)
今年、インド洋での初の潜水調査を行っている、中国の7000m級有人深海潜水艇「蛟竜号(蛟龙号)」。2月3日、西南インド洋で行われている100回目の潜水調査で、母船に回収できなくなるトラブルが発生した。
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3日午後5時過ぎ、「蛟竜号」が潜水調査を終えて浮上した後に、母船「向陽紅09(向阳红09)」の着水揚収用A型クレーンの左側のモーターの油が漏れて故障。「蛟竜号」を吊り上げる事が出来なくなってしまった。
そこで一旦、着水揚収装置のワイヤーを外して「蛟竜号」は水中で待機させ、船上では夜を徹してクレーンの修理が行われた。4日午前2時半に修理が完了し、早朝6時前に無事、船上に回収された。
「蛟竜号」に乗っていたのは、同济大学海洋与地球科学学院の楊群慧(杨群慧)副教授、潜航員候補生(第二次募集)の陳云賽(陈云赛)、そして、国家深海基地管理センターの傅文韜(傅文韬)潜航員(*)。3人の健康に異常はない。
耐圧殻の生命維持システムは通常で72時間、非常時でも84時間の乗員の安全を保障している。
(*)"付文韬"という漢字だったが、"傅文韬"と書かれることもけっこうある。(結婚した時に漢字を変えた? 字画と運勢を気にして?)
(´ ・ω・`)それにしても、また、文韜がパイロットの回でトラブルか・・・
2011年の5000m級潜水試験の時、急速に天候が崩れ、浮上した「蛟竜号」を母船「向陽紅09」が長時間見つけられない“失踪事件”があった。(この経験から、海上用のGPSが新たに装備された)。
荒れる海上で「蛟竜号」は揺れまくり、耐圧殻の中で大変な思いをしたそうだ。
今回も、彼には"まったく"落ち度がない。
(´ ・ω・`)また改名したりして・・・(苦笑)
蛟竜号の、7000m級潜水試験に向けた改造と「失踪事件」: メモノメモ(2012/06/06)
中国の有人深海潜水艇「蛟竜号」メインパイロットのインタビュー。5000m級潜水試験で露呈した問題点。: メモノメモ(2012/04/25)
与“蛟龙”一起创造深度——记“蛟龙”号载人潜水器潜航员付文韬(2013/07/01|国家海洋局)
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