中国、海南省の海監総隊の1000㌧級「海监2168」に搭載した無人ヘリ(クアッドコプター)による、はじめての洋上での法執行活動が行われた。
写真と簡単な文章だけなので、詳しいことは分からないが、西沙諸島や南沙諸島でのパトロールに見立てた活動のようだ。
中国海监船首次用船载无人机执法 监视外国渔船_高清图集_新浪网
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6月上旬、国家海洋局の王宏局長が、海南省に赴き、劉賜貴(刘赐贵)省長(前・国家海洋局局長)と会談を行った。その視察時の報道写真に無人航空機が写りこんでいたことに気付いた人も多いことだろう。
日本に置き換えるなら、海上保安庁長官が、第11管区を視察し、沖縄で運用をしている無人航空機・無人ヘリについて確認したようなもの。
王宏赴海南调研海洋生态环境保护等工作(6/10|国家海洋局)
海南省政府与国家海洋局签订两项协议 刘赐贵王宏证签(6/8|人民网)
ドローンの製造・改良や運用では、日本よりも中国の方が先を行っている。特に政府・公的機関での活用が急速に進んでいる。海監はそうだし、中国海警局で本格運用の計画を進めていても不思議はない。
尖閣諸島の日本の領空に、ドローンが舞う日は遠くはない。
それが日本によるものか、中国による領空侵犯か、それは海上保安庁や政府の対応次第だろう。
手前に、中国製のLRAD類似装備(所謂、"音響兵器")が見える。
閑話休題、
「海監2168」は舷号は"2168"だが、中国海警局東海分局ではなく、海南省の海監総隊(海洋与渔业监察总队)に所属する。沿海の省区・直轄市への海洋監視船建造計画で作られたうちの1隻。2013年8月に正式配備された。
中国海監、海洋監視船の船番号「海監xx」(2桁、4桁)のつけ方、まとめ。: メモノメモ(2013年3月27日)
【動画】中国、海南省海監、大型ドローンによる海上の法執行訓練を実施 スウェーデン製 - pelicanmemo
【中国海警局】新型の航空機・ヘリの配備間近か? 空からの監視、法執行能力も拡充へ - pelicanmemo
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