photo by Secretaria de Saúde POA （ブラジル、サンパウロ市での除虫作業。イメージ画像）
韓国、保健福祉部は1月29日、「感染症の予防及び管理に関する法律」に基づいて、ジカ・ウイルス感染症（지카 바이러스 감염증）を第４類法定感染症に指定した。韓国の聯合ニュースほかが伝えた。（via. ワウコリア）
'소두증 우려' 지카 바이러스, 법정감염병 지정(종합)（'小頭症の懸念’ ジカウイルス、法定感染症に指定）（연합뉴스、聯合ニュース）
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第４類感染症は、韓国国内で新たに発生したか発生する怖れがある感染症や、国内への流入が懸念される感染症が指定される。ペスト、黄熱病、デング熱、重症急性呼吸器症候群（SARS）、新型インフルエンザ、重症熱性血小板減少症候群（SFTS）、中東呼吸器症候群（MERS）が指定されている。
国内で患者が発生する前に指定されるのは異例だそうだ。
法定伝染病の指定により、感染者または感染した疑いのある患者を診療した医療機関は、管轄の保健所にすぐに届け出ることが求められる。
韓国では昨年、中東呼吸器症候群（MERS）の国内流行が起こり、確定した感染者186人、死者38人。7000人近くが隔離措置を受けている。
韓国衛生当局も、韓国社会も、「対岸の火事」と見るような余裕が無く、2月1日の世界保健機構（WHO）による緊急会合の前に緊急指定したのだろう。
2015年韓国におけるMERSの流行 - Wikipedia
韓国メディアの記事の中には、ジカ熱を「第２のエボラ」と呼ぶものもあった。個人的には、ジカ熱は症状や致死率こそ低いものの、エボラウイルス感染症よりも"たちが悪い"と感じている。
ジカ熱は今や国際問題に＝ＷＨＯも特別委員会設置へ（1/29｜ニッケイ新聞（ブラジル邦字紙））
デング熱 ジカ熱＝リオ五輪来伯者は要注意！＝日本にウィルス“輸出”？＝世界に拡散する可能性も（1/21｜ニッケイ新聞）
