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【感染症】 中国、ジカ熱の感染者5人に 水際対策はどうだったのか?

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photo by coniferconifer

中国、浙江省で、サモアから帰国した団体旅行客のうち3人にジカ熱のウイルス感染が確認された。

まず2月19日に38才の男性の感染が確認され、次いで23日に38才男性と8才の子供(父子)の感染も確認された。これで中国国内の感染者(輸入例)は5例となった。

2月に入り、中国当局が「ジカ・ウイルス感染症防疫管理規則(寨卡病毒病防控方案(第一版))」を通知したことにより、把握数が増えたのだろう(それ以前に感染者が入国していても分からない)

 

中国の5例の感染者のうち4例は、香港の空港を使い、深圳市の入出境を通過して帰国(1例は広州市の空港)している。

日本の当局の対策や報道では「水際対策」が強調されているが、いずれも香港では"水際"で確認はできなかった。身近な海外の例から水際対策について少し。

 

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サモアから帰国した団体旅行客のうち、2月19日にジカ熱のウイルスの感染が確認された浙江省義烏市の38才男性。香港の空港はそのまま通過した。香港特別区から広東省深圳市への皇崗口岸(皇崗出入境検査場)を通過するときに、37.5℃のほんの少し高い体温が確認された。

検査場の係員は、感染症防疫管理規則に則って対処し、その男性の検査と体温測定をしたところ体温は38.5℃だった。聞き取り調査で、帰国途中に発熱と悪寒があり、旅行先のサモアで蚊に刺されていたことが分かった。

血液サンプルを採取した後、蚊に刺されないように求め入院治療を奨めて15日に浙江省義烏市に帰郷している。この時、隔離や即時入院など特別な対応は行っていない。蚊に刺されない対策を求め、入院治療を奨めている程度だ。

その後、血液サンプルを衛生当局に送り、検査の結果、16日にジカ熱のウイルスの陽性が確認された。

38才男性と8才の親子は、発表の時間差から、同じ団体旅行の客への検査によってウイルス感染が確認されたのだろう。

 

今回の例は、水際対策が機能したかなり幸運な例だったと感じる。
事実、香港への入港時では確認できなかった。4例目5例目の親子の方は、深圳の出入境検査場も通過している。

 

さて、日本の空港や港湾のジカ熱対策のサーモグラフィー検査で、体温が少し高い程度の37.5℃の入国者に対して、詳しい検査を求められるだろうか?外国人観光客に求められるだろうか?

ジカ・ウイルス感染症(ジカ熱)に対する「水際対策」はとても難しい。

 

今はまだ蚊が出る季節ではないが・・・

これから、ジカウイルス感染症の流行地域(今後、さらに増えるだろう)の滞在歴があって入国・帰国した人には、入国後10日間は特に蚊にさされないような、充分な対策をお願いしたいものだ。当人だけでなく家族や周辺の方にも気をつけて欲しいものだ。

外国人旅行客が多い宿泊施設では、従業員や他の宿泊客の安心や安全のためにも、早い時期から、特に防虫対策を考えた方がよいのかもしれない。

 

難しいとは思うが・・・

 

中国で親子がジカ熱感染 サモアに旅行 - 共同通信

浙江省确诊2例输入性寨卡病毒感染病例 - 浙江省卫生和计划生育委员会

內地現第三宗寨卡病例 患者染病後經港回國 - 東網

內地發現第三宗外地傳入寨卡個案 - 香港政府新聞網

浙江确诊首例输入性寨卡病毒感染者 曾去斐济和萨摩亚旅游 - 浙江在线

我省发现一例输入性寨卡病毒感染病例 - 浙江省卫生和计划生育委员会

我省发现一例输入性寨卡病毒感染病例 -广东省卫生和计划生育委员会

我国发现一例输入性寨卡病毒感染病例 - 江西省卫生和计划生育委员会

我国首例输入性寨卡病毒感染病例患者痊愈出院 - 江西省卫生和计划生育委员会