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【中国海警局】 1万トン級「海警2901」と「PLH-31 しきしま」 写真で比較

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(Google Map)

中国海警局の、満載排水量12000トンと言われる「海警2901」「海警3901」。先日、GoogleEarthで浙江省の舟山基地を見てみたら、停泊している「海警2901」が写っていた。

縮尺を合わせて、海上保安庁の横浜海上防災基地の、国内最大の巡視船「PLH-31 しきしま」の写真と比べてみた。

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「海警2901」は、報道によると満載排水量12000トン。AIS登録情報によると全長166m、全幅22m。
日本の海上保安庁のしきしま型巡視船(全長150m、全幅16.5m)より、ひとまわり大きい。 

縮尺を合わせて並べて、真上から見ると「海警2901」の幅が広いことがよく分かる。

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横からみるとこんな感じ

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(「海警2901」の画像は飞扬军事の記事から。「PLH31 しきしま」の画像は、Wikipediaの"しきしま型巡視船" の項目の、左舷全景の写真をトリミングして使用させていただいた。(しきしま型巡視船 - Wikipedia))

【中国海警局】万トン級「海警2901」、埠頭に停泊中の画像公開 - pelicanmemo

 

ついでに、舟山基地に新型の海監型3000トン級と1000トン級の海警船も写っていたので、一緒に載せてみた。

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(via. Google Map)

1000トン級海警船は「海警2146」だろう。1995年就役で「海監46」の名前の頃から尖閣周辺の海域で確認されてきた"いつものお客さん"だ。その脇の海保の巡視船は、第七管区のおじか型巡視船「PL-05 でじま」らしい。

「海監46」として確認されていた頃は、まだまだ可愛いものだったが、今では3000トン級、4000トン級、5000トン級と大型船が主力になり、もと海軍軍艦で機関砲を積んだ海警船まで領海侵入してきている。

 

「海警2305」ほかの新型の海監型3000トン級は、救難強化巡視船「PL-31 いず」(総トン数3768トン)と比較すると、全幅は同じくらいで全長は15%ほど短い。

中国海警局はこの海監型3000トン級を10隻新造し、他のタイプも合わせると3000トン級だけで20数隻建造している。

 

海保も、救難強化巡視船を10隻くらい建造しましょうよ。ヘリも付けて。 

 

しきしま型巡視船 - Wikipedia
いず (巡視船・2代) - Wikipedia
おじか型巡視船 (2代) - Wikipedia
第三管区海上保安本部 - Wikipedia

1/700 海上保安庁 巡視船 PL-31 いず エッチングパーツ付 (J53E)

1/700 海上保安庁 巡視船 PL-31 いず エッチングパーツ付 (J53E)