Mystery Zika case in Utah may have been spread via tears or sweat https://t.co/gMPrH2rTzC
— The Guardian (@guardian) 2016年9月29日
アメリカ合衆国ユタ州で、ジカ熱のウイルス感染症が原因と考えられる、男性の高齢者の死亡例が確認された。
米のジカウイルス感染症死亡第一例は、本当にジカウイルスに殺されてた報告(nejm) - 新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~
ジカ熱のウイルス感染症というと、女性の妊婦の感染と生まれてくる子供が小頭症となるリスクがある事がよく知られている。ギラン・バレー症候群を発症した例も報告されている。さらに、男性が感染した場合であっても、劇症となり死亡してしまう可能性も出てきた。
話はそれだけでは終わらない。
この患者の38才の息子も、感染経路が不明の、ジカ熱のウイルス感染が確認されている。
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最初の感染者は、メキシコから米国のユタ州ソルトレーク・シティに2003年に移住した73才男性。症状が出る8日前までメキシコへ、3週間の旅行をしていてその時に蚊にさされていたそうだ。
この患者の息子(38)にはジカ熱の流行地域への渡航歴は無く、渡航歴のある人との性的接触もなかったことから、感染経路が分からず “ミステリー”と言われていた。9月28日付けのニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン(NEJM)誌の論文によると、感染者の涙や汗から感染した可能性があるそうだ。
息子(38)は、父親の入院中の介護の時に手袋はつけておらず、血液や体液と接触はなかったが、患者の涙をぬぐったことがあった。
医療従事者の二次感染はない。
Fatal Zika Virus Infection with Secondary Nonsexual Transmission - NEJM
Mystery Zika case in Utah was likely spread through sweat or tears - The Washington Post
Mystery Zika case in Utah may have been spread via tears or sweat - The Guardian