(Photo by Sanofi Pasteur)(画像はイメージです。タイ、バンコクでのデング熱予防の蚊対策の様子)
台湾で10例目となるジカ熱のウイルスの感染者が確認された。桃園市の50才台女性で、マレーシア旅行から帰国した後に発症。マレーシアで感染したと考えられる。衛生福利部疾病管制署(台湾CDC)が9日発表した。
國內出現第10例境外移入茲卡確定病例,請民眾提高警覺,離開流行地區應落實防蚊措施及「1+6原則」 - 衛生福利部疾病管制署
雙位數了!桃園50歲女成第10例茲卡境外移入確診 - 自由時報電子報
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台湾CDCによると、新たなジカ熱のウイルス感染者は、台湾北部の桃園市の50才台の女性。先月23日から27日まで、マレーシアへの旅行ツアーに参加していた。今月5日に頭痛、一部の発疹、皮膚の痛み等の症状があったが病院には行かなかった。全身に発疹が現れてから受診し、9日にジカ熱のウイルス感染が確認された。
潜伏期間から、マレーシアで感染したと考えられる。
患者はすでに退院し、ジカ熱の拡大防止のための「1+6原則」(1ヶ月の採血禁止と6ヶ月の安全な性行為。女性は妊娠を最低6ヶ月避ける)のもと、自宅で10月16日まで蚊との接触を避けて隔離されている。同居する家族4人に症状は無い。
マレーシアへ、同じツアー旅行客71人は健康状況を追跡調査するともに、蚊に刺されない対策3週間と「1+6原則」に基づく対応を求めた。
台湾で確認された、ジカ熱のウイルスの感染者10例はすべて輸入例(タイ2例、ベトナム2例、インドネシア、シンガポールとマレーシア。西インド諸島のセントルシア、セントビンセント・グレナディーン。米国フロリダ州マイアミ市)。
マレーシアでは今年9月以降、ジカ熱患者は累積7人、うち妊婦2人が発表されている。患者は、東北部のサラワク州とサバ州、シンガポールに隣接するジョホールバル市に分布している。
2016年10月07日更新 ジカウイルス感染症の発生状況 (更新34)|厚生労働省検疫所 FORTH)
ジカウイルス感染症に関するQ&Aについて |厚生労働省
米国疾病対策センター(米国CDC)は9月下旬、東南アジアの11カ国(ブルネイ、ミャンマー(ビルマ)、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、モルディブ、フィリピン、タイ、東ティモール、ベトナム)でのジカ熱のウイルス感染リスクが高まっているとして、特に妊娠している女性の不要不急の渡航は延期を検討するべきだと奨めている。
米CDC、ジカ熱リスクで東南アジア11カ国への妊婦渡航回避勧告 | ロイター