（wikimedia commons）
韓国の文在寅（ムン・ジェイン、문재인）政権は５日、政府組織再編計画を発表し、フェリー「セウォル号」沈没事故をきっかけに発足した国民安全処は２年半で解体されることとなった。安全政策や災害管理機能は行政自治部（行政安全部と改名される）に吸収され、消防機能は行政安全部の外庁の消防庁に分離される。
海上での警備・安全・汚染防除・海上事件の捜査の機能等は、海洋水産部の外庁の海洋警察庁として独立することとなった。警察庁に移管されていた海上での捜査・情報機能も正常化して、海洋捜査局と海洋情報総合センターが新設されるという事前報道もある（未確定）。
その一方で、海洋産業の管理・育成を管轄する海洋水産部の外庁ではなく、行政安全部（行政自治部）の外庁となった方が良かったという、海洋警察の関係者の声も伝えられている。
Ads by Google
海洋警察庁は、2014年のセウォル号沈没事故での救助活動の初動の失敗、不手際の責任をとらされる形で同11月に解体され、国民安全処 海洋警備安全本部として格下げて再編された。
しかし、海洋警察庁の解体には当初から疑問の声は大きくあり、朴槿恵大統領（当時）が青瓦台の主席級幹部にも相談せずに独断で決定したと言われてきた。
近年は、中国漁船の違法操業と、取り締まりに対する暴力的な抵抗が激しくなってきていて、海上での治安維持や領海警備などの任務を行う海洋警察の強化が求められてきた。
今年4月には、北方限界線（NLL）近くで増加している中国漁船の違法操業への取り締まりを強化するため、西海５島特別警備団を中部海洋警備安全本部に新設した。
大統領選挙では、候補者５人全員が海洋警察庁の復活を公約に掲げていたので、"復活"は予想通りの結果と言える。しかし、以前の名前と体制に戻るだけでは、国民の見る目は変わりにくい。海洋警察の関係者は「生まれ変わった姿を見せなければならない」とも話している。
韓国、海洋警察、西海５島特別警備団、発足 NLL近くの中国漁船の違法操業取り締まりを強化 - pelicanmemo
【韓国新政権】雇用拡大へ補正予算 起業支援、海洋警察復活も - 産経ニュース
세월호 참사로 탄생한 안전처 2년 반만에 간판 내려 | JTBC 뉴스（セウォル号惨事で誕生した国民安全処、2年半ぶりに看板下ろす）
[정부조직개편] 해체 2년 반 만에 부활하는 해경청（解体2年半ぶりに復活する海洋警察庁）
해양경찰청 3년만에 부활…인천 시민·정치권 ‘본부 위치는 인천으로’ 한 목소리 – 경인방송（海洋警察庁3年ぶりに復活・・・仁川市の市民・政界「本部は仁川に」）
희비 엇갈린 안전처…소방·해경 '만족'-방재조직 '침통'（悲喜交交の国民安全処・・・消防・海洋警察「満足」、防災「沈痛」）
[서울신문] [정부조직 개편] 2년 6개월 만에 간판 내린 안전처 ‘충격’…폐지설 돌던 미래부, 조직 유지에 ‘안도’（2年6ヶ月ぶりに看板下ろした国民安全処は「衝撃」・・・廃止説が転回した未来部、組織維持に「安堵」）
海洋警察庁 - Wikipedia
대한민국 해양경찰청 - 위키백과（海洋警察庁 - wikipedia）
대한민국 해양경찰청 - 나무위키（海洋警察庁 - wikitree）
해양경비안전본부 - 위키백과（海洋警備安全本部 - wikipedia）
해경·소방본부 국민안전처서 독립…소방관 국가직 전환추진 - 아시아경제（海上警察本部・消防本部、国民安全処から独立・・・消防士の国家職への転換を推進）
해체 2년반 만에 '부활' 준비하는 해경…설렘·긴장 교차（解体から２年半ぶりの「復活」を準備する海洋警察・・・期待と緊張）
[단독] "朴 전 대통령, 靑 참모들과 상의 없이 해경 해체"（朴槿恵前大統領、青瓦台の参謀達と相談せずに海洋警察を解体）
