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AnkerのUSB急速充電器、新旧を測定して比較 | 4年前購入の25W5ポート「Desktop Charger (E150)」トラブルと、新しい60W6ポート「PowerPort+ 6」

先日、朝、起きたらスマホが起動しなくなっていた。😱

充電していたはずなのにバッテリー切れ・・・😱😱

「スマホ買い替えか…」「いまの時期に予定外の諭吉さんの出費かよ…」と落ち込みながら、よくよく調べてみたら、原因は4年前から使ってきたUSB急速充電器の故障で、ポートの1つからの給電がダメになっていました。

新しく、同じメーカーのUSB急速充電器を購入し、USB電流電圧チェッカーで調べて比べてみたので、ちょっとメモ。

 

旧い、USB急速充電器はAnkerの25W5ポート「Desktop Charger (E150)」(販売終了)
新しいUSB急速充電器はAnkerの60W6ポート「PowerPort+ 6 with Quick Charge 3.0」。

充電中のUSB電流・電圧の測定は、COOWOOの「USB電流電圧テスター チェッカー(QC3.0/QC2.0/MTK-PE トリガー メーター)」、ケーブルはオウルテックの「充電データ転送 ライトニングケーブル(Apple認証)(20cm)」(販売終了)を使用。

 

旧い方のUSB急速充電器、25W5ポート「Desktop Charger (E150)」は販売終了した製品です。現在の後継機種は40W5ポート(Quick Charge 3.0 ポートは無い)の、「[au+1 collection] 5ポートUSBチャージャー」か「PowerPort 5」となっています。

 

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次の写真の、上の白いのが旧い方「Desktop Charger (E150)」(販売終了)。ポートごとに最大電流が違うのでテプラを貼っています。
下の黒いのが新しい「PowerPort+ 6 with Quick Charge 3.0」。一番上が"Qualcomm Quick Charge 3.0"ポート。他の5つのポートはどれも最大2.4Aで、Anker独自の充電技術PowerIQとVoltageBoostを搭載しています。

長さや厚さはほぼ同じで、6ポートの製品はポート1つとちょっと分だけ大きい。

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旧い「Desktop Charger (E150)」(販売終了)は、使い始めた夜から、充電していると"ジジジ…" というわずかなノイズが、本体に耳を近づけると聞こえていました(初期不良だったのかどうかは分かりません)
新しい「PowerPort+ 6 with Quick Charge 3.0」は、今のところ気になるノイズはなく、とても静かです。

新しく買って、使ってみて、測定してみて、USB急速充電器は、旧い製品を使い続けるよりも買い替えて良かったと実感しました。

 

iPad mini (バッテリー残量は80%ほど)に繋いで、充電の電圧・電流を測定してみましょう。

 

旧い方、4年前に購入したAnker製の25W5ポート「Desktop Charger (E150)」(製造終了)
ポートごとに最大電流が違うので、普段は、それぞれのデバイス専用のケーブルを繋いで充電をしていた。

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上から2つ目のポート(最大1.3A)の電流値が 0.47A で、充分に給電されていないことが分かります。スマホへの充電ケーブルはここにつないでいた。

もし突然、スマホが充電されなくなったら、スマホの故障を考える前に、USB充電器の故障を疑ってみるのがよさそうです。他のポートは80〜90%で充電出来ているので、充電器まるごとダメになったわけではないらしい。

 

次に、新しく買ったAnker製「PowerPort+ 6 with Quick Charge 3.0」。

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2番目から6番目までのポートは、どれもほぼ同じ電流値。当たり前といえば当たり前で、初期不良には中たらなかったようだ。(旧い25W5ポートUSB急速充電器の方は、購入直後の測定はしていません)

 

その一方で、一番上のポートは "Quick Charge 3.0"充電ポートで、今回繋いで試してみたiPad mini や、iPad, iPhoneは、"Quick Charge 3.0 (QC3)"には対応していません。

QC3対応充電器を使うと、iPhone などの充電がうまく出来ない、時間がすごくかかるといったネット上のコメントやレビューを見かけます。実際に測定すると、充電出来るだけの電流値は出ていません。

そういうことだそうです。

正直、デバイスがQC3に対応していないと、ここまで落ちるとは思わなかった。測定してみるものですね。

 

このAnkerや他のメーカーから、充電時間が短くなるという宣伝で、"Quick Charge 3.0 (QC3)"ポートが1つ〜複数ついた急速充電器が販売されています。

まず、使っているデバイスがQC3に対応しているかどうか確かめて、製品を選ぶべきでしょう。

 

この60W6ポートのUSB急速充電器を使い始めて、何がうれしいといえば、どのポートにどのデバイスを繋ぐとか考えなくていい(QC3ポートは選ぶ)というのが、何よりうれしい。買い替えた甲斐がありました。😊

 

今のところQC3はいらないという人は、Ankerなら、60W6ポート「PowerPort 6」USB急速充電器でしょう。

 QC3ポートはいらない、全てのポートで最大2.4Aはいらない、最大2.4Aは半分の3ポートで良いから安い方がいいという人は、30W6ポート「PowerPort 6 Lite」USB急速充電器がよさそうです。2000円ほどです。

 

ブログの中の人的には、USB電圧電流チェッカーが楽しい(笑)

Lightning-USBケーブルを、長さ90cmの通常ケーブルと、オウルテックの短い20cmケーブルで比較してみたところ、短い方が電流値が高かった。

短い時間で充電出来るので、モバイルバッテリーからの充電対応に、カバンに短いのが一本あるとよさそうです。