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海外の話が多め。近頃は中国が多め(中国海警局・中国海監、深海潜水艇、感染症など)。

下戸の分布図(アルコールを分解できない遺伝子を持つ人の分布図)、元ネタを調べてみた。 中国南部に多いがルーツは別か

下戸さんの分布図が面白い「だからバンコクの飲酒率低いのか」「確かに広東の人はお茶で商談する」など納得の声多数 - Togetter

アルコールを分解出来ない酵素の遺伝子を持っている人の分布図が少し話題です。

気になったので元ネタを調べてみました。 

 

元ネタは、アセトアルデヒド脱水素酵素 (ALDH)の変異型についての、2009年の研究のようです。

Li H, Borinskaya S, Yoshimura K, Kal’ina N, Marusin A, Stepanov VA, et al. Refined geographic distribution of the oriental ALDH2*504Lys (nee 487Lys) variant. Ann Hum Genet 2009;73:335–345.

Refined geographic distribution of the oriental ALDH2*504Lys (nee 487Lys) variant. - PubMed - NCBI

 

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ヒトがもつアセトアルデヒド脱水素酵素 (ALDH)のなかの、突然変異で分解能力が低下したD型(ALDH2*2)のうち、ALDH2 (504Lys)を持つ人の分布図。

東南アジア、中国で最も頻度が高い。放射状に減少して、中国、日本、韓国、モンゴル、インドシナのほとんどの地域で発生しています。世界の他の地域では基本的に存在しません。

福建省に分布する漢民族のひとつ“客家”や“閩南”で頻度が高く、福建省龍岩市長汀県の客家で最も高い40.9%。しかし、中国南部の先住民(ミャオ・ヤオ語族など)での頻度は低いため、中国南部が起源とは言えません。

客家は、黄河中下流域(中原)〜東北部から、南部に徐々に移住した。閩南は、いまの河南・洛陽(いまの河南省)から、福建省を中心に徐々に移住した。
古代中国に、黄河中下流域から移住した漢民族がルーツと考えられる、と結論付けています。戦争による難民の移住かもしれません。

 

日本の本州では30%程度、沖縄や北海道では10%程度なので、これも人口移動と関係すると考えられます。弥生時代の早期の日本列島へのひとの移動によってもたらされたようです。

酒の強さは遺伝子で決まる 原田 勝二 氏

客家 - Wikipedia
ビン南民系 - Wikipedia
 

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