このサインはどっかのレストランかバーの女子トイレに貼ってあったらしい。AngelShotは恐らくメニューにはないカクテルで暗号の役割を果たす。この様に自衛を丸投げするのでなく周囲が助ける(その意思を見せる)という環境こそが最大の防犯であり女性が安心して過ごせる社会づくりに繋がる。 pic.twitter.com/Mcp6V1lp0r
— 彼岸 (@cfpyb315) 2017年6月7日
レストランかバーの女子トイレに貼ってあるというポスターが少し話題です。
日本の国会や政治について調べていて、こういう話題が目に入るというのは正直どうかしていると思うけど、気になったので調べてみた。
(追記:冒頭の引用したツイートは、アカウントが凍結されたため画像が表示されていません)
元は、米国フロリダ州にある、ポルトガル料理のフュージョン・レストラン「Iberian Rooster」(地下のジャズ・バーの方でしょう)のスタッフが、インストグラムに投稿した画像で、それに日本語訳を書き加えたもの。
Iberian Rooster - Iberian Rooster
地元紙のTampa Bay Times が記事にしてしました。
St. Petersburg restaurant wants to help women escape bad dates | Tampa Bay Times
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記事によると、SNSで「バーに入ったら "アンジェラ(Angela)を呼んで"」という張り紙の画像を見かけ、ここからインスピレーションを得て"Angel Shot" と注文のバリエーションを考えたそうです。
i saw this in a toilet and thought it was important and should be a thing everywhere not just lincolnshire !!!! pic.twitter.com/oO45I7gaJL
— strawberry girl (@iizzzzzi) 2016年10月18日
"アンジェラ(Angela)"の方は、英国のイングランド東部リンカンシャーで設立されたNGO「Lincolnshire Rape Crisis (LRC)」センターが地元のパブと協力して、2016年10月に始めた"NO MORE"キャンペーン。
'Ask for Angela' campaign gets global attention - BBC News
Lincoln 'ask for Angela' scheme helps people who feel unsafe on dates | Metro News
スタッフへの対応のアドバイスも公開されていて、ファイルのダウンロードも出来ます。
No More campaign | Lincolnshire County Council
Lincolnshire Rape Crisis :: A specialist support service for women and girls in Lincolnshire
facebook, Twitter
米国フロリダの"Angel Shot"の方について、日本ではネットメディア「TABI LABO」が記事にしていました。
ちなみに、これはこのBARが独自に決めている合言葉なので、他のBARでは使えないのでご注意を。あまり評判が広がりすぎると意味がなくなってしまうのですが、こうした工夫で危険に巻き込まれる女性が少しでも減少するといいですよね。
Tampa Bay Times紙の記事によると、これまでに(取材時までに)に "Angel Shot"の注文は受けていないそうです。
St. Petersburg restaurant wants to help women escape bad dates | Tampa Bay Times
Ordering An Angel Shot At The Bar Could Save Your Life