(via. Rappler)
フィリピン南部、ミンダナオ島のマラウィ市で、自称「イスラム国(IS, ISIS, ISIL)」(以下、ダーイシュ(IS))と関係があると言われるイスラム過激派武装組織による一部地域の占拠と、フィリピン軍との戦闘が続いている。
武装勢力が弱っているという発表や報道もあるが、長期化している。6月23日で、襲撃から1ヶ月が経過した。
現地ニュースをチェックしていると、時々"変な装甲車" を見かける。
シリアやイラク北部では、米軍のハンヴィー(HMMWV)や装甲車、自動車爆弾に使われるトラックや乗用車は、車体に鉄板やフェンスを溶接するなど改造・強化され、報道動画で当たり前のように目にするようになった。
一方、東南アジア、フィリピンのミンダナオ島では、フィリピン軍は、木製の防弾・防爆装甲で兵員輸送車を強化した。
Ads by Google
(via. Rappler)
フィリピンのソーシャルニュース "Rappler"によると、フィリピン軍と警察によるマラウィ合同部隊(Joint Task Force Marawi)の報道官Jo-ar Herrera中佐は「戦場で、有効であることが証明されている」と話している。この日曜大工で作ったような木製の装甲が、ロケット弾の直撃を何度か凌いだようだ。
Lieutenant Colonel Jo-ar Herrera, spokesman of the Joint Task Force Marawi, said they have proven effective in the battlefield.
車体から少し離してカバーすることが重要。
この記事の車両は、英国GKN社の「GKN Simba」装甲兵員輸送車だろう(他に、米国キャデラック・ゲージ社「V-150 Commando」装甲車も改造されていた)。
兵士達は、この装甲板に落書きをしたり、ボンネットマスコットを付けたりと、独特のユーモア感覚を表現している。前線の戦場へ向かう緊張も和らげられるのだろう。
(via. Rappler)
Marawi tanks with graffiti are talk of the town - Rappler
These ISIS-Fighting Philippine Tanks Are Clad in DIY Wooden "Armor"
Why Iraqi and Syrian Tanks Are Wearing This Weird MacGyvered Armor