(SBS)
韓国北西部・仁川沖の黄海で、10月7日、違法操業の中国漁船を取り締まっていた仁川海洋警備安全本部の警備艇(警備艦「太平洋3005」搭載艇)が、漁船の体当たりを受けて沈没した。
幸い死者は出なかったが、中国漁船が体当たりをし沈没させたのは初めて。韓国政府は違法操業の漁船の暴力的な妨害に対して、警備艦に搭載しているバルカン砲など(40mm艦砲、20mmバルカン砲、M60機銃など)の発砲や体当たりなどの対応を取ることを決定した。
これに対して、中国外交部の報道官は12日の定例記者会見で、むしろ韓国の方が悪いと言うような居直ったコメントをし、人民日報系の政府機関紙の環球時報は(機関砲の発砲とは)「韓国政府は狂ったか?」「国全体の民族主義集団発作」と書いた社説を発表した。
中国の、韓国へのTHAAD配備などへの反発もあり、韓国・中国の外交の雰囲気が一気に悪くなっていた。日本語のニュースでも、ネットでもたびたび取り上げられていたので、ご存知の方も多いことだろう。
韓国政府 中国大使館に抗議=違法漁船の衝突で警備艇沈没(10/9|聯合ニュース)
あらためて遺憾表明 中国漁船による警備艇沈没=韓国(10/10|聯合ニュース)
体当たり・沈没事件から2週間ちょっと、その後どうなったのか?
韓国の海洋警備安全本部(以下、海洋警察)対して中国漁船がなぜここまで攻撃的になったのか?これについて少し、メモとまとめと。
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