(NHK X(twitter)より)
4月12日、午前10時半ごろ、中国海警局の船4隻が尖閣諸島の南小島と大正島の沖合で相次いで日本の領海に侵入した。4隻はおよそ2時間にわたって領海内を航行したあと、いずれも午後0時半ごろまでに領海を出た。
中国海警局は公式サイトと微博SNSで、一方的に主張している”パトロール”の公式発表を行った。
(中国海警局より)
一方、前回(4月5日〜6日)と前々回(3月28日〜30日)の領海侵入の事案では、中国海警局は公式サイトや微博SNSで公式発表は行わなかった。それらの時は、日本漁船の動きに合わせて中国海警局の船が尖閣諸島の領海に侵入をしていた。
【中国海警局】 尖閣諸島の領海で日本漁船1隻が操業(4月5日~6日)、今回も中国側の公式発表なし。 - pelicanmemo (2024-04-07)
【中国海警局】 尖閣諸島の領海で日本漁船2隻が操業(3月28日~30日)、中国側の公式発表なし。 - pelicanmemo (2024-04-02)
今回(4月12日)、中国海警局の船が日本漁船を追尾したという発表は、海上保安庁からも中国海警局からも行われていない。
いまのところ、中国海警局は尖閣諸島の沖での領海侵入と航行に関する公式発表を、2023年2月以前の対応に戻した可能性が高そうに感じられる。
むしろ、2023年の中国海警局による公式発表や報道官の声明が、一方的にエスカレーション・リスクを高める異常な対応だった。
さて、何がおこってるんでしょうね?🙂
今年(2024年)4月末、石垣市は東海大学の協力による、尖閣諸島と周辺の現地調査を民間のチャーター船を使って行われる予定だ。その時に、中国海警局がどのような対応をしてどういう発表をおこなうのか注目される。
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石垣市は東海大学の協力を得て、今年も、尖閣諸島と周辺の現地調査を民間のチャーター船を使って行う。
現在、対策室で準備を進めているのが尖閣周辺の現地調査。過去2回と同様に東海大の協力を得て、民間のチャーター船で尖閣周辺海域へ向かう。関係者によると、日程は今月25日ごろを軸に調整している。
昨年は魚釣島の南側を調査したが、今回は北側をドローンで調査する予定で、ヤギによる植生の食害など、島で進んでいると言われる環境破壊の実態に迫れる可能性がある。尖閣諸島対策室が始動 今月下旬に現地調査へ 表示板設置、130年記念行事も 石垣市 | 八重山日報 (2024年4月6日)
沖縄 尖閣沖 領海侵入の中国海警局の船4隻 いずれも領海出る | NHK | 尖閣 (2024年4月12日 15時35分)
2024年4月12日 15時35分
12日午前、沖縄県の尖閣諸島の沖合で日本の領海に侵入した中国海警局の船4隻は、いずれも午後0時半ごろまでに領海を出ました。海上保安本部は再び領海に入らないよう警告と監視を続けています。
第11管区海上保安本部によりますと、12日午前10時半ごろ中国海警局の船4隻が尖閣諸島の南小島と大正島の沖合で相次いで日本の領海に侵入しました。
4隻はおよそ2時間にわたって領海内を航行したあと、いずれも午後0時半ごろまでに領海を出ました。海上保安本部は再び領海に入らないよう警告と監視を続けています。
尖閣諸島の沖合で中国海警局の船が日本の領海に侵入するのが確認されたのは、今月6日以来で、ことしに入って10件目です。
中国海警舰艇编队4月12日在我钓鱼岛领海巡航 - 维权执法 - 中国海警局 (2024-04-12 10:00:00)
#中国海警舰艇编队4月12日在 ... 来自中国海警 - 微博
中国船4隻が領海侵入 尖閣周辺、今年10日目 | 八重山日報 (2024/4/13)
第十一管区海上保安本部によると、12日午前10時半ごろ、石垣市の尖閣諸島周辺の領海に中国海警局の艦船4隻が相次ぎ侵入した。海保の巡視船が領海からの退去を要求し、進路規制を実施。4隻は午後0時20分ごろから順次、領海から出た。中国船による領海侵入は今月6日以来で、今年10日目。
4隻は「海警2502」「海警2302」「海警2102」と、機関砲らしきものを搭載した「海警2202」。同日午後3時現在、接続水域を航行している。
接続水域を含め、尖閣周辺で中国船が航行するのは113日連続。
--(追記ここまで)------------------
【中国海警局】 尖閣諸島の領海で日本漁船1隻が操業(4月5日~6日)、今回も中国側の公式発表なし。 - pelicanmemo (2024-04-07)
【中国海警局】 尖閣諸島の領海で日本漁船2隻が操業(3月28日~30日)、中国側の公式発表なし。 - pelicanmemo (2024-04-02)
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