(环球网)
米国沿岸警備隊と中国海警局による、 2016年の北太平洋の公海での合同漁業パトロール活動が行われた。
7月からの34日間、7000海里の公海パトロールでは、中国海警局は漁政型3000トン級の2隻、「海警1303」(北海分局)と「海警2302」(東海分局)を派遣し、米国沿岸警備隊の「USCGC Mellon (WHEC-717)」と共同パトロールを行った。
中美海警2016年度北太平洋公海联合巡航执法圆满结束 - 环球网
Ads by Google
(环球网)
(後ろの赤いヘリは、米国沿岸警備隊の巡視船搭載ヘリ。)
米中の合同漁業パトロールは1993年から毎年行われ、中国は漁業当局の漁業法執行員を米国の巡視船に同乗させている。2002年から法執行船を毎年派遣し、中国海警局が正式発足してからは大型の海警船を派遣している。
これまでに中国から、法執行員103人・法執行船24隻が派遣された。
中国海警局の発足以前から、黄海での中国と韓国との合同漁業取締活動や訓練など、外国との共同任務は行われている。
それでも2016年になってから、ロシア・ウラジオストクで行われた北太平洋海上保安フォーラム(NPCGF (North Pacific Coast Guard Forum))への3000トン級「海警2301」の派遣、韓国・済州島への「海警21115」(遼寧省)による外国へのはじめての公式訪問と、海外への派遣任務が活発になってきたようだ。
北太平洋海上保安フォーラム(2016)、ロシア・ウラジオストクで開催 海上テロ対策・多目的訓練を実施 - pelicanmemo
8月26日には、ベトナム沿岸警備隊のグエン・クアン・ダム(Nguyen Quang Dam、阮光淡)司令官が北京を訪問し、中国海警局の孟宏偉(孟宏伟)局長との第一回会談を行っている。案外、インドネシアやマレーシアに対しても、対話の打診をしているのではないだろうか。
南シナ海や東シナ海・・・、東アジアや北西太平洋の海での中国海警局の存在感はこれからも否が応でも高まっていくだろう。
中国海警局 カテゴリーの記事一覧 - pelicanmemo