pelicanmemo

海外の話が多め。近頃は中国が多め(中国海警局・中国海監、深海潜水艇、感染症など)。

『第四極』読了。 中国の7000m級有人深海潜水艇「蛟竜」号、研究開発・深海挑戦記。(1/2)

20160912051743

『第四極 ー 中国「蛟竜」号深海挑戦記』(『第四极 — 中国“蛟龙号”挑战深海)』)、読了。

 

2012年6月27日、中国の7000m級有人深海潜水艇「蛟竜(蛟龙)」号が、マリアナ海溝で、潜水深度7,062mへの到達に成功した。日本の「しんかい6500」が1989年に達成した6,527mの記録を抜き、世界記録が更新された。 

本書『第四極』は、中国が自主設計・自主統合開発した有人深海潜水艇の、計画と研究・開発、最初の潜水試験から、南シナ海での水深3000m、北東太平洋での水深5000m、そしてマリアナ海溝での水深7000mを越えた世界記録まで、10年間の深海への挑戦の日々を記したノンフィクションである。

 

「第四極」とは、北極と南極を第一と二極、世界最高峰エベレストの山頂を第三極、そして地球上の四つ目の極限環境である深海底の最深部を第四極としている。

 

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【H7N9鳥インフル】 中国の今シーズンの流行は、昨年以上の高まりか?

Bird Flu 3(photo by Charles Hutchins)

中国疾病予防コントロールセンター(中国疾病预防控制中心)によると、中国では10月からH7N9鳥インフルエンザのシーズンに入り、特に12月になってから、一部地域で明らかに感染例が増えている。

会議では、今年の流行は例年以上に高まり、一部地域では例年同時期と比べてより高くなる可能性が指摘されたそうだ。中国共産党中央委員会の直属の科学教育紙、12月27日付けの光明日報が伝えた。

我国H7N9疫情上升高于往年 - 光明日报
我国H7N9疫情上升高于往年 - 新华网

 

シーズンに入ってから頻繁に報道と発表をチェックしていると、確かに12月中旬から、立て続けにA/H7N9鳥インフルエンザ(以下、H7N9鳥インフル、またはH7N9鳥フル)のヒト感染例が発表されている。

 

ーー(追記:2017/1/10)ーーーーーー

【H7N9鳥インフル】 中国、江蘇省で感染者が急増 蘇州市で都市部の家禽取引を禁止 - pelicanmemo(2017-01-10) 

ーー(追記ここまで)ーーーーーーー

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【中国海警局】 もと3000トン級海警船、海洋調査船へ転換 「海測3301(もと海警3383)」「向陽紅19(もと海警2350)」 

20161220054941(微信)

中国、国家海洋局の海洋調査船「海測3301」が、インド洋の海洋調査航海を行った。

3000㌧級海洋調査船「海測3301(海测3301(HAI SE 3301))」は、国家海洋局の、南シナ海を管轄する南海分局(第八支隊)に所属する海洋調査船。もと「海警3383」。中国海警局が正式に発足する前は、中国海監・南海総隊の、旗船「海監83(海监83)」だった船だ。

中国海警局の特徴である、船首舷側の赤色と青色の5本線マークは無くなり、ブリッジの前面のエンブレムも見当たらない。

 

国家海洋局/中国海警局は、近年、新造の3000㌧級以上の大型海警船を増やしている。一方、昨年度後半から、一部の船で、船名を「海警 xxxx」から変えて大型海洋調査船として運用をはじめている。これについて少し。

 

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【動画】 『米中もし戦わば 戦争の地政学』 解説・ドキュメンタリー映像 ピーター・ナヴァロ

米中もし戦わば 戦争の地政学 (文春e-book)

米中もし戦わば 戦争の地政学 (文春e-book)

 

米国の、ドナルド・トランプ(Donald John Trump)時期大統領は、新設する国家通商会議(National Trade Council, NTC)のトップに、対中強硬派と言われるピーター・ナヴァロ(Peter Navarro)氏を指名した。

トランプ次期米大統領は21日、ホワイトハウスに国家通商会議(NTC)を新設し、統括役となる大統領補佐官・通商産業政策部長にカリフォルニア大のピーター・ナバロ教授(67)を指名すると発表した。ナバロ氏は対中強硬派として知られ、米国と中国の貿易摩擦が激化する恐れがある。 

トップに対中強硬派=国家通商会議を新設-トランプ氏:時事ドットコム

米次期政権が「国家通商会議」 トップに対中強硬派 :日本経済新聞

トランプ氏、国家通商会議を新設 責任者に対中強硬派ナバロ氏 | ロイター

 

ナヴァロ氏の著書『Crouching Tiger: What China's Militarism Means for the World』の邦訳『米中もし戦わば 戦争の地政学』(翻訳:赤根洋子、解説:飯田将史(防衛省防衛研究所 地域研究部 中国研究室 主任研究官))では、中国の軍事を中心に脅威の解説と、それに対して米国が取り得る戦略について詳しく"推理"している(前書きに「地政学的推理小説」と)

まず、歴史的に既成の大国と、台頭する新興国が戦争にいたる確率は70%(1500年以降。15例中11例)とはじまり驚かされる(納得もした)。 

 

日本を取り巻くいまの情勢と、米国の、1月20日に就任式を控えたトランプ次期大統領の政権の戦略の方向性を考える上で、年末年始の読書に適する一冊だろう。

 

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