『第四極 ー 中国「蛟竜」号深海挑戦記』(『第四极 — 中国“蛟龙号”挑战深海)』)、読了。
2012年6月27日、中国の7000m級有人深海潜水艇「蛟竜(蛟龙)」号が、マリアナ海溝で、潜水深度7,062mへの到達に成功した。日本の「しんかい6500」が1989年に達成した6,527mの記録を抜き、世界記録が更新された。
本書『第四極』は、中国が自主設計・自主統合開発した有人深海潜水艇の、計画と研究・開発、最初の潜水試験から、南シナ海での水深3000m、北東太平洋での水深5000m、そしてマリアナ海溝での水深7000mを越えた世界記録まで、10年間の深海への挑戦の日々を記したノンフィクションである。
「第四極」とは、北極と南極を第一と二極、世界最高峰エベレストの山頂を第三極、そして地球上の四つ目の極限環境である深海底の最深部を第四極としている。
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