今日(10月13日)は「国際防災の日(International Day for Disaster Reduction)」です。国連事務総長からのメッセージが公開されていました。
国際防災の日(10月13日)事務総長メッセージ | 国連広報センター
そういえば、「国際防災の日(国際防災デー)」というと未だに、"10月第二水曜日"という古い情報が拡散しています。
確かに最初は"10月第2水曜日"でしたが、2009年に"10月13日"に変更されました。
“今日は何の日”というような記念日カレンダー・サービス、ソフトの情報や、wikipediaの内容(記事公開日に確認)が更新されていないので、そのまま間違えて覚えている人や、ツイッターなどSNSでカレンダーから自動生成された書き込みを見かけて間違える人もいるのではないでしょうか?
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日本では9月1日が「防災の日」で、その週を「防災週間」として、防災訓練などの活動が行われ報道されるので、10月13日の「国際防災の日」の知名度はあまり高くありません。
国連は、過去20年の間に起きた地震やサイクロンなど自然災害の被害を分析した結果を発表し、合わせて135万人の犠牲者のうちおよそ90%が低所得や中所得の国々に集中していたとして、各国政府に民間の組織とも連携し災害への対策を呼びかけています。
「国際防災の日(International Day for Disaster Reduction)」は、もともとは1990年〜1999年の「国際防災の10年(International Decade for Natural Disaster Reduction, IDNDR)」期間に、10月第二水曜日と指定されていました。
期間が終わった翌年の2001年の国連総会で、災害の防止と軽減、災害に対する備えなど、減災の活動を世界的に広めるため、10月第二水曜を「国際防災の日(International Day for Disaster Reduction)」と決定しました。
変更の経緯はよく分からないのですが、 2009年の国連総会で10月13日と変更されました(決議64/200)。
United Nations Official Document
平成27年版 防災白書|特集 第1章 第1節 1-1 「国際防災の10年」の設立 - 内閣府
International Day for Disaster Reduction, 13 October
International Day for Disaster Reduction - UNISDR