(国家海洋局 (2017/07/25)より)
7月17日と7月25日に、尖閣諸島の魚釣島の沖合いで、中国海警局の公船4隻が日本の領海に侵入した。中国の国家海洋局の発表によると4隻は「海警2308」「海警2306」「海警2113」「海警2106」(船名の順番は、国家海洋局の発表に合わせて書いた)。
中国海警局船4隻 尖閣沖の領海に侵入 | NHKニュース (2017/07/25)
この順番に違和感を感じた。「海警2306」よりも「海警2308」を先に書いて発表している。
しばらく様子を見ていたところ、25日の領海侵入でも同じ順番で発表が行われた。
中国海警舰船编队7月25日在我钓鱼岛领海巡航 - 国家海洋局 (2017-07-25)
改めて過去の、尖閣諸島の日本の領海を航行した時の発表を調べてみると、2016年10月18日に同じ2隻が航行し、その時は「海警2306」→「海警2308」の順番だった。その他の同型の3000トン級海警船「海警2305」「海警2307」と一緒に「海警2308」が航行する時も、数字通りの順番だ。
中国海警舰船编队10月18日在我钓鱼岛领海巡航 - 国家海洋局 (2016-10-18)
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普段と違う発表がある時は、少し注意が必要だろう。
運用体制が変わって姉妹船の間の順位が変わったのか、あるいは、誰か普段と違う格上の人物が乗り組んでいるのかもしれない。
この「海警2308」は今年5月18日に、尖閣諸島の領海内で小型無人機(ドローン)を運用し、領空侵犯に相当すると考えられる事例を起こした船だ。
この時は、無人機(ドローン)の飛行に対して、日本の航空自衛隊はF15戦闘機を緊急発進(スクランブル)させている。
また何か撮影でもしているのだろうか?
中国外交部の華春瑩報道官は5月20日の定例記者会見で「あるメディアが船舶の撮影に使用した(你提到的这个无人机是有关媒体进行航拍使用)」と発表した。産経新聞は20日付けの記事で、映像編集のために異例の早期離脱をした可能性について報道している。
2017年5月19日外交部发言人华春莹主持例行记者会 — 中华人民共和国外交部
日本政府は、ドローン飛行は船団が領海に侵入した映像を撮影するのが目的で、1隻は映像編集のために異例の早期離脱をした可能性があると分析。中国メディアを同乗させ、メディア所有のドローンを飛行させたとの見方もある。
尖閣諸島の日本の領海に進入したのは4隻で、うち船上でドローンを飛ばした1隻は接続水域を出た。
— ぺりかんめも (@pelicanmemo) 2017年5月19日
19日に温州沖にいる海警2308と考えられる。
往復入れて2〜3日で、沿岸に戻るのはかなり異例。
中国メディアのクルーが乗り込んでて必要なカットは全て撮影した?のか、呼び戻されたのか?
5月20日深夜には、ほか3隻も沿岸に戻った。
これまでのところ、中国のネットで該当する映像が公開されたという話題は無いようだ。
防衛省・自衛隊:小型無人機(ドローン)らしき物体の領空侵犯について (平成29年5月19日)
中国海警局の4隻 尖閣沖の日本領海に侵入 | NHKニュース (2017/7/17)
中国海警舰船编队10月18日在我钓鱼岛领海巡航 - 国家海洋局 (2016/10/18)
中国海警舰船编队7月17日在我钓鱼岛领海巡航 - 国家海洋局 (2017/07/17)
中国海警舰船编队7月25日在我钓鱼岛领海巡航 - 国家海洋局 (2017-07-25)
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