（via. TJB뉴스 - YouTube）
朝鮮半島情勢を調べていたら、偶然に、韓国国内で唯一「青色の桜」が見られる寺があり、先月末に満開だったというニュースを見かけました。
チョンポッコッ（青桜）を見ましたか？韓国内で唯一、青色の桜が見られる開心寺 :東アジア速報
「青色の桜」って何だ？ 😶
気になったので調べてみました。
「青桜（청벚꽃 (チョンポッコッ)）」があるのは、韓国の忠清南道瑞山市にある開元寺（개심사 (ゲシムサ)、Gaesimsa Temple）。654年建立（*）、1350年再建。
[TJB뉴스]서산 개심사 청벚꽃 만개 - YouTube（西山 開元寺 青桜が満開）
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この桜は「ウコンザクラ（鬱金）」？
次の写真は、日本の独立行政法人、造幣局の「鬱金」桜。（逆光にフラッシュ使ったので白っぽくなってしまった）（管理人撮影。以下も同じ）
「ギョイコウ（御衣黄）」にしては緑色が弱いようです。
次の写真は造幣局の「御衣黄」。（接写は撮影失敗してたので全景で）
開元寺（개심사 (ゲシムサ)）に青桜（청벚꽃）は４本あり、冥府殿の前の桜の写真はちょっと変わっています。
（via. Photo essay :: '청벚꽃' 태그의 글 목록（クリエイティブ・コモンズライセンス））
花弁に緑色の筋が入っています。枝変わり品種（突然変異）？（赤みが少し強いのは花が散る直前だからか）
次の写真は、造幣局の「園里黄桜」（緑黄色の花弁に緑色の筋が入っています。長野県須坂市豊丘梅ノ木地区で発見された、「普賢象」の枝変わり品種）。
この開元寺（개심사 (ゲシムサ)）のフォト記事の桜の写真を見ると、同時期に、赤色がすごい緋桜、白い桜、「関山」や「普賢象」を感じさせる花弁数が多い桜など、多くの品種の桜が咲いています。
韓国に、これだけの「桜」の品種改良の歴史はあるものでしょうか？
開元寺（개심사 (ゲシムサ)）には、1484年に建てられた大雄殿（国宝143号）や開山寺霊山会掛仏幀画（国宝1264号）など国宝６つ、歴史的に貴重な建築物・文化財があります。
その一方で境内の桜は、もしかしたら後年に、日本などから栽培品種が移植されたものかもしれません。
「青桜（청벚꽃 (チョンポッコッ)）」は「青色の桜」ということではなく、希少な桜に、韓国文化で高貴なイメージをもつ「青（청）」の文字を使ったのでしょう（「黄桜（황벚꽃）」という単語もあるけど、ほとんど目にしない）。
韓国人の色彩イメージ その３「青色」 | LOVE SEOUL
향토문화전자대전에 오신 것을 환영합니다.（開元寺 - 郷土文化デジタルライブラリー）
개심사 (서산시) - 위키백과（開元寺 (瑞山市) - Wikipedia韓国語版）
서산 개심사 대웅전 - 위키백과（開元寺大雄殿 - Wikipedia韓国語版）
청벚꽃이 만발한 천년고찰 개심사（청벚꽃が満開 千年古刹 開元寺）
（*）開元寺は、百済の時代の654年に혜감국사（慧鑑国師）が建立したとも言われるが定かではない。
ウコン (サクラ) - Wikipedia
ギョイコウ - Wikipedia
