【アフリカ豚コレラ】ラオスで発生、全国に拡がる（追記あり(11/25)）

20190907224450 (via. OIE)（追記9/7)

国際獣疫事務局(OIE)は、6月20日、ラオスの南部に位置する、サーラワン県で、アフリカ豚コレラが発生したと発表した。17日にラオス農林省畜水産局(DLF)がOIEに報告した。

ラオス人民民主共和国(Lao P.D.R)での、アフリカ豚コレラ(African Swine Fever, ASF)の発生ははじめて。

（追記11/25：ラオスの18の県･都すべてで発生した。）

アフリカ豚コレラ(ASF)が発生したのは、サーラワン (ແຂວງສາລະວັນ)県の中部、トゥムラーン(ເມືອງຕຸ້ມລານ)郡（ムアン）の７つの村で、6月2日から8日にかけて死亡が確認された。

全部で973頭が発症し973頭が死亡、飼育頭数2191頭。
トゥムラーン郡の人口規模は3万人ほどのようだ。
（注：トゥムラーン(ເມືອງຕຸ້ມລານ)郡の英語の綴りは、OIE発表では "Toumlan"、wikipediaでは"Toomlarn"、等）

Laos confirms first cases of African swine fever - OIE - Reuters

Information received on 20/06/2019 from Dr Somphanh Chanphengxay, Director General, Department of Livestock and Fisheries, Ministry of Agriculture and Forestry, Vientiane, Laos - OIE

20190621122836 (via. OIE)

（追記 - 随時：その後の発生情報を、記事末尾に追記しています）

隣国のベトナムでは、今年2月にはじめてASFが発生してから、アフリカ豚コレラ(ASF)の感染拡大が続いており、被害も非常に大きくなっている。
ベトナム農業農村開発部(MARD)によると、病死・殺処分された豚の数は２５０万頭（2,490,449頭）（6月12日発表）におよぶ。これはベトナムの全ての飼育豚の約8%に相当する。

6月18日までに、全国の63省･市（58省・5直轄市）のうち、58の省･市（53省・5直轄市）で発生が確認された。その一方で、15の省では、ASF発生した後の30日間に再発生が起きていないそうだ。（追記：15の省の、〜つの村で再発生が起きていない、でした。誤読でした）

サーラワン県 - Wikipedia | Salavan Province - Wikipedia | ແຂວງສາລະວັນ - ວິກິພີເດຍ (wikipedia)
ラオス - Wikipedia

Department of Livestock and Fisheries (english)（ラオス農林省畜水産局 (DLF) (ກົມລ້ຽງສັດ ແລະ ການປະມົງ )）

アフリカ豚コレラカテゴリーの記事一覧 - pelicanmemo

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－－（追記:7月）－－－－－－－－－－－－－－－－－－

ラオス、ASF、
首都ビエンチャンで、6/23に発生。7/11発表。

> Nasiew, Nasaithong, Vientiane Capital
発症96頭、死亡96頭、殺処分と合わせて110頭。
OIE 発表、https://t.co/dHSmfakTvq
— ぺりかんめも (@pelicanmemo) July 18, 2019

ラオス、ASF、
中南部、サワンナケート県のターパーントーン郡の２つの村で発生。6月上旬に発生し、7月17日にOIE発表。
村の飼育頭数は、655頭と751頭。全て殺処分。

OIE https://t.co/d7B4DSF1IS
— ぺりかんめも (@pelicanmemo) July 19, 2019

ラオス、ASF、
最北部、中国とベトナムとに隣接するポンサーリー県の２つの地区で発生。
４県･市め。

African swine fever cases detected in nornthern Lao province - Xinhua https://t.co/b7cqjGiRB6
— ぺりかんめも (@pelicanmemo) July 25, 2019

－－（追記ここまで）－－－－－－－－－－－－－－－－－－

－－（追記:8月30日）－－－－－－－－－－－－－－－－－－

OIEからの8/27・8/28の発表によると、ラオスの中部〜南部、北部〜北東部の複数の県で発生していた。
報告されたラオスでのASF発生は、6月下旬・7月はじめから8月中旬。ラオス当局もイベントの発生は確認していたが、OIEへの通知は大きく遅れている。

FAOの8月29日発表によると、首都ビエンチャンを含む１８県･郡のうち１３で、94件のASF発生が確認されている。

ラオス、ASF、
OIEによると、中部から南部の17ヶ所で発生。
6778頭が病死および殺処分と。

中部のカムムアン県１、サワンナケート県２、
南部のセーコーン県６、アッタプー県８。https://t.co/iYDrrMX8ad
— ぺりかんめも (@pelicanmemo) August 29, 2019

ラオス、ASF、
北東部のフアパン県の11ヶ所で発生。
2338頭が病死および殺処分と。

フアパン県は、ベトナム北部と国境を接している。https://t.co/htLViC3yus
— ぺりかんめも (@pelicanmemo) August 29, 2019

ラオス、ASF、
ポンサーリー県６、ルアンパバーン県１、ウドムサイ県１１、ルアンナムター県２、
南部のサーラワン県１も入っている。
4039頭が病死・殺処分と。https://t.co/0DKPyDPa5t
— ぺりかんめも (@pelicanmemo) August 29, 2019

ラオス、ASF、
中部のシエンクワーン県で発生。２ヶ所。
263頭が病死・殺処分と。https://t.co/uQ7u8J4x6q
— ぺりかんめも (@pelicanmemo) August 29, 2019

－－（追記ここまで）－－－－－－－－－－－－－－－－－－

－－（追記:10月08日）－－－－－－－－－－－－－－－－－－

首都ヴィエンチャンを含む１８県・都のうち、１５で発生が確認されたようだ。

サイニャブーリー県では地元メディアのASF発生という発表と報道があった。
残り２（ボーケーオ県、ヴィエンカム県）？🤔

ラオス ASF
OIE 10/8発表
8月下旬~9月上旬に追加で発生、
シエンクワーン県２・飼育頭数1850頭、
ボーリカムサイ県１と首都ビエンチャン２・478頭、
アッタプー県２とチャムパーサック県１とセーコーン県１・1514頭。

OIEhttps://t.co/DBKwXfLkMS https://t.co/h1sq8EOl74 https://t.co/7gt5s9xhvu
— ぺりかんめも (@pelicanmemo) October 8, 2019

ラオス、ASF、
北西部、サイニャブーリー県のグン郡の村で発生。9月21-22日発生し40頭が死亡、村の豚すべての154頭が殺処分と。
タイ王国と国境を接する地域。

MGR Online（タイ）
อหิวาต์หมูลามติดชายแดนห้วยโก๋น ลาวสั่งฆ่าหมูติดเชื้อเขตเมืองเงินยกหมู่บ้าน https://t.co/sNBpmQvqEQ
— ぺりかんめも (@pelicanmemo) October 6, 2019

－－（追記ここまで）－－－－－－－－－－－－－－－－－－

－－（追記:11月25日）－－－－－－－－－－－－－－－－－－

（追記が少し遅れた）

FAOの11月07日付け発表によると、18県･首都のすべてで発生した。

FAO ASF situation update - African Swine Fever (ASF) - FAO Emergency Prevention System for Animal Health (EMPRES-AH)

ラオス、ASF
18県･都の全てで発生。
>Since the Ministry of Agriculture and Forestry confirmed the first ASF outbreak in Salavan Province on 20 June 2019, more than 165 ASF outbreaks were reported, in all 18 Provinces / city; 39,000 pigs have died or been destroyed due to the ASF.
— ぺりかんめも (@pelicanmemo) November 12, 2019

－－（追記ここまで）－－－－－－－－－－－－－－－－－－