今月は忙しくてブログ記事を書けていなかったので、この夏にあったことを少し。
MacBookユーザー向きです。
初夏あたりから、MacBookProで異様に発熱が続くようになりました。
シェルを閉じるとディスプレイが消えてスリープに入るはずですが、鞄に入れて持ち歩いていて、取り出そうとすると発熱しっぱなしで熱がこもっている。
デスクに置いて何もせずに置いていても、突然、ファンが激しく回り出すことがある。アクティビティモニタで見てみるとChromeやブラウザのCPU%が150%以上、セキュリティ・ソフトが80%以上を示している。その間のネットワーク送受信は、CPU%ほどは行われていません。
熱暴走こそ起こしていませんが、作業効率が極端に落ちるし機械に良くないので原因の切り分けと対策をしました。
ウェブブラウザは、タスクごとに複数のウィンドウを開き、それぞれ複数のタブで作業していました。それが影響したか?と思ってウィンドウ1〜2枚でタブ数枚にして試してみたけどあまり変化は無かった。
日本のウェブサイトの閲覧だけでなく韓国のサイトを多く開いているときに特に発熱症状が酷かったので、それらを閉じて、Chromeブラウザを終了させてからシェルを閉じると異常な発熱症状は減ります。
日本のサイトでは、よく見ている「乗りものニュース」がとくに酷く、記事1ページがちゃんと表示されるまで数秒から10数秒もかかることもありました。
韓国のサイトを調べる機会が多いのですが、あちこちで似た症状が起きていた。
不思議なことに(苦笑)、中国のサイトを開いていても同じことは起きなかった。
ちょうど中国ECのTemuやSHEINのネット広告が増えて、「Temuの広告ばかり」「広告を消したい」とネットSNSの話題になっていた時期です。「乗りものニュース」はTemuの広告が3枚かそれ以上貼られていたからでしょうか。
Chromeの「設定」・「プライバシーとセキュリティ」・「閲覧履歴データを削除」からすべて削除しても変化はなし。拡張機能をひとつずつアンインストールして検証してみたところ、AdBlockが原因だったと分かった(AdBlockのバージョンはその時の最新バージョン)。
AdBlockがTemuやSHEINなどの広告にうまく対応できていなかった(広告が表示されていた)ので、なにかコンフリクトを起こしていたのでしょう。それをセキュリティ・ソフトが検知して、異常なアクセスとして反応し続けていたのかもしれません。
SNSでのアドバイスをもとに、AdBlockをアンインストールしてuBlock に切り替え、拡張機能を最低限に整理したら再発しなくなりすっきりしました。
ついでに、MacBookProの裏ぶたを開けて内部の掃除もやってしまいましょう。
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今年の夏は猛暑、酷暑になると予報だったので、ついでに、MacBookProの裏ぶたを開けて内部の掃除もやりました。
自分で分解をすると補償対象外になる場合もあるので、補償期間内の方は注意をしてください。
モデルごとに違いはありますが、裏ぶたの開け方はこちらのサイトが参考になりました。
【初めて分解】Macbook Pro 分解掃除で動作がサクサクに!熱の排出を改善する - 8号の日常
パフォーマンスが戻る!冷却ファン清掃をしたMacBookPro | にいさんは321号
MacBook Pro 裏ぶたの外し方解説! ホコリをとったらMacの動作がサクサクに - りんごの学校 - YouTube
MacBookProの裏ぶたの固定には、ネジ穴が星型5角形(花びら型という方が良いと思う)のペンタローブ(Pentalobe)特殊ネジが使われています。
iFixitで調べてみるとうちのMacBookProにはP5 ペンタローブドライバーが必要でした。
手元になかったので、Kingsdun の精密ドライバー3点+静電防止ヘラ1点のセットを購入。
手ごろなお値段でした。
拡大してみましょう。
さらに拡大。
ペンタローブ・ドライバーを、MacBookProのネジ穴に入れるとこんな感じ。
ちゃんと回せましたが、ちょっとゆるめでした。
ここのドライバーの精度には個体差があるかもしれません。
参考サイトで紹介されていたこちらのバキュームリフターを購入。
裏ぶたを少し開いてすき間を作り、三角オープナー、静電防止ヘラ・スパッジャーなどを差し込んですき間を固定します。
すき間に指をかけて、ゆっくりと力を加えて裏ぶたを開くと、「バコッ」と音がしてすき間がさらに開きます。前面側が指1本入るくらい開くので、そこまでで止めます。
(撮影失敗 😞
この後、裏ぶたはMacBookProの前方向にずらす必要があります。
参考にしたサイトでは、バキュームリフターを使ってずらしたり、指で押して引っ張ってずらしています。
iFixitの裏ぶたの交換手順でも、手で引き抜く方法(注:上に持ち上げるのではなく、横にスライドしてください。この作業にはかなりの力が必要です)が紹介されています。
排気口のところに裏ぶたの固定金具があるので、そこに静電防止ヘラなど差し込んで、てこの原理で押したところ固定金具からはずれました。(たまたま?🙄
今回は、こちらの修理キットのプラスチックへら(オレンジ色)を使っています。割り箸でも出来そうな気もします。
この、ファンにこびりついたホコリを、エアダスターで吹き飛ばせばスカッとすると思いますが・・・お勧めしません。
ファンの先にある排気口(つぎの画像の上側)の手前で、ホコリの塊がひっかかりやすくて取り出し難い。結局、ピンセットで引っ張り出さなければならなかった。😓
ファンが回らないように指で抑えて、小さなブラシで少しずつホコリを取りながら、掃除機(卓上用の吸引力の弱いものがおすすめ)で吸い取る方法をお勧めします。
大きなホコリがとれましたので、エアダスターで残ったホコリを吹き飛ばしました。
裏ぶたを閉じて、ネジをもとあった場所に固定すれば終了です。