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海外の話が多め。近頃は中国が多め(中国海警局・中国海監、深海潜水艇、感染症など)。

日中高級事務レベル海洋協議、第17回会議 中国の軍事活動に深刻な懸念を表明

 20241024201526NHKより)

日中高級事務レベル海洋協議・第17回会議が、10月23日に東京都で開催された。

前回(第16回)は、昨年(2023年)10月に中国の江蘇省揚州市で開催された。新型コロナ渦の前や一昨年(2022年)は年2回、日本と中国で持ち回りで開催されていたが今年前半の開催は無かった。

 

日中双方の発表から、福島第一原発のALPS処理水の海洋放出に関する部分が無くなった。

IAEAの枠組みのもとでの追加的なモニタリングの実施を踏まえ、中国が安全基準に合致した日本産水産物の輸入を段階的に再開させることで日中両国が合意したので、”少なくとも今回は”議題からはずれたのだろう。

【詳報】中国 日本産水産物の輸入再開へ 日中両国が合意 東京電力福島第一原発の処理水海洋放出めぐり | NHK (2024年9月20日)

 

機能不全が指摘されているホットラインについて、使用前に毎回当局間で協議をすることが定められている運用規定を変更すべきだが、結果概容のホットラインが関係する項目は、前回(第16回)とまったくと言っていいほど変わっていない。

中国軍機の領空侵犯で日中ホットライン使用せず 形骸化浮き彫り - 産経ニュース (2024/9/4)

 

第17回日中高級事務レベル海洋協議(結果)|外務省

中日举行海洋事务高级别磋商机制第十七轮磋商_中华人民共和国外交部

 

 

前回(第16回)の記事で指摘したように、今回(第17回)も日中双方の発表テキストでの乖離がつよく、内容も薄くなった。今回(第17回)会議は、日本の外務省発表の11項目に対して、中国の外交部発表ではわずか段落4つ。文字数は、日本側の発表は1310文字(参考は含まない)、中国側の発表ではわずか304文字だった。

日中高級事務レベル海洋協議・第17回会議は10月23日の午後4時〜4時半に始まり、午後6時過ぎまでには終わったようだ(*1)。実質的な話し合いの時間は1時間ほどだろう。

今年前半に開催しなかったので、「毎年」開催するという最低限のラインを維持する必要もあったのかもしれない。🤔

 

(*1)北村外務報道官は外務省会見室で行われた15時45分の記者会見で、この後に「日中高級事務レベル海洋協議も開催される予定」と発言している。時事通信による終了後の速報的な記事が18時18分に公開された(当該URLの記事はリライトされている)

また、本日、この後になりますが、日中高級事務レベル海洋協議も開催される予定になっています。

北村外務報道官会見記録(令和6年10月23日(水曜日)15時45分 於:本省会見室)

20241024061417

 

20241024061847

時事通信(https://www.jiji.com/jc/article?k=2024102300947)より(ただし、このURLの記事はその後リライトされた)。10月23日20時頃にスクリーンショット画像を取得した。当ブログ管理人はBlueskyでも20時08分のポストとスレッドで指摘をしている。

 

 

日本側の発表によると、実施レベルが格上げされたそうだ。具体的になにがどう変わったのか、続報を待ちたい。

(参考)日中高級事務レベル海洋協議(実施レベル格上げと両国団長)

日中高級事務レベル海洋協議は第12回(2021年2月)から局長級で実施されている(第11回までは局次長級)。
日本側団長は鯰博行(なまず・ひろゆき) 外務省アジア大洋州局長。中国側団長は洪亮 外交部辺境海洋事務局長(外交部边界与海洋事务司司长)(第12回から変わっていない)。
(*)このブログでは、外交部边界与海洋事务司の訳は、引用しているものを除き、日本の外務省からの発表と同じ”辺境海洋事務局”を使用する。

日中高級事務レベル海洋協議、第16回会議 福島第一原発 ALPS処理水の海洋放出の後、はじめて開催 - pelicanmemo (2023-10-14)

海事 カテゴリーの記事一覧 - pelicanmemo

 

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NHKより。鯰博行(なまず・ひろゆき) 外務省アジア大洋州局長(左)と中国側団長は洪亮 外交部辺境海洋事務局長(右))

 

前回(第16回)に続いて今回(第17回)の日中高級事務レベル海洋協議でも、中国の外交部の発表は「両国の海洋関係部門の代表が参加した(两国各涉海部门代表参加)」とだけ書かれていて、参加した組織の一覧は記載されなかった。

仕方ないので日本の外務省の発表だけを参考にした。

20241024055539

中国側の組織は、前回と変わっていない。

 

日本側の組織は、内閣府や国家安全保障局が参加せず、内閣官房がふたたび参加した。総合的戦略面での基本方針の転換が検討されているのだろうか?

20241024055535 

 

 

福島第一原発のALPS処理水の海洋放出に関する発表が無くなった。

IAEAの枠組みのもとでの追加的なモニタリングの実施を踏まえ、中国が安全基準に合致した日本産水産物の輸入を段階的に再開させると日中両国が合意したことで、”少なくとも今回は”議題からはずれたのだろう。今年(2024年)9月20日に日中双方が発表した。

日中間の共有された認識|外務省

中日双方就福岛第一核电站核污染水排海问题达成共识_中华人民共和国外交部

中国、日本産水産物の輸入再開へ、ALPS処理水について日本と認識を共有(中国、日本) | ビジネス短信 ―ジェトロの海外ニュース - ジェトロ

【詳報】中国 日本産水産物の輸入再開へ 日中両国が合意 東京電力福島第一原発の処理水海洋放出めぐり | NHK | 福島第一原発 処理水

 

地方紙各社やポータルサイトの記事一覧で、「日中局長、海洋協議を開催 水産物輸入停止で意見交換」というタイトルの、共同通信の配信記事と思われる記事が表示されている。しかし記事にアクセスすると記事タイトルは「政府、中国軍事活動に懸念 領空侵犯で説明求める」に変わっている。

ほとんどの地方紙等で書き換えられているが千葉日報の記事のタイトルは「・・・、水産物輸入停止で意見交換」のままだった(記事公開時点)。タイムスタンプは「2024年10月23日 18:39」なので速報的な記事だったのだろう。

日中局長、海洋協議を開催 水産物輸入停止で意見交換 - 千葉日報 (2024年10月23日 18:39 | 無料公開)

共同通信(中文版)ではとくに一段落(四段落のうちの一段落)を使って、今年(2024年)9月20日に発表された日中間の合意を伝えているが、それ以上の情報はない。

关于处理水排海,日中两国政府9月达成共识,将在国际原子能机构(IAEA)框架下,实施中国等也参与的追加监测,中国则将恢复进口符合标准的日本水产品。

日中海洋事务高级别磋商在东京举行

もしかしたら、結果概容にのらない程度で、中国が日本産水産物の輸入を段階的に再開する部分での意見交換があったのかもしれないがこれは想像でしかない。

 

 

日中高級事務レベル海洋協議、第17回会議は全体会議と「海上法執行及び海上安全(海上执法与安全)」「海上防衛(海上防务)」「海洋経済(海洋经济)」の3つのワーキンググループに分かれて会議が行われた。

2.双方は、全体会議のほか、(1)海上法執行及び海上安全、(2)海上防衛、(3)海洋経済の3つのワーキンググループに分かれて会議を行い、個別の事案に関する懸念事項も含む様々な課題や、海洋分野における協力の在り方等について率直に議論しました。

双方举行了全体会议和海上防务、海上执法与安全、海洋经济三个工作组会议。

 

今回も、中国側の主張は2つめの段落に集約されている。

中国が一方的に主張している東シナ海や尖閣諸島、南シナ海、台湾等の問題について、中国の領土主権と安全保障上の懸念を尊重することを求めている。それでも、前回(第16回)の「これらの問題に対して否定的な発言は一切やめてください(停止在上述问题上的一切消极言行)」という表現と比べて、いくぶん穏やかになった(”熱”がなくなったとも見える)。

3.日本側から、尖閣諸島情勢やブイ、中国軍機による領空侵犯、中国による一方的な資源開発など、東シナ海における諸懸案について、我が国の立場を申し入れるとともに、領空侵犯について十分な説明を行うよう改めて求めました。また、我が国周辺海域における中国海軍艦艇の活動を含む中国による軍事活動の拡大・活発化について、深刻な懸念を表明しました。このほか、南シナ海情勢や台湾情勢を含む地域情勢についてもやり取りを行いました。

中方阐述了在东海、钓鱼岛、南海、台海等问题上的立场,敦促日方尊重中国领土主权和安全关切,以实际行动促进中日关系改善发展。

6.双方は、日中防衛当局間のホットラインや、ハイレベルを含む各レベル・各分野での防衛当局間における対話と交流等を通じた意思疎通を引き続き推進していくことで一致しました。

 

ちなみに、中国国際放送局(CRI) 日本語版から、「中国 日本側に対して海洋関連ネガティブな言動停止を促す」という記事が公開されている。中国語簡体字版の記事ではそこだけフォントを太字にして強調している。

中国 日本側に対して海洋関連ネガティブな言動停止を促す (2024-10-24 10:51:55)

中日举行海洋事务磋商:中方敦促日方停止涉海消极言行-国际在线

しかし、中国外交部による日中高級事務レベル海洋協議・第17回会議の公式発表にそのような表現は存在しない。それを使ったのは前回の第16回会議だ。

中国側は東海、釣魚島、南海、台湾海峡および海空安全などの問題における立場を述べ、日本側に対して中国の領土主権と安全上の関心を確実に尊重し、海に関わるネガティブな言動を停止し、実際の行動で中日関係の改善と発展を促進するよう促しました。

中方阐述了在东海、钓鱼岛、南海、台海及海空安全等问题上的立场,敦促日方切实尊重中国领土主权和安全关切,停止涉海消极言行,以实际行动促进中日关系改善发展。

中国国際放送局(CRI)の記事には、ほかにもおかしいところがある。たとえば、日本から参加した組織に「国家安全保障局」が入っているが、前述したように、国家安全保障局は参加していない。

もしかしたら中国国際放送局(CRI)は、今回(第17回)の公式発表の内容とのすり合わせをきちんと行わずに、前回(第16回)やそれ以前の発表テキストを寄せ集めて作文したのかもしれない。

 

 

閑話休題、

前回(第16回)発表されていた「東シナ海資源開発問題」について、今回(第17回)は言及されなかった。

(第16回・日中高級事務レベル海洋協議より)
4.日本側から、東シナ海資源開発問題に関して、昨年新たに2基の構造物が設置されたこと等に対して我が国の立場と強い懸念を改めて申し入れました。双方は、東シナ海の資源開発に関する「2008年合意」を推進・実施すべく、引き続き緊密に意思疎通を続けていくことを確認しました。

 

一方、漁業と違法操業(IUU)の問題に関して、日本海の大和堆周辺水域における中国漁船による違法操業について、前回(第16回)よりも饒舌になっている。水産資源管理に係る部分でなにか進展があったのだろうか?

もしかしたら、前述した「水産物輸入停止で意見交換」と関連して「水産資源管理に係る連携・協力の重要性」が重なるのかもしれない。

4.日本側から、日本海の大和堆周辺水域における中国漁船による違法操業について、中国側の対応を改めて強く要請するとともに、意思疎通を強化していくことを確認しました。また、双方は水産資源管理に係る連携・協力の重要性を確認し、当局間で意思疎通を継続していくことで一致しました。

(第16回・日中高級事務レベル海洋協議より)
5.日本側から、日本海の大和堆周辺水域における中国漁船による違法操業について、中国側の対応を改めて強く要請するとともに、意思疎通を強化していくことを確認しました。

 

 

対北朝鮮制裁に係る部分のテキストはまったく変化なし。

5.日本側から、「瀬取り」への対応を含め、対北朝鮮制裁に係る国連安保理決議の完全な履行の重要性を提起しました。

(第16回・日中高級事務レベル海洋協議より)
6.日本側から、「瀬取り」への対応を含め、対北朝鮮制裁に係る国連安保理決議の完全な履行の重要性を提起しました。

 

 

海上保安庁と中国海警局。

第13回から出はじめた日中の海上保安機関・教育機関間の交流については、ほぼ変わらず。

7.双方は、日中海上保安機関・教育機構間の交流を進めることを確認するとともに、二国間や多国間会合の枠組み等を利用して意思疎通を継続し、相互理解・信頼を醸成していくことで一致しました。

(第16回・日中高級事務レベル海洋協議より)
9.双方は、日中海上保安機関・教育機関間の交流を進めることを確認するとともに、二国間や多国間会合の枠組み等を利用して意思疎通を継続し、相互理解・信頼を引き続き醸成していくことで一致しました。

 

 

密輸や密航、違法薬物取締りに関して、発表テキストにとくに変化なし。前回「薬物」となっていたのが今回は「麻薬」に戻った。とくに深い意味は無いだろう。

8.双方は、密輸、密航、麻薬取締り等の犯罪取締りの重要性を共有し、さらなる連携・協力を推進していくことで一致しました。

(第16回・日中高級事務レベル海洋協議より)
10.双方は、密輸、密航、薬物取締り等の犯罪取締りの重要性を共有し、引き続き連携協力していくことで一致しました。

 

 

2019年2月に発効した日中海上捜索救助(SAR)協定に関する部分は、とくに変化はない。この分野は粛々と続けられれば良いとも思う。

9.双方は、日中海上捜索救助(SAR)協定を踏まえた海上捜索救助協力強化に関する情報交換等を継続し、地方窓口間の通信訓練等の実施を含む円滑かつ効率的な海上捜索救助に引き続き協力して取り組むことで一致しました。

 

海洋プラスチックごみ問題に関する協議は、「国際的な枠組みに日中両国が積極的に貢献」という表現が復活した。前回(第16回)の発表テキストに乗らなかったのはたまたまかもしれないし、なにかあったのかもしれない。(中国側の発表から検証ができないのが残念)

10.双方は、本年7月に中国・浙江省で、第5回日中海洋ごみ協力専門家対話プラットフォーム会合及び第5回日中海洋ごみワークショップが開催されたことを歓迎し、日本で来年開催予定の第6回会合に向けて意思疎通を強化していくことを確認しました。また、双方は、プラスチックを含む海洋ごみ問題について、日中の様々なレベルでの協力を引き続き推進するとともに、国際的な枠組みに日中両国が積極的に貢献していくことで一致しました。

(第16回・日中高級事務レベル海洋協議より)
12.双方は、プラスチックを含む海洋ごみ問題について、日中の様々なレベルでの協力を引き続き推進することで一致しました。

 

 

第18回日中高級事務レベル海洋協議は、来年(2025年)、中国で開催される予定。これまでのような”来年前半”という表現ではないので、年2回の開催から年1回に変更されたのかもしれない。

11.双方は、今後とも海洋分野について意思疎通を継続・強化していくとともに、明年の第18回日中高級事務レベル海洋協議の開催に向けて、調整を続けていくことで一致しました。

双方同意,认真落实好两国领导人重要共识,继续就涉海事务保持密切沟通,妥善管控矛盾分歧,深化务实合作,为把东海建设成为和平、合作、友好之海作出积极努力。

双方原则同意,明年在中国举行中日海洋事务高级别磋商机制第十八轮磋商。

 

 

領海侵入停止を要求 政府、中国と海洋協議:時事ドットコム (2024年10月23日18時18分配信)

領海侵入停止を要求 政府、中国と海洋協議:時事ドットコム (2024年10月23日21時03分配信)

政府、中国軍事活動に懸念 領空侵犯で説明求める(共同通信) - Yahoo!ニュース (10/23(水) 18:33配信)

日中局長級が海洋問題を協議 政府、領空侵犯について説明求める | 毎日新聞

日本政府、領空侵犯に「深刻な懸念」 中国と海洋協議 - 日本経済新聞

海洋問題めぐる日中実務者協議 日本側 中国軍の活動活発化に深刻な懸念伝える | NHK (2024年10月24日 7時32分)

中日举行海洋事务高级别磋商机制第十七轮磋商-新华网

中日举行海洋事务高级别磋商机制第十七轮磋商--国际--人民网

 

領海侵入停止を要求 政府、中国と海洋協議:時事ドットコム (2024年10月23日18時18分配信)

日中両政府は23日、外務、防衛、海上保安などの当局者による「高級事務レベル海洋協議」の17回目の会合を東京都内で開いた。日本側は中国海警局の船による沖縄県・尖閣諸島周辺の領海への侵入停止を要求し、9月の中国軍空母「遼寧」による接続水域航行に懸念を示した可能性がある。

20241024061847

北村外務報道官会見記録|外務省(令和6年10月23日(水曜日)15時45分 於:本省会見室)

冒頭発言
最近の外交の取組
(中略)
また、本日、この後になりますが、日中高級事務レベル海洋協議も開催される予定になっています。
外交を司る外務省としては、引き続き、しっかりと着実に外交を進めていきたいと考えているところです。
私(北村外務報道官)から、冒頭、以上です。

20241024061417

 

 

日中高級事務レベル海洋協議第1回会議(概要) | 外務省
日中高級事務レベル海洋協議第2回会議(概要) | 外務省
日中高級事務レベル海洋協議第3回全体会議及びワーキンググループ会議の開催 | 外務省
日中高級事務レベル海洋協議第4回会議(結果) | 外務省
日中高級事務レベル海洋協議第5回会議(結果) | 外務省
日中高級事務レベル海洋協議第6回会議(結果) | 外務省 
第7回日中高級事務レベル海洋協議(結果) | 外務省
第8回日中高級事務レベル海洋協議(結果) | 外務省
第9回日中高級事務レベル海洋協議(結果) | 外務省
第10回日中高級事務レベル海洋協議(結果) | 外務省 
第11回日中高級事務レベル海洋協議(結果) | 外務省 
第12回日中高級事務レベル海洋協議(結果)|外務省
第13回日中高級事務レベル海洋協議(結果)|外務省
第14回日中高級事務レベル海洋協議(結果)|外務省
第15回日中高級事務レベル海洋協議(結果)|外務省
第16回日中高級事務レベル海洋協議(結果)|外務省

第17回日中高級事務レベル海洋協議(結果)|外務省

 

 

中日举行第一轮海洋事务高级别磋商 — 中华人民共和国外交部
中日重启海洋事务高级别磋商 — 中华人民共和国外交部
中日举行第三轮海洋事务高级别磋商 — 中华人民共和国外交部
中日举行第四轮海洋事务高级别磋商 — 中华人民共和国外交部中国政府网
中日举行第五轮海洋事务高级别磋商|中国政府网(来源:新华社)中国政府网
中日举行第六轮海洋事务高级别磋商|中国政府网(来源:新华社)中国政府网
中日举行第七轮海洋事务高级别磋商 — 中华人民共和国外交部中国政府网
中日举行第八轮海洋事务高级别磋商 — 中华人民共和国外交部
中日举行第九轮海洋事务高级别磋商 — 中华人民共和国外交部中国政府网
中日举行第十轮海洋事务高级别磋商 — 中华人民共和国外交部中国政府网
中日举行第十一轮海洋事务高级别磋商 - 中国政府网(来源:新华社)中国政府网
中日举行第十二轮海洋事务高级别磋商 — 中华人民共和国外交部中国政府网
中日举行第十三轮海洋事务高级别磋商 — 中华人民共和国外交部中国政府网
中日举行海洋事务高级别磋商机制第十四轮磋商_中华人民共和国外交部 (中国政府网
中日举行海洋事务高级别磋商机制第十五轮磋商-新华网(来源:新华社)中国政府网)(中国海警局
中日举行海洋事务高级别磋商机制第十六轮磋商_中华人民共和国外交部 (中国海警局)(央广网(中国政府网での発表はされなかった)

中日举行海洋事务高级别磋商机制第十七轮磋商_中华人民共和国外交部 新华网

(外交部プレスリリースに、第五回、第六回、第十一回、第十五回は見当たらない(報道官談話や報道発表はある)) 

 

 

日中高級事務レベル海洋協議、第9回会議、仙台市で開催| 中国共産党・国務院の機構改革の後、はじめて - pelicanmemo (2018-04-21)

日中高級事務レベル海洋協議、第10回会議、浙江省で開催 - pelicanmemo (2018-12-19)

日中高級事務レベル海洋協議、第11回会議、北海道小樽市で開催 - pelicanmemo (2019-05-14)

日中高級事務レベル海洋協議、第12回会議 オンライン形式で開催 - pelicanmemo (2021-02-07)

日中高級事務レベル海洋協議、第13回会議 海上保安大学校と中国海警学院との交流? - pelicanmemo (2021-12-21)

日中高級事務レベル海洋協議、第14回会議 海空連絡メカニズムのホットライン早期運用へ - pelicanmemo (2022-11-23)

日中高級事務レベル海洋協議、第15回会議 中国軍による台湾周辺での軍事演習の最中に開催 - pelicanmemo (2023-04-11)

日中高級事務レベル海洋協議、第16回会議 福島第一原発 ALPS処理水の海洋放出の後、はじめて開催 - pelicanmemo (2023-10-14)

(第1回〜第8回へのリンクは省略。第9回会議のブログ記事から遡ってどうぞ)

 

ーーーーーー

以下、日本と中国の発表全文テキスト。

 

第17回日中高級事務レベル海洋協議(結果)|外務省

令和6年10月23日

10月23日、第17回日中高級事務レベル海洋協議が東京において開催されたところ、概要は以下のとおりです。

1.同協議には、日本側から、外務省のほか、内閣官房、水産庁、資源エネルギー庁、海上保安庁、環境省、国土交通省及び防衛省が参加し、中国側から、外交部のほか、中央外事工作委員会弁公室、国防部、自然資源部、生態環境部、交通運輸部、農業農村部、国家エネルギー局及び中国海警局が参加しました。

2.双方は、全体会議のほか、(1)海上法執行及び海上安全、(2)海上防衛、(3)海洋経済の3つのワーキンググループに分かれて会議を行い、個別の事案に関する懸念事項も含む様々な課題や、海洋分野における協力の在り方等について率直に議論しました。

3.日本側から、尖閣諸島情勢やブイ、中国軍機による領空侵犯、中国による一方的な資源開発など、東シナ海における諸懸案について、我が国の立場を申し入れるとともに、領空侵犯について十分な説明を行うよう改めて求めました。また、我が国周辺海域における中国海軍艦艇の活動を含む中国による軍事活動の拡大・活発化について、深刻な懸念を表明しました。このほか、南シナ海情勢や台湾情勢を含む地域情勢についてもやり取りを行いました。

4.日本側から、日本海の大和堆周辺水域における中国漁船による違法操業について、中国側の対応を改めて強く要請するとともに、意思疎通を強化していくことを確認しました。また、双方は水産資源管理に係る連携・協力の重要性を確認し、当局間で意思疎通を継続していくことで一致しました。

5.日本側から、「瀬取り」への対応を含め、対北朝鮮制裁に係る国連安保理決議の完全な履行の重要性を提起しました。

6.双方は、日中防衛当局間のホットラインや、ハイレベルを含む各レベル・各分野での防衛当局間における対話と交流等を通じた意思疎通を引き続き推進していくことで一致しました。

7.双方は、日中海上保安機関・教育機構間の交流を進めることを確認するとともに、二国間や多国間会合の枠組み等を利用して意思疎通を継続し、相互理解・信頼を醸成していくことで一致しました。

8.双方は、密輸、密航、麻薬取締り等の犯罪取締りの重要性を共有し、さらなる連携・協力を推進していくことで一致しました。

9.双方は、日中海上捜索救助(SAR)協定を踏まえた海上捜索救助協力強化に関する情報交換等を継続し、地方窓口間の通信訓練等の実施を含む円滑かつ効率的な海上捜索救助に引き続き協力して取り組むことで一致しました。

10.双方は、本年7月に中国・浙江省で、第5回日中海洋ごみ協力専門家対話プラットフォーム会合及び第5回日中海洋ごみワークショップが開催されたことを歓迎し、日本で来年開催予定の第6回会合に向けて意思疎通を強化していくことを確認しました。また、双方は、プラスチックを含む海洋ごみ問題について、日中の様々なレベルでの協力を引き続き推進するとともに、国際的な枠組みに日中両国が積極的に貢献していくことで一致しました。

11.双方は、今後とも海洋分野について意思疎通を継続・強化していくとともに、明年の第18回日中高級事務レベル海洋協議の開催に向けて、調整を続けていくことで一致しました。
(参考)日中高級事務レベル海洋協議(実施レベル格上げと両国団長)
 日中高級事務レベル海洋協議は、以前は局次長級で実施されていたが、第12回から局長級にて実施。

日本側団長:鯰博行(なまず・ひろゆき)外務省アジア大洋州局長
中国側団長:洪亮(こう・りょう)外交部辺境海洋事務司長

 

中日举行海洋事务高级别磋商机制第十七轮磋商_中华人民共和国外交部

2024-10-23 22:34

 2024年10月23日,外交部边界与海洋事务司司长洪亮和日本外务省亚洲大洋洲局局长鲶博行在东京共同主持中日海洋事务高级别磋商机制第十七轮磋商,就两国间涉海事务坦诚深入交换意见。两国各涉海部门代表参加。

 双方举行了全体会议和海上防务、海上执法与安全、海洋经济三个工作组会议。中方阐述了在东海、钓鱼岛、南海、台海等问题上的立场,敦促日方尊重中国领土主权和安全关切,以实际行动促进中日关系改善发展。

 双方同意,认真落实好两国领导人重要共识,继续就涉海事务保持密切沟通,妥善管控矛盾分歧,深化务实合作,为把东海建设成为和平、合作、友好之海作出积极努力。

 双方原则同意,明年在中国举行中日海洋事务高级别磋商机制第十八轮磋商。