(中国海警 微博(2024-04-02 にスナップショット画像を取得)より。3月25日の投稿の次は4月2日)
海上保安庁 第十一管区海上保安本部によると、3月28日午前2時半ごろから3時前にかけて沖縄県石垣市の尖閣諸島の南小島と魚釣島の沖合で、中国海警局に所属する「海警1301」と「海警1302」が、日本の漁船2隻の動きにそれぞれあわせるように相次いで日本の領海に侵入した。海上保安庁の巡視船が中国海警局の船に対して領海からの退去を要求するとともに、進路規制を実施して日本漁船の安全を確保した。
八重山日報によると3月28日午後3時時点で、日本漁船2隻(6・6㌧、4・9㌧、いずれも2人乗組み)が操業していた。中国ネットSNSの分析によると、日本漁船2隻は「第八泰生丸」と「ZENKOUMARU Ⅱ」(中国語SNSでは「善幸丸 II」と表記)のようだ。
「海警1301」と「海警1302」は57時間以上にわたって尖閣沖の領海内を航行したあと、日本漁船が領海から出たのに合わせるように30日正午ごろ、それぞれ南小島沖と魚釣島沖で領海を出た。
中国船2隻が領海侵入 今年5日目、日本漁船追跡 | 八重山日報 (2024-03-29)
中国船2隻、領海離れる 3日連続、今年7日目 | 八重山日報 (2024-03-31)
中国海警局は海警船が尖閣諸島の領海を航行した時には、一方的に主張している”パトロール”を行ったと公式ウェブサイトや公式SNSで発表をしてきた。昨年(2023年)からは、尖閣諸島の日本の領海で日本の漁船や海洋調査の作業船、さらには海保の巡視船に対して”法執行活動”を行ったという公式発表もはじめていた。
ところが今回は、中国海警局は公式サイトでも公式SNSでも、”パトロール”や”法執行活動”といった一方的な主張どころか公式発表自体を行っていない。公式発表がないので、大手の中国メディアも転載記事で報じていない。(最後に確認したのは4月2日午後8時(日本時間)) これについて少し。
海上保安庁 - 尖閣諸島周辺海域における中国海警局に所属する船舶等の動向と我が国の対処
【中国海警局】 尖閣沖の日本の領海での、海上保安庁の巡視船に対する法執行活動をはじめて発表 - pelicanmemo (2023-10-18)
中国海警局 カテゴリーの記事一覧 - pelicanmemo
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