【アフリカ豚コレラ】台湾の空港、ベトナムからのサンドイッチにウイルス　中国製の"おやつジャーキー"からも検出

20190217181308 （中央社より）

台湾、行政院農業委員会は2月15日、ベトナム南部のホーチミン市からの航空便で帰国した、台湾国籍の旅行者が持っていた "豚肉入りサンドイッチ" から、アフリカ豚コレラ(ASF)のウイルスが検出されたと発表しました。
ベトナムからの便でウイルスが確認されたのは、はじめて。

ベトナムで、アフリカ豚コレラ(ASF)の発生は確認されていません。

（追記 2/20 ：ベトナムの農業農村開発部は、北部の２つの省の複数の農場でアフリカ豚コレラ(ASF)が発生したと発表した。(Reuters)）

中国のASFウイルスのDNAと100%類似していることから、中国から密輸された豚肉・豚加工品がASFウイルスに汚染されていて、サンドイッチに使われた可能性が指摘されています。

台湾はベトナムの関係機関へ通報するとともに、ベトナムからの渡航者に対する検査を強化。サンドイッチを持ち込んだ旅行者には、３万台湾ドル（約10.7万円）の罰金が科せられました。

越南三明治驗出非洲豬瘟尚非疫區僅罰3萬 - 中央社 CNA

農業委員会による2月15日発表では、小さな包装の、おやつやおつまみで食べるようなポーク・ジャーキー（豬肉乾）からも、アフリカ豚コレラ(ASF)のウイルスが検出された。そのうちの１つは、ナッツやドライフードで有名な「三只松鼠」ブランドの製品です。（日本でいうなら・・・社など、コンビニやスーパーでよく見かけるようなの）

外国のちょっとしたお土産として、小銭で買える、スーツケースや荷物のすき間に入れられるような、小さなお菓子やスナックを買って帰ったことがあるヒトはいると思います。😓ﾉｼ

手軽に購入できて、気軽に手荷物に入れて、うっかり忘れてしまいそうな小さな製品も含めて、肉製品は持ち出さない／持ち込まないよう注意をする必要があります。

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20190217181302 （行政院農委會動植物防疫檢疫局、資料より）

中国から不法に持ち込まれる豚肉というと、日本の空港でも発見されているような、ソーセージや餃子を考える人は多いと思います。
少し詳しい人は、台湾で摘発されている数百グラム〜数キログラムの大量の肉製品をイメージするかもしれません。

農業委員会のアフリカ豚コレラ中央災害対応センター（非洲豬瘟中央災害應變中心）によると、これまでに４例の、おやつやおつまみで食べられる大きさで、1枚~数枚が入った小さな包装の、ポーク・ジャーキー（豬肉乾）から、アフリカ豚コレラ(ASF)のウイルスの検出が発表されています。

充分に加熱加工してあるなら、ウイルスの感染力は失わていれる可能性があるのですが・・・、ジャーキーは塩・香辛料や燻液に漬けて、乾燥させ燻製したものなので、充分な温度と時間をかけた加熱はされていないでしょう。

こうなると、ペット向けのジャーキーなど、ペットフードも心配になってくるのが人情というもの。

中国のペットフードというと、数年前に、米国で、中国産原材料を使用したドッグフードが原因と見られる犬の健康被害の例があった。これはメラミンや残留薬物が原因だったと思うが、ペットフードの輸入に際して充分な検査が行われているとはあまり感じられません。
（近ごろの岐阜や愛知での豚コレラ(CSF)のニュースや、中国・モンゴルでのアフリカ豚コレラ(ASF)のニュースに関連して、人間の食べ物についての検査は伝えられていても、ペットフードや飼料でのウイルス検査について、関連情報を目にしたことがない）

台湾、松山空港の税関の農産物廃棄箱に放棄されていた、中国製造のポーク・ジャーキー製品２点から、アフリカ豚コレラ(ASF)のウイルスを検出と。
２〜３枚入りの小パッケージ製品。

第19、20例大陸豬肉乾驗出非洲豬瘟病毒 - 中時電子報https://t.co/lwAy76pacO
— ぺりかんめも (@pelicanmemo) February 3, 2019