中国、湖北省の武漢市で発生し、中国各地での感染拡大、国外での感染者の確認が起きている新型コロナウイルス(2019-nCoV)。
マスク爆買いのせいで、日本の国内でもマスクが手に入りにくく、困ったものです。
日本メーカー各社の生産ラインがフル稼働していますし、多くのマスクの原材料は入手が困難では無いでしょうから、遠からず需給は緩むのではないかと思っています。(希望的観測ですが)😊
中国では、マスク着用の圧力と、当局による強制が強くなっているよう。
武漢や湖北だけでなく、各地での集団感染(聚集性病例)の件数と人数が増加しているので、相当に恐れている。
#新型コロナウィルス 、
— ぺりかんめも (@pelicanmemo) February 5, 2020
中国、
新華社「集まらないで! 集まらないで! 集まらないで!」
新华锐评:不要聚集!不要聚集!不要聚集! - 新华网https://t.co/efaTQV9eV1
集団での二次感染が数多く発生しています。
北京では41件・感染者124人で全体の半分以上、寧波では集会で25人が感染、(以下略
マージャンの禁止や解散の指示、誕生日や卒業式そのほか親族や友達の集まりを中止や延期するよう当局から要請、ドローンを使って、街角で「マスクをつけましょう」「集まらず、解散しましょう」と直接にスピーカーで注意をするなど、いろいろと日本語でも報道されるようになりました。
中には、スーパーマーケットにマスクを付けずに入ったら、警備員に追い出されたという動画も流れていたり・・・🙄
ブログ管理人は、インフルエンザの予防のためにマスク着用は効果があると考えています。つい、無意識に口の近くや鼻を触るクセ🤔 があるので、マスクは、飛沫感染だけでなく、手指から口・鼻腔への接触感染を予防の手段のひとつなのですね。😓
中国当局は、とにかく「マスクをつけましょう」を非常に強く啓蒙して、注意や警告をしています。
飛沫感染の予防も大事だけど、接触感染にもっと気をつけるべきだと思う。そこんとこ、衛生意識の違いがあるのでしょう。都市部と農村部でも違いがありそうですし。
さらに、「エアロゾル(气溶胶)」の3文字が、当局からの公式発表で出てくるようになりました。
2月7日朝(日本時間)、ツイッターで「マスク未着用」がトレンドに入っていました。🙄(マスク未着用 on Twitter)
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中国、浙江省の寧波市の56才男性が、新型コロナウイルスの感染が確定したけれども、感染経路が分からなかった。
そこで、公安当局が監視カメラの映像(と、多分、顔認証システムや、購買データ)で調べたところ、野菜市場の露店で、感染者の女性と15秒間隣り合っていたことが判明、マスク未着用だった、というもの
レコードチャイナが日本語記事にしました。
マスク未着用、15秒の近距離接触で感染―中国メディア|レコードチャイナ
#新型コロナウイルス
— ぺりかんめも (@pelicanmemo) 2020年2月6日
中国、浙江省寧波市の56才男性。感染確定。
発生地区の居住や旅行歴なし、野生動物接触なし、感染確定者に知人いない。
感染経路、不明。
公安の調査で、野菜市場の露店で1人の感染者と隣り合った事が判明。2人共マスク無し。
接触時間15秒🙄
观察者网https://t.co/ysaJXHoqlY
中国メディアでは、他にも、薬局のカウンターで感染者と50秒だけ近くにいた感染例が報道されています。こちらも公安当局の調査で判明した。(観察者網)
どちらの発表でも、マスク未着用ははっきり書かれていても、薬局のカウンターやモノに触れた手を介しての接触感染の可能性にはついて書かれていない。
どうも、マスク着用絶対主義(苦笑)とでも言いたくなるような、過剰反応が起きているようです。
中国の国家衛生健康委員会(衛健委)が公表している、「新型コロナウイルス(2019-nCoV)の感染による肺炎の診療ガイドライン」の「試行第5版」では、「試行第4版」の内容から修正・追記され、接触感染を、飛沫感染と同列の主要感染経路として表記されました。
第5版になっても「試行」が付いているあたり、国家衛健委もはっきりとした公式発表を出しにくい状態のよう。その内容も、修正と追加を繰り返しています。
关于印发新型冠状病毒感染的肺炎诊疗方案(试行第五版)的通知 (2020-02-05)
試行第5版では、重要な個所がいくつか修正や追加されました。
感染経路
試行第4版では「主に飛沫感染で、接触感染もありうる」という表現でした。
試行第5版では「主に飛沫感染と接触感染。エアロゾルと消化器などは感染経路としてまだ明確ではない(经呼吸道飞沫和接触传播是主要的传播途径,气溶胶和消化道等传染途径尚待明确)」と、接触感染を主要な感染経路
消化器が感染経路とは、感染者の糞便からウイルスが検出されているので、それらを介した感染への注意を即すもの。吐瀉物も含まれるでしょう。
エアロゾルが感染経路になる可能性を、「明確ではない」という表現であっても、国家衛計委のガイドラインで触れていたのはすこし驚きです。
さらに、2月8日午後、上海市による記者会見(新聞発布会)で、市内の感染者での感染経路として、飛沫感染と接触感染、そしてエアロゾルを介した感染があると発表されました。
SARSのように、日和見的な空気感染(特別な環境で起きる空気感染)が起きている可能性が大きくなってきました。
上海市民政局の曾群副局長が、衛生防疫専門家から伝えられたこととして発表。
上海市最近发生的一部分病例为家庭聚集性的案例。发布会上,曾群强调进一步加强家庭内部的疫情防控非常重要:
卫生防疫专家强调,目前可以确定的新型冠状病毒感染的肺炎传播途径主要为直接传播、气溶胶传播和接触传播。
直接传播是指患者喷嚏、咳嗽、说话的飞沫,呼出的气体近距离直接吸入导致的感染;
气溶胶传播是指飞沫混合在空气中,形成气溶胶,吸入后导致感染;
接触传播是指飞沫沉积在物品表面,接触污染手后,再接触口腔、鼻腔、眼睛等粘膜,导致感染。
直播丨2月8日上海市新型冠状病毒感染的肺炎疫情防控新闻发布会
似た例は、H7N9鳥インフルエンザの時もありました。
最初のころは、感染経路は、飛沫感染と接触感染とされていた。
しかし、生きた家禽を扱っている伝統的な卸売り市場(ウェット・マーケット)に立ち入っていない、近くを通っただけの人での感染例が複数発生していた。
実は、生きた家禽の販売店では、電動の回転ドラム式の家禽の脱羽装置が使われており、その作業時に、ウイルスが含まれたミストが発生したことで、エアロゾルとなって漂っていって感染源となったのでした。
飛沫の方は、5μm以上の大きさの感染病原体を含む粒子で、咳やくしゃみによって1〜2m程度、飛散します。新型コロナウイルスの感染リスク評価で、感染者から2mとされているのは、このためです。
新型コロナウイルス(2019-nCoV)の感染経路で、エアロゾルを生じさせる原因は、まだ発表されていません。
(追記 当日:院内感染対策として「患者の気道吸引、気管内挿管の処置などエアロゾル発生手技を実施する際には空気感染の可能性を考慮し N95 マスクを装着する」と、国立感染症研究所、国際医療研究センターから発表されています。忘れてた😅(日本医師会)(pdf))
試行第5版の感染経路で、エアロゾルと消化器が並んで追加して記載されたので、もしかすると、感染者の糞便など排泄物や吐瀉物が元凶で、そのエアロゾル化という特殊条件下なのかもしれません。
(追記 2/9:SARSでは、糞便だけでなく尿からもウイルス検出例があったので、“糞便”を“糞便など排泄物”と追記修正しました。)
あるいは、 感染者のくしゃみや咳など飛沫が、何らかの原因でミスト化した???🙄
更なる研究が待たれるところです。
付け足しになってしまいましたが...、😅
試行第5版では、潜伏期間は14日が強調される表現になりました。
潜伏期間
試行第4版では「潜伏期間は、通常3~7日で、最長で14日は越えない。(基于目前的流行病学调查,潜伏期一般为 3-7 天,最长不超过 14 天)」でした。
試行第5版では「潜伏期間は14日で、通常3~7日。(基于目前的流行病学调查,潜伏期1-14天,一般为3-7天)」と、潜伏期間14日が強調されました。
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