(via. 新华网)
中国の7000m級有人深海潜水艇「蛟竜号」が、マリアナ海溝近くの海底で、1年前に特別な事情(一年前因特殊情况留在了)から水深6300メートルの深海に残されてしまったガスタイト採水器(*)を発見し、回収に成功した。新華社通信が伝えた。
1年前の「特別な事情」とは何だろう?😐
不思議と驚きがたくさん!世界で最も深い既知の海溝であるマリアナ海溝に潜った中国の深海探査潜水艇「蛟竜号」。新華社のレポーターが「蛟竜号」の旅に同行した。 pic.twitter.com/lpJsqtz3sJ
— China Xinhua News (@XHJapanese) 2017年5月27日
(*)深海の高圧環境下で採取された液体サンプル(海水、湧水等)から、溶存している揮発性成分を散逸させずに回収できる採水器。
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(via.新浪网)(2012年)
元の新華社通信の記事はコレだろう。
据参与了去年采水器布放的国家深海基地管理中心高级工程师高翔介绍,去年进行的中国大洋37航次第二航段,“蛟龙”号118潜次和120潜次在马里亚纳海沟成功布放和回收过这种类型的采水器。当第122潜次再次布放采水器,拟于该航段最后一个潜次——123潜次进行回收时,受当时台风生成影响,潜次临时取消并返航。
(赤字強調は管理人による)
第118次潜航(注:蛟竜号の累計潜水調査回数)の時に採水器を海底に置いて第120次潜航で回収した。同じように、第122次潜航で採水器を海底に置いたが、第123次潜航は、台風の影響で行えなかったそうだ。
なーんだ。 😉
ーー(追記:6/2)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
中国海洋報の6月1日(第2075期)版で、捜索プロジェクトの解説の記事が載っていた。
ーー(追記ここまで)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
実は昨年、マリアナ海溝の前に行われたヤップ海溝での潜航調査の時に、マニピュレータが故障していた。また今年3月には、北西インド洋での調査時(第130次潜航)に再び故障して、交換作業を行っている。
蛟龙号在雅浦海沟发现生物“漏斗效应” - 国家深海基地管理中心 https://t.co/vj0SGuDFYK
— ぺりかんめも (@pelicanmemo) 2016年5月17日
>由于机械手故障,本次下潜未取得大型生物样品。
おや
蛟龙号在雅浦海沟发现生物“漏斗效应” - 国家深海基地管理中心 (なぜか404notfound(ブログ記事の公開時点))
「蛟竜」号、マニピュレータを交換。
— ぺりかんめも (@pelicanmemo) 2017年4月5日
“蛟龙”“换手”记:蛟龙团队抢修故障机械手实录 - 中国海洋报 https://t.co/rTGAFLkKew
「特別な事情」と思わせぶりな書き方をしているので、もしかしたら、1年前の回収予定時にマニピュレータの故障が起こって回収できなかったのかと思ったがそうではなかった。
どうも、今回、母船「向陽紅09」に同乗取材している新華社の劉詩平(刘诗平)記者は、文学的表現を好んで使うようだ。
中国の7000m級有人深海潜水艇「蛟竜」号、チャレンジャー海淵(水深10000m以上)に潜水だって? - pelicanmemo