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海外の話が多め。近頃は中国が多め(中国海警局・中国海監、深海潜水艇、感染症など)。

フィリピン沿岸警備隊、ジャーナリストが中国海警局の船をバックに自撮り、現地の状況を報道 - 南シナ海

20230912221524フィリピン沿岸警備隊の巡視船1隻(小さい白い船🇨🇿)を取り囲む、中国海警局の船2隻(白い船🇨🇳)と海上民兵の船3隻(青い船🇨🇳)。

フィリピンの複数メディアとCNNやアルジャジーラなど報道各社の記者が、フィリピン沿岸警備隊の巡視船に乗船して、アユンギン礁の座礁艦「BRP シエラ・マードレ」号への補給・支援任務が、中国海警局や海上民兵の船によって妨害されている現場の様子を伝えた。

記者やスタッフたちが非暴力的な取材活動のあいまに中国海警局の船をバックにして自撮りや撮影をしている様子は、マルコスJr政権下でのフィリピンの情報戦の変化とアグレッシブな対応をよくあらわしている。

 

フィリピンは、南シナ海のフィリピンEEZの島嶼や周辺海域で起きていることを、国際法に違反せず、透明性のある情報をつかって、中国海警局や海上民兵の活動を顕わにしてきている。

報道をここまで関わらせて使うのは、お国柄と言いますか…、尖閣諸島の沖についての発表や報道と比べてみたくなるのはしょうがない。

 

フィリピン沿岸警備隊(Philippine Coast Guard)の公式X(Twitter)アカウント@coastguardph (以下、この@付きリンク先はX(Twitter)アカウントを示す)

20230912221537

 

たとえば、フィリピンの放送局 ABS-CBNのBianca Dava記者のX(Twitter)アカウントから。中国海警局の「海警21551」をバックに、撮影クルーと一緒に自撮りをしています。

『SMILE! (笑って!) ✌🏼』

ABS-CBN : Bianca Dava @biancadava

 

アユンギン礁(Ayungin Shoal)(英語名:Second Thomas Shoal、中国語名:仁爱礁は、パラワン島の西に約105海里(約194km)のフィリピンのEEZに位置し、フィリピンが実効支配をしている。中国は、いわゆる九段線の内側は・・・、こういった小難しいはなしはあとにしましょう😅

この記事を書いたのは、中国海警局の船をバックにした自撮りや現地報道、フィリピンの情報戦の戦術を紹介するところにあります。😁

 

フィリピン Inquire紙のFrances Mangosing記者 @FMangosingINQ

中国海警局の3000㌧級・818型「海警5305」、76mm機関砲を装備していても、ジャーナリストたちの非暴力の現地報道や撮影に対しては何もできない。

 

アルジャジーラ : Barnaby Lo 吳宗鴻 @barnabychuck

 

【中国海警局】フィリピン沿岸警備隊の巡視船に対してレーザー照射 【動画】(追記あり) - pelicanmemo (2023-02-13)

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20230912221528フィリピン沿岸警備隊の巡視船🇨🇿を取り囲む、中国海警局の船2隻(白い船🇨🇳)と海上民兵の船(青い船🇨🇳)。

 

このあたりで、フィリピン沿岸警備隊の公式発表から。

アユンギン礁(セカンド・トーマス島)の座礁艦「BRP Sierra Madre」への補給船はフィリピン軍(AFP)が傭船した2隻で、フィリピン沿岸警備隊(PCG)の巡視船2隻が警護をした。

今回の補給任務の支援についた巡視船は「BRP Cabra (MRRV-4409))(カブラ) 」と「BRP Sindangan (MRRV-4407)(シンダンガン)」。ご存知、日本のODAにより日本国内で建造されフィリピンへ供与された44m級MRRV(多目的対応船)10隻のうち2隻です。すごく活躍してます。

 

これに対して中国側は、中国海警局 直属第5局(三亜(海南))の3000㌧級・818型「海警5305」と、「海警21551」「海警21556」「海警21616」(広東海警)の4隻、そして中国の海上民兵の船4隻(船体が青い船)が写っている。周辺の海域を含めると海上民兵の船10隻がいたようだ。

米軍の航空機によって上空からも監視されている。無人機グローバルホークも使われているという。

中国側の船は、フィリピン沿岸警備隊の巡視船からわずか数mの距離まで接近する異常行動、進路をごく近くで横切る危険な操船、航行妨害などを行っていた。高圧放水銃による放水も行われていた(今回のジャーナリストが乗船している時は放水は行われなかった)

 

 

Philippine Coast Guard @coastguardph 

フィリピン沿岸警備隊の報道官 Jay Tarriela @jaytaryela

 

 

CNN フィリピン : David Y. Santos @davidyusantos

 

GMA NEWS : Chino Gaston @chinogaston

Resupply mission ng Pilipinas sa Ayungin Shoal, nakaalpas sa muling paghabol,... | 24 Oras Weekend - YouTube

 

 

マニラを拠点にするフリー・ジャーナリスト(NYTimes やRFA 等へ寄稿) Camille Elemia 陈可娜 @CamilleElemia

 

 

今回の補給任務は成功した。

 

 

 

Ayungin mission: Tension, tedium – and a ‘kakampi’ | Global News

AFP, PCG conduct another resupply mission to Ayungin Shoal

Philippines condemns Chinese boats’ ‘illegal’ actions in South China Sea

Again, China tries to block Philippine resupply mission to Ayungin

Close call as Chinese ships again harass Philippine ships in Manila’s EEZ 

中国海警局新闻发言人就菲律宾非法侵闯仁爱礁发表谈话

 

アユンギン礁(Ayungin Shoal)(英語名:Second Thomas Shoal、中国語名:仁爱礁は、パラワン島の西に約105海里(約194km)のフィリピンのEEZに位置し、フィリピンが実効支配をしている。低潮高地の環礁で安定した陸地が無いため、フィリピンは1999年に、老朽化した海軍軍艦「BRP Sierra Madre」を座礁させ、軍人を常駐させる基地として島嶼の主権を守っている。

中国は、南シナ海のほとんどの海域を覆うように描かれた、いわゆる「九段線」の内側にある島嶼とその周辺海域の主権と管轄権の主張し、フィリピンによる「BRP Sierra Madre」への補給や交代のための小型補給船の航行を妨害してきいる。

中国によるいわゆる「九段線」の内側の島嶼や周辺海域への「歴史的権利」の主張は、国連海洋法条約に基づいて設立された仲裁裁判所によって2016年7月に否定された。またスプラトリー諸島(南沙諸島)には排他的経済水域(EEZ)や大陸棚をつくる島嶼が存在しないと判断されたため、公海またはフィリピンのEEZとして決着した。  

 

【中国海警局】フィリピン沿岸警備隊の巡視船に対してレーザー照射 【動画】(追記あり) - pelicanmemo (2023-02-13)

 

【中国海警局】 船名・船舶番号、変更(2019年7月〜)。| 「海警6501」は直属第六局所属の5000トン級。 - pelicanmemo

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