中国で4月になっても感染者がなかなか減らないA/H7N9鳥インフルエンザ。4月14日から4月20日の一週間の感染者は28人だった。マカオ衛生局が、内地の衛生部門の通報をもとに公表した。
内訳は、河北省6例、湖南省5例、北京市4例、山東省と四川省で3例、浙江省2例、福建省、広西チワン族自治区、遼寧省、甘粛省と天津市で1例ずつ。
年齢は34才から79才、平均年齢56才。男性17人、女性11人。死亡8人、重症肺炎13人。22例で発病前に生きた家禽を扱う市場あるいは家禽との接触があった。
内地新增28例人感染H7N9禽流感个案 - 卫生局 - 澳门特别行政区政府新闻局
今シーズンは、4月はじめのチベット(西藏自治区)に続き、甘粛省でも感染者が確認された。
改めて、昨年11月末時点のH7N9鳥フル感染者が確認された地域を見てみよう。おおむね、東部の沿岸と河川流域、その周辺地域だけで確認されていた。
次に、今年4月21日の地図を見てみよう。
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内陸部にも広がっていることが分かる(面積と感染者数は比例はしていない)。
中国全体でのH7N9鳥フル感染者は、1月や2月に比べて減っている。しかし、3月半ばから北京市や、京津冀(北京市・天津市・河北省)首都圏での感染例が比較的に多く、目立っているように感じられる。北京市では今年に入ってから13人(うち他省からの輸入例6人)の感染者が確認された(記事公開日時点)。うち2人は同じ感染源からの感染で、北京市ではじめてのクラスター感染例(聚集性病例)だった。
【H7N9鳥インフル】 チベットで初めての感染者を確認 ラサ市の41才男性 - pelicanmemo
H7N9鳥インフル カテゴリーの記事一覧 - pelicanmemo
Avian Influenza Report (Volume 13, Number 15 (Week 15)) (pdf)
Centre for Health Protection - Avian Influenza Report
More details emerge on H7N9 cases in Tibet, Beijing | CIDRAP
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