【H7N9鳥インフル】香港の家禽販売店でウイルスを検出 4500羽を殺処分

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（via. 星島日報 - Yahoo 新聞香港）

香港の食物環境衞生署は、屯門区の仁愛街市街地にある家禽販売店で、5月16日に採取された環境サンプルからH7N9鳥インフルエンザのウイルスが確認されたと発表した。

冬の流行期を過ぎた、５月・６月の確認と発表、報道はかなり意外だった。

潜伏期間（3週間）が間近なことから、香港域内での感染拡大のリスクは非常に低いと考えられている。香港域内で、今回の件でのヒトへの感染は確認されていない。

【H7N9鳥インフル】中国、シーズン終わりにまた流行？江蘇省ほかで感染者増加 - pelicanmemo

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香港特別行政区、屯門区の仁愛街市街地にある活禽販売店で、5月16日に採取された糞便サンプルから、H7N9鳥インフルエンザのウイルスが確認された。サンプル採取から3週間弱が経過しているため、店で扱っていた家禽はすべて販売されている。

購入者には、ウイルス感染の機会があっただろう。幸いにも感染者の報告はなく、潜伏期間（3週間）が間近なことから、香港域内でのヒト感染のリスクは非常に低いと考えられている。

鳥インフルエンザ・ウイルス対応計画に基づいて、仁愛街市の活禽販売店を封鎖して徹底的な洗浄と消毒が行われた。また、香港域内の生きている家禽（活禽）の販売が一時的に禁止された。

食物・衛生局（食物及衞生局）高永文局長は、関係当局による会議後の記者会見で、ウイルスが確認された家禽取扱店の履歴を調べているが、糞便サンプルの家禽が、中国内地の養家禽場からきたものか、香港域内の飼育場からきたものかは分からないと話している。

漁業農業自然保護署（漁農自然護理署、漁護署）が、香港域内の９つの飼育場で採取したサンプルを検査したところ、全て「陰性」だった。

また、長沙湾の臨時家禽卸売り市場の4500羽の家禽（内地産がほとんど、香港域内の家禽も少し含まれる）から採取したサンプルも全てが「陰性」だった。
それでも念には念を入れて、4500羽の殺処分が決定された。卸売市場の洗浄と消毒が行われる。

ーー（追記）ーーーーーーーーーーーーーーーー
5643羽が殺処分された。
香港政府新聞網 - 漁護署銷毀逾五千家禽
ーー（追記ここまで）ーーーーーーーーーーーーーーー

高永文局長は記者会見で、全ての工作活動を端午節の休日（6月9日）までに終了させたいと話している。

その一方で、サンプル採取から3週間弱であり、香港市民は充分に注意をすべきであり、厳格な対応を行うべきだという意見もあったそうだ。

食物及衞生局局長談禽流感（附圖）

屯門仁愛街市爆H7N9禽流感 - Yahoo 新聞香港
 港爆禽流感今研是否杀鸡长沙湾批发市场大清洗_- 大公网
 今起暫停出售活雞仁愛街巿進行消毒 -- 星島日報
 雞販憂停活雞「手停口停」巿民愛新鮮雞有味道 -- 星島日報
 漁護署稱考慮是否在本地雞場引入H7N9疫苗 - RTHK

【禽流感再現】袁國勇稱難確認病毒來源倡街市全面停售活雞 - 明報新聞網

何栢良：九成街市活雞來自本地事件不能掉以輕心 - RTHK

新興感染症であるH7N9鳥インフルエンザは、野生の鳥や家禽の間では症状は出ないが、ヒトに感染した時に重篤な症状を引き起こす場合がある。特に、早期発見できず治療が遅れた時や、高齢者や糖尿病などの既往症をもつ高リスク群での死亡事例が多い。

中国への旅行や渡航を計画している人、特に高齢者は、家禽を扱う市場に近づかず、野鳥や糞に触れないように注意をするべきだろう。

中国本土を除くと、香港でのヒト感染者の輸入例や、台湾やマレーシア、カナダなど外国でヒト感染者が確認されている。

また今年2月には、マカオの屋台でH7型インフルエンザのウイルスが確認された。

中国、マカオ特別行政区、環境サンプルからH7亜型（H7N9？）鳥インフルエンザ・ウイルスを検出。市場の活禽1.5万羽を殺処分し、市場を3日休場と。来示は広東省佛山市。
澳门发现H7亚型禽流感病毒暂售活禽3天-中新网 https://t.co/rB6aFsQoAt
— メモノメモ (@pelicanmemo) 2016年2月3日