(via. 新华网)
中国の7000m級有人深海潜水艇「蛟竜」号の母船「向陽紅09」が、マリアナ海溝の海域に到着した。2017年の北西インド洋、南シナ海に続く第三段の潜水調査が始まった。今回、新聞記者としてはじめてマリアナ海溝に、新華社通信の記者が潜った。
中国の国営通信社の新華社通信によると、中国の7000m級有人深海潜水艇「蛟竜」号は、マリアナ海溝のチャレンジャー海淵に潜るそうだ。
マリアナ海溝は北西太平洋、マリアナ諸島の東側に位置する。幅70〜150km、長さ2250kmに達する。チャレンジャー海淵(Challenger Deep)は11°22.4′N 142°35.5′E 、マリアナ海溝の最深部だ。水深は1万メートル以上(1995年5月に日本の無人探査機「かいこう」が記録した10,911mが最高。(10920m±10m))。
最大潜航深度7000mの潜水艇で、水深10000mに挑戦するとは・・・😧
有人潜水艇「蛟竜」号を積載した海洋科学調査船「向陽紅09」が22日午前、マリアナ海溝作業区に到着した。これにより、中国大洋第38次航海第3航行段階の科学調査が正式に展開されることになり、「蛟竜」号は23日、世界最深のマリアナ海溝の「チャレンジャー海淵」で本航行段階の第1次潜水を行う計画だ。
(赤字強調は管理人による)
蛟竜号は23日に、世界で最も深いマリアナ海溝のチャレンジャー海淵で、本航行段階初の潜水作業を行う予定だ。新華社が伝えた。
(赤字強調は管理人による)
Ads by Google
(via. 新华网)
5月23日、新華社通信の記者が搭乗した「蛟竜」号は、世界で最も深いマリアナ海溝での最初の潜水調査を完了した。最大深度4811mを記録した。 😁 アレ?
新華社日本語版と人民日報が訳した記事はこれらだろう。
“蛟龙”号抵达马里亚纳海沟作业区 23日在世界最深处下潜 - 新华网
記事の最後には、次のように書いてある。
计划“蛟龙”号23日在马里亚纳海沟“挑战者深渊”北坡进行本航段首潜。
計画では「蛟竜」号は、23日にマリアナ海溝の"チャレンジャー海淵"の北の斜面で今回の最初の潜航を行う。
(赤字強調は管理人による)
訳し忘れたのか、わざと訳さなかったのか・・・(中国メディア日本語版の記事、あるある)。
新華社の劉詩平(刘诗平)記者も、記事で少し派手な表現を使っているようだ(中国メディアの記事、あるある)。
今次のマリアナ海溝の海域で予定されている10回の潜航で、いったい何メートルまで潜るのか?続報を待ちたい。
4811米:新华社记者搭乘“蛟龙”号完成在世界最深处下潜 - 图片频道 - 新华网
“蛟龙”号完成在世界最深处下潜最大下潜深度4811米,采集了近底海水、岩石和生物等样品 - 新华网
“蛟龙”号在世界最深处下潜 新华社记者首探“龙宫” - 新华网
【Amazon.co.jp限定】特別展「深海2017~最深研究でせまる“生命"と“地球"~」深海展会場限定海洋堂フィギュア3コセット交換券+特製クリアファイル付前売チケット [SDVDY-2017]
- 出版社/メーカー: 株式会社ニュートラルコーポレーション
- 発売日: 2017/06/27
- メディア: DVD
- この商品を含むブログを見る