【#尖閣情勢】第11管区海上保安本部によると中国・海警局の #海警1501・2305・2308・33115の4隻は、24日8時、南小島南南東にて領海侵入。9時、南小島南南東にて領海退去。9時、南小島南南東29kmを南向け航行中。#週刊安全保障 #尖閣 #接続水域入域 #海警 pic.twitter.com/DRg17op44C
— 【公式】「能勢伸之の週刊安全保障」 (@nose_anpo) May 24, 2019
5月24日、中国海警局の公船4隻のうち2隻が、尖閣諸島の南小島の沖合で日本の領海に侵入した。
25日までに、中国海警局の公船が、接続水域と領海を航行した日数は連続44日間、これまでの最長を記録した。
常態化してしまっている(残念ながら)日本の領海への侵入と、航行は2時間くらい続く事が多いが、今回の24日の航行は10分間程度(NHK報道)、または1時間?(FNN報道)と短かった。
しかも、これまでのパターンと違い、中国海警局の公式微博からの発表は無い。
海上保安本部によりますと、日本の領海のすぐ外側にある接続水域を航行していた中国海警局の船4隻のうち2隻が、24日午前9時ごろ尖閣諸島の南小島の沖合で日本の領海に侵入しました。
2隻は領海内を10分間ほど航行したあと領海を出たということです。
中国当局の船 43日連続で尖閣沖接続水域に 過去最長と並ぶ | NHKニュース (2019年5月24日)
中国は、尖閣諸島の日本の領海侵入について、国家海洋局の公式サイトでの発表を行っていた。中央軍事委員会の指揮下にある人民武装警察部隊(武警)に隷属して海警総隊(中国海警局)となってからは、中国海警の公式微博での発表を行っている。
これまでに、日本の領海への侵入を行いながら(日本での発表と報道がありながら)、公表が行われなかったケースは無かったと思う。
予定にはない、突発的な、現場での対応だったのかもしれない。
ちょうど、5月23日から24日にかけて、「尖閣諸島を守る会」代表世話人の仲間均石垣市議らが、漁船「高洲丸」に乗って、尖閣諸島の周辺の海域で漁をしていた。
中国公船が漁船を追尾 仲間氏「尖閣取りに」と危機感 2隻の領海侵入も - 八重山日報
中国海警局 カテゴリーの記事一覧 - pelicanmemo
Ads by Google
(FNN・「能勢伸之の週刊安全保障」 公式ツイッターより)
八重山日報によると、漁船「高洲丸」は南小島の周辺海域で、23日正午頃から漁をはじめ、その海域で船上で一泊した。24日午前7時過ぎに石垣港へ向けて出発。9時20分頃、中国海警局の公船3隻の姿が見え、その中の「海警1501」が漁船「高洲丸」に接近して追尾を始めたそうだ。接近距離は一時、約30〜50mまでだったと話している。
FNNの「能勢伸之の週刊安全保障」 公式ツイッター @nose_anpo の地図イラストによると、海警船2隻は、その南小島の南西から日本の領海に侵入し、南南東から退去している(ツイートでは「24日8時、南小島南南東にて領海侵入。9時、南小島南南東にて領海退去。」と書かれているが、地図イラストの航跡と矛盾する。おそらく、書き間違えだろう(ツイートのケアレス・ミスはよくあること))。
2隻の領海への侵入は、NHKの報道によると24日午前9時ごろ、FNN報道では24日8時。
NHK報道とFNN報道とで若干の時間のズレがあるが、時間帯は合致している。
たぶん、コレだろう。
八重山日報の記事によると、「海警」が追尾を止めたのは10時40分頃。
(八重山日報 より)
八重山日報の写真には、海上保安庁のPS型巡視船(少し後ろ側にいるのは「PS33 おおがみ」(180トン型・宮古島海上保安部)だろうか?)が2隻、5000トン級「海警1501」との間に入り、漁船「高洲丸」を護衛している様子が写っている。
その他に、海上保安庁・第十一管区海上保安本部の、尖閣警備専従部隊など巡視船5隻が、中国海警局の公船4隻と対峙しているはずだ。
「尖閣諸島を守る会」代表世話人の仲間均石垣市議らが、尖閣諸島の海域へ出漁したのは、2017年10月以来。
日本メディアの報道をうけて、中国メディアが、南シナ海でベトナムやフィリピンの漁船に対して行っているような論調で「我が海警船隊、日本の漁船を駆逐」という報道が出るだろうか?
それとも、近頃の日中関係の改善の傾向を反映して、今回は出ないのだろうか?
なんにしても、日本語メディアでの、普段のニュースが少ない。🙄
【中国海警局】5000トン級「海警1501」、尖閣沖で初確認 - pelicanmemo (2019-04-12)
【中国海警局】 3000トン級「海警1306」、尖閣沖で初確認 海上保安庁の尖閣警備専従部隊と写真で比較 - pelicanmemo (2018-08-26)
【中国海警局】 尖閣諸島の領海侵入(4月23日)、海上保安庁の巡視船5隻との衛星写真 - pelicanmemo (2018-04-26)
中国海警局 カテゴリーの記事一覧 - pelicanmemo
尖閣周辺で中国公船が43日連続の活動 過去最長に並ぶ、先鋭化に懸念 - 産経ニュース
海上保安本部によりますと、中国海警局の船が日本の領海のすぐ外側にある接続水域に入るのはこれで44日間連続となり、政府が平成24年9月に尖閣諸島を国有化して以降、最も長くなりました。
また、中国当局の船による領海侵入は、去年12月は国有化以降、初めて1回もありませんでしたが、ことしに入ってからは再び活動が活発化していて、1月以降、領海への侵入が15回発生しています。