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海外の話が多め。近頃は中国が多め(中国海警局・中国海監、深海潜水艇、感染症など)。

【中国海警局】5000トン級「海警1501」、尖閣沖で初確認

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 海上保安庁、第11管区海上保安本部によると、4月5日に、中国海警局の「海警2305」「海警2401」「海警1501」「海警33115」の4隻が、日本の尖閣諸島の領海に侵入。一旦、接続水域を出ていたが、8日にふたたび、同じ4隻が領海に侵入した。

5日、沖縄県の尖閣諸島の沖合で中国海警局の船4隻が1時間半余りにわたって日本の領海に侵入し、第11管区海上保安本部が再び領海に入らないよう警告と監視を続けています。

尖閣沖 中国海警局の船4隻が一時 領海侵入 | NHK

<尖閣情勢>4月8日、2度領海侵入した中国海警4隻が日本の接続水域を出域 - FNN.jpプライムオンライン

 

5000㌧級「海警1501」がはじめて確認された。

めずらしく、真横からではない写真が公表された。(並んで航行するだけではない、何か変わった動きがあったのだろうか?)

これで、5回連続で、渤海・黄海を管轄する北海分局に所属する海警船があらたに確認された。ローテーションに加わったわけではなく、たまに出張してきているよう。

【中国海警局】 「海警2501」空撮画像 | 5000トン級新型海警船の装備 - pelicanmemo

【中国海警局】 3000トン級「海警1306」、尖閣沖で初確認 海上保安庁の尖閣警備専従部隊と写真で比較 - pelicanmemo

【中国海警局】 3000トン級「海警1307」、尖閣沖で初確認 北海分局の3隻目の3000トン級 - pelicanmemo

【中国海警局】 3000トン級「海警1305」、尖閣沖で初確認。 海警2305などの同型船 - pelicanmemo

【中国海警局】 4000トン級「海警1401」、尖閣沖で初確認 - pelicanmemo

中国海警局 カテゴリーの記事一覧 - pelicanmemo 

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中国海警局の、同型の5000㌧級海警船は4隻。(北海分局の「海警1501」、東海分局の「海警2501」「海警2502」、南海分局の「海警3501」)

海上保安庁の第11管区海上保安本部によると、「海警1501」に機関砲は見当たらず、放水銃については確認中だそうだ。

海警1501は、海上保安庁が今回初めて確認し、画像を公開した。
第11管区海上保安本部によると、機関砲は見当たらず、放水銃については確認中だという。

<尖閣情勢>4月5日、中国海警4隻が日本の接続水域を航行 - FNN.jpプライムオンライン

高圧放水銃は、煙突の上に2基ある。

機関砲は、台座が船首にあり、いまのところ同型船4隻とも機関砲本体は装備されていないようだ。(ただし、古い写真しか伝えられていないので、改装されてても分かりにくい)
 

青いカバーのところに機関砲の砲座がある。(同型船「海警2501」(2015年)の写真より)

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【中国海警局】 「海警2501」空撮画像 | 5000トン級新型海警船の装備 - pelicanmemo

この画像は、2015年10月14日に、中国のネット掲示板で公開された画像の1枚で、その一部を引用させていただいた。

当時としては、最新の情報であり、中国海警局の新型(当時)の5000㌧級について、いろいろな事を知ることが出来たものだ。

 

この後、日本では、2501の新しい写真はニュースで使われていないので、もし改装などあっても、知る機会はほとんどない。

 

【中国海警局】5000トン級「海警1501」正式配備 3隻目の5000トン級 - pelicanmemo (2015-09-20)

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尖閣諸島の接続水域や領海で確認された船は、海上保安庁・第11管区海上保安本部が、発表している。
船名まで伝える新聞・放送局とその番組はほとんど無くなってしまい、今では、FNNプライムニュースとその『能勢伸之の週刊安全保障』、沖縄県のローカル紙の八重山日報くらいになってしまった。

 

FNNプライムニュース・『能勢伸之の週刊安全保障』では、尖閣の接続水域や領海で確認された、第11管区海上保安本部から提供された写真を載せてくれている。

イメージ「資料」写真ですが。(新しく確認された船を除く)

 

これは、今回の、2019年4月5日付けのFNNの記事から。

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次の写真は、2018年11月30日付けの記事から。
(海警2305、2401、33115の3隻が、今回(2019年4月4日〜)の3隻と同じだったので取り上げてみた。)

少しトリミングされているけど、その3隻の写真は同じものと分かる。

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次の画像は、2014年8月2日に3000㌧級「海警2305」が確認され、その翌月のFNNテレビ(9月放送)の放送のスナップショット。

4年8ヶ月前に、海上保安庁が公表した写真。

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このFNNのテレビ番組では、海警2305ほか新型の3000㌧級が、モデルシップである「海警2350(もと「海監50」)」と比較してヘリ甲板が大型化している、など伝えていた。しかし、公開されている写真を丁寧に見てみれば、それは間違いだとはっきり分かる解釈だったので、当ブログで詳しく指摘させていただいた。
【中国海警局】新型の3000トン級海警船の「ヘリ甲板」が大型化? 搭載艇の軽量化に伴う設計変更か: メモノメモ(2014年9月10日)

 

3000㌧級「海警2305」の、今回の2019年4月の写真と、4年半前の2014年8月の写真とを比較してみた。

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完全に一致した。

 

「海警1401」も「海警33115」も、同じように、はじめて確認された時の写真を使い回していた。例えば、1500㌧級「海警33115」、2016年8月の写真。(NHKの記事から)

【中国海警局】 1500トン「海警33115」、尖閣諸島の接続水域ではじめて確認 機関砲を装備 - pelicanmemo

他の船も調べてみたところ、ほぼ全てが、(古いのは4年以上前の)はじめて確認された時に発表された写真で、写真が変わった例はごくごく僅かだった。

タグ:尖閣 - FNN.jpプライムオンライン

(追記・補足:もしも、海警船の航行速度やピッチ・ロール・ヨー、天候や雲の様子、風向・風速、波の高さや海流の方向、撮影した巡視船との距離と撮影者の海面からの高さなど、すべてが同じ条件で撮影されていたのなら、船が作る波しぶきや引き波、海面の波の形と場所なども含めて、同じように写る可能性はあるかもしれない(無いと思うけど)。)

 

海上保安庁は、中国海警局の新しい船が確認された時は写真も発表するけれども、そうでない時は、船名ほか最低限のテキストだけしか、発表していないのだろうか?

それとも、FNNが、古い資料写真を使い回しているだけ?

NHKのネット版記事では、たまに航空写真を載せるけど、いつ撮影されたものか分からない。発表された船名とは違う船を載せることもよくある。

 

一方、防衛省・統合幕僚監部の方は、中国やロシアの、防空識別圏を飛行した軍用機や、海峡を通過した軍艦の発表では、必ず、最新の写真を付けている。

 

もしかしたら、そこまで知る必要はない、気にすることはない、という声もあるかもしれない。

当ブログ管理人はすこし気にしいなところがある。

きっと、中国海警局の船の一部が装備しているのは、「機関砲のようなもの」で機関砲ではないのだろう。 😕

きっと、「海警1501」の放水銃は「確認中」であり、あの赤い放水銃2基は「放水銃のようなもの」なのかもしれない。 😊

きっと、どの船も、改装などはしていないのだろう。
(海警局の船の、ドック入りの発表はときどきある)

そして、もし、機関砲の砲座がある(5000㌧級や3000㌧級の)海警局の船が改装され、機関砲を装備しはじめたとしても、おそらく、「新たに「機関砲のようなもの」が確認された」、と発表されるのではなかろうか。🙄

 

海上保安庁の皆さんの、日々の任務に対して敬意を表したい。

そして、情報公開のあり方、広報の対応は、もうちょっと何とかしてほしいと思っている。

 

<尖閣情勢>4月5日、中国海警4隻が日本の領海に侵入 - FNN.jpプライムオンライン (2019年4月5日)

<尖閣情勢>11月30日、中国海警4隻が入れ替わりで接続水域を航行 - FNN.jpプライムオンライン (2018年11月30日)

FNN(2019年9月(リンク切れ))
<http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00276239.html>

【中国海警局】新型の3000トン級海警船の「ヘリ甲板」が大型化? 搭載艇の軽量化に伴う設計変更か: メモノメモ (2014年9月10日) 

【中国海警局】 1500トン「海警33115」、尖閣諸島の接続水域ではじめて確認 機関砲を装備 - pelicanmemo