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海外の話が多め。近頃は中国が多め(中国海警局・中国海監、深海潜水艇、感染症など)。

映画「空母いぶき」|東亜連邦とカレドルフと建国の歴史に関する一考察

20190601180328(映画パンフレットより)

映画「空母 いぶき」。

ネット・SNSでは、いろいろと言われているようですが、面白かった。

でも、当ブログ管理人、小説やマンガを原作にした映画化、しかも実写映画化で、あまり良い思い出はありません。
原作が持っていた深い意味はまったく消えて、ラブ・ストーリーに終始したり、戦闘シーンだけがウリになったり、俳優の名前だけで客を集めようとしていたり...(ヤレヤレ

「空母いぶき」も、原作マンガを読んでいるので、実写映画化に対して、最初っから、原作通りの演出や舞台は期待してはいませんでした。

むしろ、原作のどこを伸ばして、どこを削って、どう魅せようとしているかを楽しみにしていた。

 

その中で、最大の謎が「東亜連邦」「島嶼国家・カレドルフ」。

映画、パンフレット、ボイスドラマの情報をもとにして、これらについて少し。

 

ブログ記事のこの先、映画「空母いぶき」のストーリーのネタバレはしていませんが、背景の解釈も含めて何も見聞きしたくない人は、見られないようおすすめします。😊

 

 

 

いてまえ!

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念のため、空白行を挿入。 😊

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空母いぶき(12) (ビッグコミックス)

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スクリーンオンラインより)

 映画、パンフレット、ボイスドラマから分かったことを、箇条書きで。

  

・「島嶼国家・カレドルフ」は、東南アジアに位置する。

・「島嶼国家・カレドルフ」は、フィリピン共和国の北東400海里(約740km)に位置する。(ボイスドラマより。映画の冒頭ではこの部分は無かった)

・日本政府のリーダーたちが見ていた地図に、「日本」「フィリピン」「中国」「台湾」「韓国」と、同じ大きさの黒文字で、島嶼の右上に「東亜連邦」と書かれていた。「カレドルフ」の5文字は見かけなかった。

 「東亜連邦」と「フィリピン共和国」は、同じ国家連邦の国ではない。
 「日本」「中国」「台湾」「韓国」の領土などは、リアル世界の現在と同じだろう。

・その地図では、「東亜連邦」は、フィリピン共和国のルソン島の北東に位置している。(フィリピン海のベンハム堆の北あたりか?)
 東亜連邦とカレドルフはほぼ同じだろう。

・その地図では、「東亜連邦」は、沖縄本島〜奄美大島くらいの大きさの島が5〜6つ描かれている。領土や領海は広くはない。

・衛星画像では、「北朝鮮」の領土は、真っ暗で、首都の平壌市を除いて、町の灯はまったく映っていなかった。
 (リアル世界の現在と同じ様だが、作中で北朝鮮が国家として存在しているかどうか、判断できる個所はなかった(と思う)。)

 

東アジア海域における領土争いは激化していた。

 

 ・東亜連邦は、3年前に建国された(パンフレット、ほか)

・東亜連邦は過激な民族主義を燃え上がらせ、領土回復を主張して公海上に軍事力を展開している。(ボイスドラマ、ほか)

・"カレドルフ王朝"時代の復興をめざしている。(映画のセリフより(表現は少し曖昧))

・東亜連邦は、波留間群島の領有権を頑なに主張し、領海侵入を繰り返してきた。

東亜連邦の兵器は「半島経由で流出した(映画のセリフより)

・東亜連邦の、空母「グルシャ」と空母機動部隊の艦「ルサ」「スアレグ」は、北方艦隊に所属する。(映画のセリフより)

・東亜連邦の国旗(あるいは軍旗)は、薄い赤・白・薄い赤の横ストライプで中央に水色の★マーク。

 

・日本の政府関係者「裏で糸を引いている国がある」「相手に気づかせないほど巧み」。(首相だったかな?少し曖昧。)

・東亜連邦のあの人(分かるよね?😊)は、顔立ち・骨格や体格から東南アジア系、と感じた。

・アレ(分かるよね?😊)は、米・ロ・英・仏・中で、リアル世界の国連安保理の常任理事国5カ国と同じ。

・原作の「ペガソス計画」「マーレ・ペガソス」(分かるよね?😊)は出てこない。

 

 

これらを元にして、「東亜連邦」「島嶼国家・カレドルフ」と、建国の歴史について考えてみた。😊

 

  

半島経由で流出した」東亜連邦の兵器、その半島とは朝鮮半島だろう。

日本語で、国際関係で、ただ「半島」というとまず「朝鮮半島」をイメージする。
(シナイ半島や、アラビア半島、ヨーロッパなど他の地域の半島、中国の山東半島やロシアのカムチャッカ半島、日本の房総半島とはイメージしにくい。)

 

朝鮮半島で、戦争、あるいは大きな軍事紛争があったのではないだろうか。
"第二次朝鮮戦争"と言ってしまってもいいだろう。

 

その過程で、日本が、新型護衛艦である空母「92 いぶき」と機動部隊を持つように、政治や社会が動いたのかもしれない。

映画の作中のクリスマスの時期、すでに、それは終結して年月(10年以上?)が経っており、韓国の電力インフラに多きな混乱は無いが、北朝鮮の国土の復興にまでは到っていない。

半島(北朝鮮)に入り込んだ、中国やロシアなどからの兵器の多くは流出した。

カレドルフ(後の東亜連邦)の領土に、北朝鮮の亡命軍事政府が作られたのかもしれない。

--(追記)----------------------
 北朝鮮の亡命軍事政府という表現だと、ちょっと分かりにくかった。

イメージとしては、中国大陸の歴史での、国共内戦による、中華人民共和国(中国)と中華民国(台湾)に分かれた感じ。

半島から追い出された北の金(キム)政権は、核兵器をちらつかせ、どこも受け入れたくなかったが、もともと関係のあったフィリピン海の小国・カレドロフに、某国の後ろ盾もあって入り込み、軍事政権として実権を握っている状態、とかそんな感じで。😅

--(追記ここまで)------------------

 

「東亜連邦」の建国の前の「島嶼国家・カレドルフ」が、どういう国で、どういう国際関係をもっていたのか、情報はない。

"某国"の後ろ盾があって、「東亜連邦」建国へと到ったのかもしれない。

 

 

カレドルフ王朝」について、まったく情報がない。

東南アジアの王朝というと、シナイ半島に存在していた王朝がイメージされるが、この「カレドルフ王朝」との関係を示すようなものは何もない。

もしかしたら、北朝鮮の金(キム)王朝が、現地風に名前を変えて呼ばれているのかもしれない。
カレドルフ、金(キム)、どちらも、連邦国家の名前には出来ないので「東亜連邦」と名付けられた。

 

これなら、建国からわずか3年の東亜連邦が、空母艦隊など強大な軍事力を有していることの説明にならないだろうか。(ちょっと無理がある?🙄)

 

 

東亜連邦の、空母「グルシャ」は「北方艦隊」に所属する。
南方艦隊や東方艦隊もありそう。(原作マンガの「北海艦隊」をもじっただけだと思うけど。😅)

「北方艦隊」とは、フィリピン海のカレドルフ島嶼の北の海域だけではなく、さらには朝鮮半島の周辺の海域(黄海〜東シナ海〜日本海)をも管轄する、そういう建て前で付けられた名前の「北方」艦隊かもしれない。

だから、東亜連邦でも、最強の軍事力が振り分けられているのだ。

フィリピン海にある小国が、空母打撃群という過大な軍事力を持つ理由があるとは思えない。しかし、もしも、朝鮮半島の失われた国土を取り戻すためとして、空母打撃群を保有するのなら、軍事的に有効だろうし、国内政治的にも可能だろう。核を持っているならなおさらだ。

 

 

島嶼国家・カレドルフは、大国の干渉を嫌う周辺地域の国々と結束し、東亜連邦と名乗る国家共同体を設立した。〔ボイスドラマほか、より)

これは、建国するにあたっての「公式発表」だろう。

「大国の干渉を嫌う周辺地域の国々」とあるが、東南アジアの既存の国々をまとめなくても、ぶっちゃけ、2〜3ヶ国あれば充分に成り立つ。

大国の干渉によって半島の国土を追われた、北朝鮮の金王朝と亡命政府と軍とが、我こそが正当なる朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)であるとして、島嶼国家カレドルフと結びついた。"某国"の後ろ盾があったのだろう。

もしかしたら、北朝鮮の核兵器の行方が確認されないまま、それを背景として、アジアで強大な軍事力を持つ国家として急速に成長してしまったのかもしれない。

そして、3年前に「東亜連邦」が建国された。

おそらく、国連加盟国なのだろう。

 

これなら、アレ(分かるよね?😊)や、ほかの国や国連安保理の対応や、「国連の主導する「集団安全保障措置」」(パンフレットより)の説明へと、繋げられないだろうか。

 

 

なお、当ブログ管理人は、カレドルフは「ムー大陸(ムウ大陸)の末裔」説も、ひきつづき提唱したい所存である。🤪

 

朝鮮民族の古代史と称して、中国大陸ひろくから沿海州にまで拡がっていたという、トンデモ地図を見かけた人もいると思う。

そこに、さらに、実は海洋領土もあったという"真実"と、ムー大陸の末裔たちの領土が加わった地図が"発見"されたとしても、今さら、おどろくこともない。🤪

 

 

記事タイトルで「映画「空母いぶき」|東亜連邦とカレドルフと建国の歴史に関する一考察」と書きましたが、「映画「空母いぶき」|東亜連邦とカレドルフと建国の歴史に関する妄想」の間違いでした。
慎んで、ここにおわびいたします。😊

 

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