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中国が2019年夏にPCR機器を大量発注 ー 日本経済新聞 |理由は新型コロナ?むしろ、アフリカ豚熱(ASF)か?

中国の湖北省武漢市で最初のエピデミックが発生した新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)。最初の確認と公式に発表された2019年12月8日よりもずっと前に、同年9~10月や5月に公共セクターでPCR検査機器の調達額が増えていたとの調査結果が発表された。

新型コロナウイルス感染症が公式発表よりも何ヶ月も前に発生しており、大学や防疫当局が検査体制を拡充していた可能性を指摘している。

 

直感的に、2018年8月に中国で発生し2019年にかけて感染拡大をしたアフリカ豚熱(ASF(旧称:アフリカ豚コレラ)中国名:非洲猪瘟)への防疫と検査のためのものと感じた。オリジナルの報告書を元にして調べてみたところそれだけじゃないようだけど、日本経済新聞の記事ではASFに触れずに概略だけだったので、これについて少し。

 

  

報告書を発表したのは、オーストラリアが拠点のサイバー・セキュリティ会社「Internet 2.0」を主体とする米英豪などの元情報機関の職員らで構成する民間調査チーム。10月5日午前4時(日本時間)に公開された。

朝日新聞社系サイトの論座や日本経済新聞が10月5日付けで伝えた。

新型コロナ: 19年夏にPCR機器を中国が大量発注 米英豪チームが解析: 日本経済新聞(2021年10月5日)

2019年夏から武漢でPCR機器の調達が急増~新データが示唆することは - 井形彬|論座 - 朝日新聞社の言論サイト(2021年10月05日)

 

簡単に書くと、

・2019年に5月と9月~10月に公共セクターでのPCR機器の調達件数と総額が大きく拡大していた。2018年比で2倍近くに増加し、発注期間別では大学が2倍、疾病予防管理センターが5倍、動物疾病対策機関の発注が10倍となった。病院は1割減。特に武漢科技大学の調達額が最大だった。

・2019年は5月と、9月~10月に大きく増えている。

・この2019年の月ごとのPCR機器の調達件数・総額は、2018年以前のパターンと大きく違っている。中国の他の主要な省・市・自治区と比較しても、2019年に急増したのは湖北省と北京市だった。

・これらから、新型コロナは2019年9月~10月にPCR検査体制の拡充が必要なくらいに拡大していた可能性がある。もしかしたら5月に起こっていたのかもしれない。

というもの。

20211007062214日本経済新聞より)

 

これに対してあちこちから反論があった。違和感を覚えるところも多々あった。

・新型コロナの感染拡大が、2019年の5月や9~10月に、PCR検査体制の拡充が必要なほど始まっていたのなら、なぜ年末まで大規模な地域感染(エピデミック)が起こらなかったのか?

・よく見る反論は(当アカウントを含めて)、2018年8月に中国でアフリカ豚熱(ASF (旧称:アフリカ豚コレラ))がアジアで初めて発生し、数ヶ月で中国全土へ拡大していた。養豚場や屠殺場での防疫や検査体制の拡大が求められており、PCR検査機器の増加はその結果だろうというもの(2019年までに、飼育豚の病死や予防的殺処分、養豚場の感染リスク回避や飼育豚価格の暴落、廃業によって中国の飼育豚頭数が4割減少した)

・アフリカ豚熱(ASF)のウイルスは、出荷済みの枝肉や店頭の豚肉・豚肉加工食品(紅腸・ソーセージやジャーキーなど)からも検出された。豚、いのししの病気でありヒトに感染することは無いが、ウイルス汚染された食肉類は撤去され出荷前の検査が厳しくなっていた。

・2016年から第13次5カ年計画(十三・五)が始まった。湖北省では先端技術開発や医療改革・健康・予防といった”大健康”産業も拡大している。

・そして、特に取り上げられた「武漢科技大学」は、武漢市の主要地場産業の重工業系に強い大学なので、「そんな大学だったっけ?」といった違和感を感じた。

 

その一方で、アフリカ豚熱(ASF)への対応だけでは説明出来ないところもあった。

サイバー・セキュリティ会社「Internet 2.0」のオリジナルの報告書「PCR PURCHASING REPORT WUHAN CHINA」を元にして、分析と説明をしてみた。

 20211007061613
Procuring for a Pandemic | Internet 2.0 (登録(無料)する事でpdfファイルをダウンロードできる)

Internet 2.0 | Relentless Security ™

 

日本経済新聞の記事は、2018年~2019年に流行していたアフリカ豚熱(ASF)について触れておらず、報告書の解説の一部をかいつまんだだけの中途半端な記事だった。

日本語での報告書の内容の解説と、サイバー・セキュリティ会社「Internet 2.0」の実績と信頼性については朝日新聞社系サイトの論座の記事が詳しい。

今回の報告書を執筆したInternet 2.0は、豪州のサイバーセキュリティ会社だ。2019年に起業したばかりで比較的小規模な民間会社だが、米国や豪州の政府・軍・諜報機関などでサイバーセキュリティに携わってきたメンバーが多く所属しており(参照)、アドバイザリーボードにはFBI、NSC(国家安全保障会議)、米国務省などでサイバー担当の政府高官を歴任してきたクリストファー・ペインターらが名を連ねている。

2019年夏から武漢でPCR機器の調達が急増~新データが示唆することは - 井形彬|論座 - 朝日新聞社の言論サイト(2021年10月05日)

 

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中国の湖北省では、2019年の5月と9月~10月にPCR機器の発注総額が大きく増えていた。

日本経済新聞の記事とグラフはざっくりとしすぎていて、真偽両面で誤解をされそうだ。

20211007062214日本経済新聞より)

そこで、サイバー・セキュリティ会社「Internet 2.0」のオリジナルの報告書「PCR PURCHASING REPORT WUHAN CHINA」(以下、Internet 2.0報告書)のグラフを使って詳しく説明してみよう。

 

2019年11月の「武漢ウイルス研究所」によるPCR機器の調達(約400万人民元)や、12月の赤色の”疾病予防管理センター”セクターの調達は新型コロナウイルス感染症が関係している可能性が高いだろう。

特に11月の「武漢ウイルス研究所」による調達は確度が高そうだ。

これだけでも、公式発表よりも前に武漢市で新型コロナウイルス感染症が発生していた傍証に出来るかもしれない。ただ研究所に問い合わせても、通常のPCR機器の更新と回答されそうだが…

20211009154941

分かりやすくするために、色分けされている”大学””病院””疾病予防対策センター”等の月ごとの場所を、オリジナルのグラフから入れ替えた。
オリジナルのグラフはこちら(大きな画像にリンクしています)。

20211007062355(Procuring for a Pandemic | Internet 2.0)

 

 

中国では2016年から2020年に第13次5ヶ年計画(十三・五)が行われている(2010年~2015年の第12次5ヶ年は”十二五”と略される)。

”十三五”では経済成長率を年平均6.5%とし、産業構造のアップグレードを推進、先進的な製造業や戦略的な新興企業の割合を高める。先端技術革新による発展戦略を実施。都市化と農業の近代化、生活環境の改善や貧困層の減少、持続可能な環境対策など。(詳細は検索してみて🙂)

これら党中央の基本方針を基軸として、省・市・自治区によってどう対応するかは変わってくる。湖北省では、PCR機器の発注総額だけを見ると、十三五期間に”病院”セクターと”大学”セクター”でのPCR機器調達額が大きく増えていることがわかる(下図の赤矢印)。

どちらも十三五期間に入って大きく加速している。

 

20211009154437

そして2019年は、茶色の”動物疾病予防管理センター”と赤色の”疾病予防管理センター”で極端に増えている。黄色の”大学”セクターもやや多めのようだ。

Internet 2.0報告書では、この異常なPCR機器の調達額の増加に注目した。

 

 

まず、茶色の”動物疾病予防管理センター”でのPCR機器の発注総額について見てみよう。2019年6月と特に7月~8月に大きく増えている。

これは湖北省で2019年6月下旬に、アフリカ豚熱(ASF, 非洲猪瘟)の防疫体制の強化と検査体制の徹底が指導されたためだと考えられる。

会议研究决定:一是立即部署“零点行动”。自6月23日零时起,全省统一开展“零点行动”,...(中略)... 三是制订指导意见并下发。明确PCR自检、日报制度、环保证件的办理、“三证”报送要求等有关指导意见并下发,指导各地开展工作。...(以下略)

张桂华安排部署全省屠宰环节非洲猪瘟检测落实工作--湖北省农业农村厅 (2019-06-24)

アフリカ豚熱(ASF)の湖北省の養豚場での発生は、2018年11月に南部の武漢市に近い自治体ではじめて発表された。その後のASF発表の公式発表は多くはないが、実のところ中国でのASF関連では当局や業者による隠蔽がかなり多かった。湖北省が2019年6月に検査体制の拡充を指示したのも、何かしら”発表されない”裏事情があったのかもしれない。

(当アカウントは、アフリカ豚コレラ(ASF(現名称:アフリカ豚熱))の中国での発生当時から、頻繁にチェックをしてツイートをし、ブログ記事を書いてきました。アフリカ豚熱(アフリカ豚コレラ) - pelicanmemo, ページ2, ページ3(古い記事)

日本の農水省からも、中国でのアフリカ豚コレラ(ASF)の対応で検査体制が強化されていることがリリースされている。(例:中国農業農村部公表(2019 年3月15 日付け(PDF))

 

Internet 2.0報告書では、湖北省で2019年のPCR機器の発注総額の多いセクターと組織ごとに分けた図が載っている。図に日本語で、主な大学や自治体を書き加えた。

詳しく追記した主要3セクターのうち、少なくとも3分の1はアフリカ豚熱(ASF)と関係がありそうだ。

20211009154450

アフリカ豚熱(ASF, 非洲猪瘟)と関係するところは、まず茶色の”動物疾病予防管理”セクターがある。特に宜昌市では県級市である宜都市や枝江市、秭帰県や遠安県が調達をしている。
(ちなみに湖北省宜昌市ではアフリカ豚熱(ASF)が発生したという公式発表はなかった(はず)(笑)、しかし中国ネットSNSではけっこう大きな”噂”になっていた(笑)😆)

黄色の”大学”セクターでは、湖北省農業科学院と、副部級大学(中国共産党中央の直轄)の華中農業大学がある。また荊州市では8月にASF発生があり、”動物疾病予防管理”センターで調達しているので同市の長江大学も関係がありそうだ。

赤色の”疾病予防管理センター”(CDC)では、PCR機器を調達した地域の中で、利川市(恩施トゥチャ族ミャオ族自治州)や洪湖市、襄陽市でASF発生が発表されている。疾病予防管理センター(CDC)は、基本的には家畜の疾病は対象としていない。それでも出荷された豚肉・豚肉加工食品からウイルスが検出され消費もされているため、ASFウイルスのヒトへの感染は無いとはいっても、健康被害との関係の有無の独自検査が必要とされたのではないだろうか。

さらに、これを奇貨としてPCR検査装置の最新機種への更新をおこなった、ちゃっかりした組織もあったのかもしれない(笑)(オレならダメ元で申請を出してみる😅)

 

この中でとくに気になる組織といえば、Internet 2.0報告書が注目している「武漢科技大学」と、武漢大学やハイテク産業開発区がある「武漢市洪山区CDC」あたり。🤔

 

 

湖北省での、2019年の月ごとのPCR機器の「落札総額」は5月と9月~10月が多い。しかし「契約件数」では5月は少なく、7月と9月・10月・11月が多い。これは7月や9~11月は金額が安めの契約が多かった事を意味する。

20211009154447 

Internet 2.0報告書が注目している2019年5月のPCR機器の調達は、赤色の”疾病予防管理”セクターによる大きめの調達案件であり、総額は402万人民元(約6600万円(為替2019年5月時点))だった。

5月の契約件数は全部で10件なので、この”疾病予防管理センター”による契約件数は4~5件だろう。これらが前述した武漢ではない自治体でのアフリカ豚熱(ASF)関連の調達なのか?それとも湖北省CDCや武漢市CDCによる大型調達案件なのか?、判断は難しい。
(個人的には、9月の赤色の”疾病予防管理”セクターの方が、自治体のASF関連のPCR機器調達である可能性が高いと考えている。)

20211009154941(見やすいようにグラフを再掲)

 

武漢科技大学では、2019年10月にPCR機器の高額調達を行っている。しかし前述したように、2019年10月の調達件数も多かった。こういう時は、通常案件に加えて何か大きな案件が動いたことがイメージされる。

20211009154440

Internet 2.0報告書が指摘した新型コロナウイルスと武漢科技大学との関連を考えるなら、2019年10月の方が確度が高い(報告書でもそう書かかれている)。中国ネットSNSでは、2019年11月には武漢で変な呼吸器系疾患が流行っているという「噂」があったので、それ関連かもしれない。

 

だがちょっと待ってほしい。🤔

 

「武漢科技大学」が新型コロナウイルスのため秘密裏にPCR検査機器を多く発注していたというところを読んで、強い違和感を感じた。

それは「室蘭工業大学」や「芝浦工業大学」が感染症対策のためにPCR機器を大量調達したと聞いたような違和感、と書いたら分かりやすいだろうか。

 

「武漢科技大学」は1999年に改名するまでは「武漢冶金科技大学」という名前だった。武漢市の主要な地場産業のひとつである材料工学や重化学を特徴としている大学で、たしかに医学部もあるけれど、それは事故や職業病、公害に対応するための医学や看護学、予防医学の意味合いが強いだろう(日本の鉄鋼会社が城下町で病院・診療所を経営しているイメージ)

院系设置 - 武汉科技大学

武漢科技大学 | SciencePortal China

武漢科技大学 - Wikipedia

20211007063347

 

Internet 2.0報告書は、この大学が病院8カ所と疾病予防管理センター10カ所と提携関係があることに着目しているそうだ。

報告書は、この大学が病院8カ所と疾病予防管理センター10カ所と提携関係があることに着目。2019年の夏から秋にかけて、武漢の公衆衛生当局者がコロナへの対応を迫られていたのだとすれば、武漢科技大学が初期対応に関与する施設であったであろうことを「中確度」で結論付けている。

 以上の月別トレンドを総合し、報告書はこうした動きについて、「中確度」で「大規模なPCR検査を必要とする新たな事象が発生し、それに対処するための調達であったと結論付ける」と分析している。

2019年夏から武漢でPCR機器の調達が急増~新データが示唆することは - 井形彬|論座 - 朝日新聞社の言論サイト(2021年10月05日)

そりゃ、重工業が盛んな地域なら、従業員や地域住民の疾病や公害による影響とは無縁ではいられないと思うぞ。当然地元のCDCとの関係もあるだろう。 附属医院 - 武汉科技大学

 

この「「武漢科技大学」があやしい」という仮説は”フライング”だと感じた。

 

もっとも、武漢科技大学としても、いつまでも重化学工業ばかりを特色にしていては優秀な教員や学生を呼べないし、大規模予算をとりやすい先端技術開発にも繋がりにくい。2013年に生物医学研究院を創設するなど、生物科学系の方向で革新を試みていたとしても不思議ではない。そういうところをもっと掘り下げてほしかった。

 

Internet 2.0報告書では、武漢科技大学が病院8カ所疾病予防管理センター10カ所と提携関係があるとして、このように書いている。

We assess with medium confidence based on the significant purchasing and the self-description of their medical school that if the public health officials were dealing with an outbreak in the summer and autumn 2019 that the Wuhan University of Science and Technology was highly likely to come into close contact with the problem and cases that was the emerging epidemic of COVID-19. We believe their connection with 8 hospitals and 10 disease prevention and control centers makes them a probable institution to initially respond to the emerging epidemic and could explain their part in the purchasing increase.

Procuring for a Pandemic | Internet 2.0

 

武漢科技術大学 医学院の学院紹介ページは、英語ページは更新は2018年9月28日でかなり古い。

外国語ページは概略だけだったり、間違った訳語を使ってしまうのはよくある話だ。

中国語の医学院紹介ページは最新の更新は2021年5月だったが、ウェブキャッシュがarchive.org で2019年に4回(3月30日から9月29日)取得されていた。学院紹介の更新時間はいずれも2018年10月6日。internet2.0が参照した英語ページとほぼ同時期なので詳しく検証できる。

 It has a total of 8 affiliated hospitals,including Tianyou Hospital, Hanyang Hospital,Puren Hospital, China Resources WISCO General Hospital, Wuhan Asian Heart Hospital, Xiaogan Center Hospital, Wuchang Hospital and Xinjiang Cardiovascular and Cerebrovascular Disease Hospital,with a total number of beds of more than 8,000.In addition, the college has 35 teaching practice bases, including 22 general hospitals, 10 disease prevention and control centers, and 5 pharmaceutical companies (pharmaceutical companies).

Medicine - Wuhan University of Science and Technology(武汉科技大学 医学院)(Release time:2018-09-28)

 

archive.org でのウェブキャッシュ(2018年10月6日取得)の武漢科技大学・医学院の紹介ページでは、8つの付属(教学・実習)病院と、予防・薬学・公共衛生と予防医学等の実習訓練基地のため30余と書かれている。英語版(2018年9月28日公開)では35の実習訓練基地(实习实训基地)(22の一般病院、10の疾病予防管理センターを含む)と5つの製薬会社と提携と書かれている。

internet2.0が注目した「疾病予防管理センター10カ所」とは、ただの医学部学生らの実習のための提携病院・センターということが分かる。

中国語版をちゃんと読んでいくと、武漢科技大学医学院の紹介文に”予防医学”や”職業病”が目につくのが分かるだろう。

学院现有基础医学院、公共卫生学院、药学系、护理学系、临床医学系共5个院系;拥有附属天佑医院、汉阳医院、普仁医院、华润武钢总医院、武汉亚洲心脏病医院、孝感中心医院、武昌医院和新疆心脑血管病医院共8家附属(教学)医院,总编制床位数达9004张。此外,还建有护理、药学、公共卫生与预防医学等实习实训基地30余家。

学院现有基础医学湖北省教学团队、预防医学湖北省名师工作室、职业病防治湖北省实习实训示范基地、基础医学实验教学示范中心、医学机能学湖北省虚拟仿真实验教学中心和“上消化道出血的诊治流程”国家级虚拟仿真实验示范性项目。建有基础医学、公共卫生、药学、护理与临床技能五个实验教学中心和实验动物中心。围绕重大疾病的基础与应用研究,学院形成了稳定的学科团队与研究方向,建有“职业危害识别与控制湖北省重点实验室”,以及“感染免疫与肿瘤微环境研究所、心血管病研究所、脑与认知功能研究所、营养与慢性病防治研究所、社会发展与健康管理研究所、新药创制研究所、护理学研究所”共7个校级科研平台。近5年,承担国家自然科学基金、国家人文社科基金37项,承担教育部人文社科项目、湖北省杰出青年基金、湖北省自然科学基金等省部级项目58项,承担湖北省卫生计生委项目和各类企事业委托项目112项,发表科研论文466篇,其中,SCI收录138篇,申请发明专利6项,获湖北省科技进步奖6项,湖北省教学成果奖5项。

学院介绍 - 武汉科技大学 医学院 (archive.org: 2019/09/29)(更新时间:2018年10月6日)

 

余談だが、2021年5月更新の中国語版はずっと簡素な表現となった。2021年までに湖北省疾病管理予防センターと共同で公衆衛生と予防医学人材育成基地を設立したそうだ。これは新型コロナウイルス感染症のパンデミックへの当然の対応だろう。

学院现有基础医学院、公共卫生学院、药学系、护理学系、临床医学系共5个院系;拥有附属天佑医院、汉阳医院、普仁医院、华润武钢总医院、武汉亚洲心脏病医院、孝感中心医院、武昌医院、亚心总医院、汉口医院、新疆心脑血管病医院和武汉市职业病防治院共11家附属(教学)医院,总编制床位数达1万余张。建有护理、药学、公共卫生与预防医学、卫生检验与检疫等专业实习实训基地30余家,与湖北省疾控中心共建公共卫生与预防医学人才培养基地。

学院介绍 - 武汉科技大学 医学院 (2021年5月はこちら)

 

正直なところ、今回の新型コロナウイルスに関連したとするサイバー・セキュリティ会社「Internet 2.0」による報告書は、調査内容は非常に詳しく網羅したものなのだが、その報告書の表現には国際政治的な何かが加わったのではないかと感じる。

日本メディアの政治ネタ記事で時々見かける「疑惑は深まった」と似た例かもしれない。

 

それでも湖北省の公的セクターでの2019年のPCR機器契約の全てを、アフリカ豚熱(ASF (旧称:アフリカ豚コレラ)、中国語:非洲猪瘟)の感染拡大と防疫と検査拡充への対応だけという説明は出来ない。ASF関連の可能性が高いのは全体のせいぜい3分の1だろう。残り3分の2には、ASFを背景として予防的にPCR検査能力の向上を目指したものもあるだろうし、多くは例年通りの更新や予定された新規契約と思う。

そして、どうしても無視しきれないものがいくつか残る。

 

湖北省での2018年以前の落札額・件数のパターンでは、7月が多く、年後半は12月にかけて多くなる。2019年はそのパターンから外れていた。

中国ネットSNSの”噂”も含めていろいろ考えてみると、10月より後は新型コロナウイルスの影響が出ていたと思われる。

20211009154434

 

2019年の、湖北省以外の主な省・市の公共セクターでのPCR機器の落札総額をみてみると、湖北省のほかには北京市しか増えていないのが気になる。

もしかしたら2018年までは湖北省の検査能力はかなり低くて、2019年に急拡大せざるをえなかったのかもしれない。・・・そこはさらに深く詳しく調べていかないと分からないだろう。

 

20211009154443

 

Medicine - Wuhan University of Science and Technology(武汉科技大学 医学院)(Release time:2018-09-28)

学院介绍 - 武汉科技大学 医学院 (archive.org: 2019/09/29)(更新时间:2018年10月6日)

学院介绍 - 武汉科技大学 医学院 (2021年5月)

武汉科技大学_百度百科

 

武汉大学医学部

武汉市农业农村局

武汉市动物疫病预防控制中心-武汉市农业农村局

武汉市疾病预防控制中心

湖北疾病预防控制中心

共筑“创新务实现代”民政梦 湖北省民政事业发展“十三五”规划

湖北省科技创新“十三五”规划

科技部办公厅关于印发《“十三五”医疗器械科技创新专项规划》的通知

非洲猪瘟蔓延 武汉4吨包子倾倒街头|多维新闻

ほかいろいろ

 

新型コロナ: 19年夏にPCR機器を中国が大量発注 米英豪チームが解析: 日本経済新聞(2021年10月5日)

2019年夏から武漢でPCR機器の調達が急増~新データが示唆することは - 井形彬|論座 - 朝日新聞社の言論サイト(2021年10月05日)

Procuring for a Pandemic | Internet 2.0

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