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海外の話が多め。近頃は中国が多め(中国海警局・中国海監、深海潜水艇、感染症など)。

感染症の関連ツイートまとめ(2015年11月) H7N9鳥インフルエンザがシーズン入りか

https://www.flickr.com/photos/27283274@N00/132967800

photo by celesteh

 

H7N9鳥インフルエンザなど感染症関連のニュース、SNSでつぶやいて終わるものも多いので、まとめてみました。

(注:見かけたものだけ。もちろん網羅しているわけはありません。)

(先月の記事:感染症の関連ツイートまとめ(2015年10月) H7N9鳥インフル、韓国MERSのその後、など - pelicanmemo

感染症 カテゴリーの記事一覧 - pelicanmemo

 

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中国で、この冬〜春もA/H7N9鳥インフルエンザ(以下、H7N9鳥インフル、またはH7N9鳥フル)の流行が心配されています。

広東省の専門家グループによると、2016年1月〜2月(元旦から春節まで)に感染者が増えると予想されるが、H7N9鳥インフルの大流行は起こらないだろう、だそうです。

 

中国、広東省でこの冬はじめてのH7N9鳥インフルエンザ患者が確認されました。

11月23日に中国のSNSで、大埔県衛生当局による通知文書の画像が拡散されて発覚。中国メディアの記者が広東省衛計委(衛生・計画育成委員会)に確認していました。
しかし、広東省衛計委からの公式発表が無いので、中国メディアでは特に転載はされなかったようです。26日に公式の通知が出た事で、人民網や新華網など大手メディアも報道しました。

患者は、広東省梅州市の74才男性。農民。家禽との接触歴あり。密接接触者60人の医学的観察が行われ異常はみられない。

 

広東省の地元メディアでも、そこから広く関連報道を始めました。

少し気になったのが、これまでは、H7N9鳥インフルの「散発的な病例(散发病例)」という表現が多かったのですが、「偶発的な病例(偶发病例)」という表現が出てきたところです。「予測できない」という雰囲気を感じます。

 

浙江省でも、この冬になってから感染例が複数出ています。

浙江省衛計委による毎月の集計結果なので、すでに発表・報道された感染例を含んでいます。

  

その浙江省で今年2月、H7N9鳥インフルエンザ感染者から入院していたCOPD患者への院内感染があったようです。2人とも死亡。

【H7N9鳥インフル】 浙江省の病院で今年2月、院内感染で患者死亡 (2015年11月) - pelicanmemo

Nosocomial transmission of avian influenza A (H7N9) virus in China: epidemiological investigation | The BMJ

 

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台湾の養鶏場・養家禽場で昨年、複数の鳥インフルエンザが大流行。その余波がまだ続いているようです。

25日にもまた。

 30日にも・・・

 

 

フランスでも、高病原性H5N1鳥インフルエンザが発生しました。前回は2007年。8年ぶり。

 

 

 

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いつもお世話になっている、関西福祉大学の勝田先生のツイートから。 

このSARSに似ているウイルスは、変異しなくてもコウモリからヒトへうつることが可能、しかしヒトからヒトへの感染が起こるかどうかは分からない。 

(Chapel Hill, N.C. – Nov. 9, 2015) – Researchers from the University of North Carolina at Chapel Hill have discovered a new bat SARS-like virus that can jump directly from its bat hosts to humans without mutation. However, researchers point out that if the SARS-like virus did jump, it is still unclear whether it could spread from human to human.

 

2013年にNatureで発表された、中国のコウモリから発見されたコロナ・ウイルスを研究したものだそうです。

A SARS-like cluster of circulating bat coronaviruses shows potential for human emergence : Nature Medicine (Published online  09 November 2015)

Isolation and characterization of a bat SARS-like coronavirus that uses the ACE2 receptor : Nature (Published online  30 October 2013)

 

 

 

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チクングニヤ熱で脳炎を起こした17%死亡!の衝撃 - 新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

「えっ!?」と目を引く数字ですが、マダガスカルの東方、インド洋のレユニオン島でチクングニヤ熱感染300,000例を調べたところ、57例で脳神経系合併症(うち24例が脳炎)を起こし死亡率は17%(死亡9人?)。

 

チクングニヤはヒトスジシマカと相性が良いので、日本国内感染も発生することを前提として、四類感染症に指定され、また、デング熱関連の通知にもデング・チクングニヤが併記されています。 

チクングニヤ熱で脳炎を起こした17%死亡!の衝撃 - 新型インフルエンザ・ウォッチング日記〜渡航医学のブログ〜 

パンデミック症候群―国境を越える処方箋 (エネルギーフォーラム新書)

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日本各地でも、鳥インフルエンザ対策の訓練のニュースを多く読むのと、少し気になるニュースも流れていました。

 

 

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インフルエンザ注射は毎年痛みが違う、2015年はここ数年で最高の痛み、というツイートをRTして。

https://twitter.com/mojyo0517/status/667722900212834305

 

 

シャープが、プラズマクラスター技術が、鳥インフルエンザ・ウイルスの感染力を抑制する研究を行ってきました。今回、H7N9でも効果があることが確認されたそうです。

ウイルスの型によって反応が違うのがちょっと面白い。