中国の7000m有人深海潜水艇「蛟竜」号、2009年の初潜航から約10年、通算潜航回数100回を越え、大規模なメンテナンスと修理、技術的アップグレードのための工事(蛟龙号载人潜水器大修)が行われている。
すでに、次の水中試験にうつれる条件は整っているそうだ。
「蛟竜」号の新しい支援母船「深海一号」も、進水後の艤装工事が順調に行われており、計画では今年5月に引き渡される。
今年7月、マリアナ海溝の海域で、改修・アップグレードした「蛟竜」号の潜航試験を行う予定だ。2020年には、世界一周する調査航海が計画されている。
(长江云)
蛟龙号载人潜水器大修与技术升级转段工作会在青岛召开 - 国家深海基地管理中心
蛟龙号载人潜水器大修与技术升级转段业已完成 即将转入水池试验阶段 - 央视网
中国、7000m級有人深海潜水艇「蛟竜」号、5年間の試験性応用段階が終了 事業化運用へ - pelicanmemo (2017-06-26)
中国、7000m級有人深海潜水艇「蛟竜」号 新母船「深海一号」進水 - pelicanmemo (2018-12-13)
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(中国海洋报)ちょっと珍しい「蛟竜」号のヌード画像😳
浸透探傷剤のスプレーなどを使って、チタン製フレームの傷や損傷を探しているようだ。
チタン製耐圧殻の表面チェックは9割がた終わった。
国家深海基地管理センター(国家深海基地管理中心) 技術部の楊磊(杨磊)主任によると、「蛟竜(蛟龙)」号“大修”は、全システムの調査と分解検査、設備検査(检验)、故障の修理、全システムの再構成、陸上でのチェック、プールでの水中試験の順番で行われている。
技術的アップグレードでは、フレーム構造の最適化、マニピュレータの有効作業半径を前方に30cm延長、制御システムのアップグレード、サイドスキャン・ソナーのアップグレード(国産化率は90%以上に)、ライトやビデオの設計を改善、作業用インターフェイスを増やすなど。伝送能力や動画解像度、ライト照度なども上がっているよう。
バッテリーはリチウム電池への変更が期待されていたが、酸化銀亜鉛電池のまま。現段階では、技術的検証が進められていて、全てを載せかえるのではない。残念。😔
中国、7000m級有人深海潜水艇「蛟竜」号、5年間の試験性応用段階が終了 事業化運用へ - pelicanmemo (2017-06-26)
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『第四極』読了。 中国の7000m級有人深海潜水艇「蛟竜」号、研究開発・深海挑戦記。(2/2) - pelicanmemo (2017-01-03)
『第四極』読了。 中国の7000m級有人深海潜水艇「蛟竜」号、研究開発・深海挑戦記。(1/2) - pelicanmemo (2017-01-02)
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