China arrests gang for selling fake African swine fever vaccine that caused US$2.5 million damage #china #China #africanswinefever https://t.co/2EtL15ILQ3 pic.twitter.com/K33y1x1I4T
— SCMP Economy (@scmpeconomy) 2020年5月25日
中国の遼寧省で、一昨年(2018年)8月に、アジアではじめての発生が確認されたアフリカ豚熱(アフリカ豚コレラ(ASF))。
今年(2020年)5月、重慶市で、偽物のアフリカ豚熱(ASF)ワクチンを製造販売していたギャングが摘発された。
公安当局が、四川省と重慶市の各地で7人を逮捕し、製造、実験、卸売から小売の全経路において、地下流通ネットワークで暴利を貪る闇のルールを明らかにした。サウス・チャイナ・モーニング・ポスト紙が報じた。
法制日報の5月19日付け記事によると、昨年(2019年)末、重慶市の墊江県公安局に対して、同県で養豚業を営む李さんから通報があった。四川省の家畜用医薬品の販売業者から購入した「アフリカ豚熱(ASF)・試験ワクチン」を使用したところ、予防効果が無く2000頭以上の豚が死亡して、数百万元の被害を受けたそうだ。
通報をうけて、墊江県公安局は、重慶市公安局の指導のもと特別捜査班を設置。5か月にわたる厳しい捜査によって、四川省の成都市ほか各地を調査して、製造装置や測定装置、注射針など偽造のための道具を押収し、関係者を逮捕した。
幸い、アフリカ豚コレラ(ASF)のウィルスを本当に使用した偽物ではなかったようだ。
家禽向けの古い薬品瓶を加熱や薬品に浸けるなどすることで元を分からなくして偽装をし、アフリカ豚熱(ASF)の「試験ワクチン」と称して、身分を偽って養豚農家に持ち込んで売っていたそうだ。
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(微博より)2019年に出回っていたもの。
アフリカ豚熱(ASF (アフリカ豚コレラ))のワクチンの研究開発は中国でも行われており、たまに「効果が認められた」というような市場向け発表があった。そして「試験ワクチン」の偽物も出回っている。
重慶市墊江県の養豚業・李さんは2019年に、偽ものの試験ワクチンを使った、しかし予防効果が無く2000頭以上の豚が死亡した。死亡の原因がアフリカ豚熱(ASF)かどうかは分からない。農業農村部の公式発表に、2019年末に重慶市墊江県の養豚場でASF発生という発表は無い。
ただ2019年11月10日の発表に、重慶市墊江県で、他の省から違法に豚を輸送していた輸送車が摘発されて25頭の子豚のうち1頭の死亡が発表されている。これが関連するかもしれない。
農業農村部の公式発表の数字だけをみると、アフリカ豚熱(ASF)の発生件数は少なくなっているように思われるかもしれない。
実際には、ASF感染と疑われる病死した豚の違法な販売や屠殺、運搬などが行われている。(続く)
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