映画『KANO~1931海の向こうの甲子園~』予告編 - YouTube
日本で上映されるのを、関連情報をなるべく見ずに待っていました。
シアターは「満席御礼」。
難しいことは考えず、野球場の観客にひとりになったつもりで見て、楽しめました。ある意味、王道の野球・スポーツ・エンターテイメント。
台湾の日本統治時代の歴史を少し知っていれば、もっと楽しめると思います。
外国映画なので、その国の文化や映画の文法、お約束、笑い所や盛り上げ所があって戸惑う部分もありますが。校長や市長、新聞記者など脇役のキャラの描かれ方、演技がとても分かりやすい。竹を割ったような、さっぱりとした視聴後感でした。
普段、あれこれ難しく調べて考えてて何となくネガティブに傾きがちなので、たまにこういった、公式戦で1勝もしていないのに「来年は甲子園に行くぞ!」とポジティブに描いてしまえる作品に触れると、根拠ないけど頑張るぞとか、前向きになろうと思えてきます。
多分、この週末は前向きに過ごせる。(短かっw)
以下、少しネタバレ。
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後ろにいた人は、八田與一さんでしたか。
烏山頭ダムの竣工は1930年(昭和5年)4月、嘉義農業学校の甲子園出場は1931年(昭和6年)。
嘉義農業学校のある嘉義市、嘉南平原地区の歴史、台湾の歴史の1ページとして重要なので、嘉南大圳と烏山頭ダムを絡めたのでしょう。
舞台背景は甲子園初出場の1931年までなので、後日談としてのいくつかの日本兵のシーンは構成上、無くてもよかったように感じましたが、それもまた日本と台湾との歴史なので、近代歴史ものの映画を作る上で必要だったのかもしれません。
キャラクター|映画『KANO 1931海の向こうの甲子園』公式サイト
(あの記者は、あの人がモデルだったのかっ! (なんか納得))
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