(八重山日報(2021年1月21日))
海上保安庁は、1月20日、尖閣諸島の周辺海域で毎日のように確認されている中国海警局の船の呼称を、これまでの発表で使っていた「中国公船」から「中国海警局に所属する船舶」に変更する。
海保は従来、中国海警局の船の呼称を「中国公船」と発表していたが、この日から「中国海警局に所属する船舶」に改めた。十一管は「より正確な呼称を用いるため」としている。
その一方で、第十一管区海上保安本部は「より正確な呼称を用いるため」としているが、中国海警局の船が搭載している機関砲に対して使ってきた「機関砲のようなもの」というトンチンカンな呼称は改められなかったのかもしれない。
第十一管区海上保安本部によると、尖閣諸島(石垣登野城尖閣)周辺の領海外側にある接続水域では20日、中国海警局の船4隻が航行している。尖閣周辺で中国公船が確認されるのは3日連続。
4隻は、機関砲のようなものを搭載した「海警1305」のほか「海警1301」「海警2502」「海警6303」
1月21日の産経ニュースの記事でも「1隻は機関砲のようなものを搭載。」と報道されている。
尖閣周辺に中国船 4日連続 - 産経ニュース (2021.1.21 10:52)
(もっとも、産経ニュースの記事は、日付と数字だけを修正したいわゆる”コピペ記事”がほとんどなので、21日の記事では反映されていないだけかもしれない)
その「海警1305」が搭載しているのは30mm機関砲。北方工业公司(NORINCO)のH/PJ17型。
(荔枝网より)
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(海上保安庁第11管区海上保安本部(ホウドウキョク)より)
「海警1305」は、新しい番号になってから初確認だろう。漁政型3000トン級の「もと海警2304」と考えられる。
— ぺりかんめも (@pelicanmemo) 2021年1月16日
「海警1301」は3000トン級の「もと海警2305」、
「海警2502」は5000トン級の「もと海警2502」。
「海警6303」は第6支隊(直属第6局・北海分局)で、3000トン級の「もと海警1306」だろう。
【中国海警局】 3000トン級「海警2304」、尖閣沖ではじめて確認。30mm機関砲を装備 - pelicanmemo (2018-03-21)
【中国海警局】 3000トン級「海警1306」、尖閣沖で初確認 海上保安庁の尖閣警備専従部隊と写真で比較 - pelicanmemo (2018-08-26)
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