検疫を行う専門家を除いて
ロシア、極東で今年(2019年)7月から、アフリカ豚コレラ(African Swine Fever, ASF)がはじめて発生し、主に中国との国境近くで徐々に拡大をしている。
7月下旬に沿海地方で、8月上旬にアムール州で、9月にユダヤ自治州で発生した。そして12月20日、ハバロフスク地方でのはじめての発生が確認された。
いずれの州・地方でも、最初の発生地区は中国との国境と接していることから、中国からの野生イノシシの越境や、豚肉・豚加工品の密輸入あるいは持ち込みによって、ASFウイルスがロシア国内に入り込んだと考えられている。
【記事内リンク ・沿海地方 ・アムール州 ・ユダヤ自治州 ・ハバロフスク地方 】
ロシア、シベリアでは2年以上も前、2017年3月にイルクーツク州で1件(病死40頭)、2017年10月にクラスノヤルスク地方南部で1件(病死27頭)の、アフリカ豚コレラ(АЧС)の発生があった。その後は発生していない。
バイカル湖よりも東の極東ロシア(極東連邦管区)では、アフリカ豚コレラ(АЧС)の発生は起こってはいなかった。
ユーラシア大陸におけるアフリカ豚コレラの発生拡大状況(2007年~) - 農林水産省(2019年8月14日現在)(pdf)
(余談だが、ロシア沿海地方では、豚コレラ(Classical Swine Fever(CSF)、古典的豚コレラ)の発生が、年に数回、報告されている。OIE (2019/08/15))
ロシアで、2019年9月までにASF発生は、養豚場・養豚農家で8件(*1)、野生のイノシシで12件あった(~2019/08/10)。20件しか起きていなかった。落ち着いてきていた。
極東ロシアでのはじめての発生と、新たな空白地帯での感染拡大が心配されている。
(*1)東欧に近い中央連邦管区と南部連邦管区、沿ヴォルガ連邦管区で6件、極東連邦管区で2件。
ロシアにおける、2019年のASFの発生状況(Активные вспышки АЧС на территории Российской Федерации в 2019 году)(pdf)
ロシアでは、中国でのアフリカ豚コレラ(ASF)の発生と感染拡大に対して、早い時期から、国境を接する黒竜江省や内モンゴル自治区からロシア領土内への、ASFウイルスの侵入を警戒してきていた。現実のものとなった。
(連邦動植物検疫監督局(2018/10/03))
昨年に書きました、ロシア極東やシベリアでのアフリカ豚コレラ(АЧС)、の状況の記事など、予備知識として参照されていたら分かりやすく読めるかもです。😊
【アフリカ豚コレラ】 ロシア、極東ではどうなっているのか? | 西の果てから、東の果てへ。 - pelicanmemo (2018-12-23)
【アフリカ豚コレラ】 ロシアでは200万頭、全豚の8.3%を殺処分? | サッカー・ワールドカップで中国へ拡大か?(2/2) - pelicanmemo (2018-09-26)
アフリカ豚コレラ カテゴリーの記事一覧 - pelicanmemo
Ads by Google
ここからの内容は、今年(2019年)8月に書いた記事に(9月のユダヤ自治州での発生まで)追記してきたものを転載した上で、12月のハバロフスク地方での発生など、その後の情報を追記したものです。(元記事の方の文は、重複を避けるため削除します)
【アフリカ豚コレラ】 ロシア極東、沿海地方とアムール州で、はじめて発生 |ユダヤ自治州でも(追記 9/26) | 中国から越境した野生イノシシによる拡大か - pelicanmemo
・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・
沿海地方
ロシア、連邦動植物検疫監督局(Россельхознадзор (Rosselhoznadzor))によると、7月29日~30日に、沿海地方、ウラジオストクの北約150kmに位置するポグラニチニ地区(*2)の、中国との国境が近い農民農場で、3頭のイノブタでの発症が見つかった。検査の結果、アフリカ豚コレラ(African Swine Fever, ASF) と確認された。
(*2)沿海地方(Приморского(Primorskiy Kray))、ポグラニチニ地区(Паграничного(Pogranichny))。ポグラニチニは“国境”“フロンティア”という意味。
農民農場(КФХ Бирючковой О.В)で繁殖・飼育されていたのは、マンガリッツァ豚とイノシシとの交配種の“イノブタ”。
養殖場の飼育環境では、飼育イノブタと野生のイノシシとの接触がよくあったので、中国から越境してきた、ASFウイルスに感染した野生のイノシシの移動による伝播と考えられている。
その後、8月7日に見つかった野生のイノシシの死骸から、アフリカ豚コレラ(ASF)のウイルスが検出された。
Зарегистрирована вспышка африканской чумы свиней в Приморском крае - Россельхознадзор (2019/08/05)
農場での飼育頭数は約70頭で、殺処分・無害化処理された。市は災害対策措置を宣言して検疫を導入。発生地点から半径10km圏内を“第1危険領域”、半径100km圏内(ロシア領土内)を“第2危険領域”として設定した。
国際獣疫事務局(OIE) のの8月15日発表によると、同じポグラニチニ地区で新たに2件(死亡6頭・1頭)、さらに100km以上離れたウラジオストク近郊のナジェジジンスコエ地区の養豚施設で1件(2頭)の、アフリカ豚コレラ(АЧС)の発生が報告されている。
Ветинспекция Приморья: Новых вспышек заболевания африканской чумой нет(VladNews, ウラジオストク・ニュース)
Ветинспекция Приморья: Новых вспышек заболевания африканской чумой нет(沿海地方ニュース)
--(追記:9/26)--------------------
OIEの9月23日発表分までで、アフリカ豚コレラ(ASF)の発生は、アムール州で25件、沿海地方で13件が報告されている。
沿海地方の13件は、最初に発生したポグラニチニ地区(Pogranichny)と、その周辺の地区での発生が多い。
野生のイノシシでのASFウイルスは、ポグラニチニ地区の森林(Forest)で7頭(8/6に6頭、8/7に1頭)が確認されている。
ポグラニチニ地区から北東に約250km離れたダリネレチェンスキー地区で3件、その間に位置するレソザヴォツク市で1件の発生があり、感染拡大が心配される。
ウラジオストクのすぐ北に位置するナジェジジンスコエ地区(Надеждинский(Nadezhdinsky))で、ASF発生が1件あったが、再発はなく、同地区の防疫規制は8月30日に解除された。
--(追記ここまで)------------------
追記 12/28:ハンカ湖の西側、中国国境と挟まれた地域で散発している。
また、北東部のダリネレチェンスキー地区で、野生のイノシシからの陽性確認がときどき報道されている。
・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・
中国から越境した野生イノシシが原因?
最初のアフリカ豚コレラ(ASF)の発生が報告された後の調査で、野生のイノシシの死骸からASFウイルスが検出された。
最初のASFウイルスの原因は、中国から越境してきたイノシシと考えられている。
В Приморье подтверждены два новых очага африканской чумы свиней - ТАСС (沿海地方で、アフリカ豚コレラの2つの新しい発生が確認された)(2019/08/16)
中国では、イノシシ(野猪)での、アフリカ豚コレラ(ASF)のウイルスの確認は3件が報告されている。野生のイノシシでの確認は吉林省での1件で、ほか2件は、黒竜江省と内モンゴル自治区のイノシシ養殖場での発生だ。
あくまでも“公式発表”で、ですが。🙄
今年(2019年)12月まで、中国、農業農村部や畜牧獣医局などからの、野生のイノシシでのASF検査の結果の統計は見かけたことがなかった。(当ブログ管理人の探し方が悪いのかもしれない)
(追記:12/28)12月11日、農業農村部は、中国の中部内陸の陝西省で、野生イノシシ3頭からASFウイルスを検出と発表した(OIE発表では9頭で発生し死亡)。
【アフリカ豚コレラ】 中国、陝西省で、野生のイノシシ3頭からウイルスを検出 (追記 12/16) - pelicanmemo(追記ここまで)
(青丸(●)がイノシシ(野生2、飼育2)、赤丸(●)が養豚場・農家・村での飼育豚でのASF発生個所。×印は、極東ロシアや北朝鮮・韓国での発生個所2件。)
中国の東北地域の、ロシア極東に近い地域(黒竜江省、内モンゴル自治区の北東部、吉林省)では、野生のイノシシの中に、アフリカ豚コレラ(ASF)のウイルスがいる可能性は充分にある。
北朝鮮の北部(中国やロシアとの国境に近いあたり)も充分にあるだろう。
中国の東北部で行われている"イノシシ(野豬)"の飼育は、養豚施設の中での隔離飼育だけでなく、森林の中の広い養殖場(柵)での野飼いも行われている。(多分、大部分がこれ)
野生のイノシシとの接触を防げるための、最低限のバイオセキュリティが行われているとはちょっと考えにくい。
(イノシシ養殖場でのASF発生をうけて、農業農村部 畜牧獣医局から、フェンスの設置や周辺での調査を行うことなどの対策が、一応、発表されている)
中国での、野生のイノシシのASF検査の結果の統計は見かけたことがない。(気になるし、大事なことなので2度書きました)
この状況は、2007年からこれまでに、ロシア西部から東欧で起こってきたことと同じ状況だ。
ロシア当局は、10年以上ものアフリカ豚コレラ(ASF)との戦いの経験から、野生のイノシシの間でのウイルスの拡がりと飼育豚への感染拡大の危険性をとてもよく分かっている。
ロシア連邦動植物検疫監督局は、今年(2019年)1月にすでに、公式サイトで、欧州でのイノシシの個体群管理の失敗例を指摘するとともに、中国当局は、自然環境での野生のイノシシへのアフリカ豚コレラ(ASF)の感染の事を考慮せず、抜本的な対策をとっていないため、状況をさらに悪化させる恐れがあると指摘している。
明らかに、中国当局は問題の規模を完全に理解していないため、より抜本的な措置を講じず、野生のイノシシの個体群の減少策を行っていません。
この病気(アフリカ豚コレラ)と闘うための世界の慣例を無視しており、ウイルスのキャリアであるイノシシの駆除をしていない、中国は、状況を壊滅的に悪化させる危険性があります。アフリカ豚コレラのウイルスが自然環境で流行している間はずっと、野生のイノシシから家畜のブタへ病気が伝染する危険性は依然として高い。(Google翻訳を元にちょっと調整)
Очевидно, власти Китая не до конца осознают масштаб проблемы, поэтому не принимают более решительных мер и не занимаются депопуляцией диких кабанов. Игнорируя мировую практику по борьбе с данным заболеванием и не уничтожая переносчиков заболевания – диких кабанов, Китай рискует катастрофически ухудшить ситуацию.
Пока вирус африканской чумы свиней циркулирует в дикой среде, угроза передачи заболевания от диких кабанов домашнему поголовью свиней остается по-прежнему высокой.Нерешительность в вопросе контроля численности диких кабанов привела к масштабному распространению вируса африканской чумы свиней - Россельхознадзор (2019/01/21)
(野生のイノシシの数を制御する上での優柔不断は、アフリカ豚コレラのウイルスの広範囲な拡大をもたらした - ロシア連邦動植物検疫監督局)
野生のイノシシの個体群の管理は、養豚場・農家の飼育豚へのウイルスの感染拡大を防ぐ上で、極めて重要かつ基本的な対策だ。
・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・
アムール州
アムール州のブラゴヴェシチェンスク市の郊外の村で、8月8日にアフリカ豚コレラ(ASF)が発生した。
ASF発生した沿海地方のポグラニチニ地区とは、直線距離で700km以上(中国の領土を横切る)、ハバロフスクを経由して中国の領土を大きく回り込むなら1200kmも離れている。
沿海地方とアムール州との間での、ウイルスの伝播とは考えにくい。
インテルファクス通信によると、アフリカ豚コレラ(АЧС)が発生したのは、ブラゴヴェシチェンスク市の郊外に位置するウスチ=イヴァノフカ村の農場(*3)。農場では豚100頭が飼育され、村全体では700頭が飼育されていた。全て殺処分されたそうだ。
村の評議会議長は、誰かが、中国からウイルスを持ち込んだ(ウイルス汚染された豚肉・豚加工品を持ち込んだ)と話している。
ブラゴヴェシチェンスク市は、アムール河をはさんで、中国・黒竜江省の黒河市と接している。距離はわずか700~800m、黒河口岸(出入国検査場)を通して中ロ貿易が盛んに行われている。
(*3) アムール州(Амурской области)、ブラゴヴェシチェンスク市(Благовещенск)、ウスチ=イヴァノフカ村 (Усть-Ивановка)。
ロシア、極東の国境ゲートでは、これまでにも中国からの渡航者が持ち込もうとした豚肉・豚加工品からアフリカ豚コレラ(ASF)のウイルスが検出された例がある。
これらは氷山の一角であり、国境税関での密輸検査をすり抜けてしまった例は、いくつも起こっている。
ロシア極東では、アフリカ豚コレラ(ASF)のウイルスの状況は、すでに「ロシアから中国へ」の侵入ではなく、「中国からロシアへ」侵入する方の危険性がはるかに高くなってきている。
АЧС подтверждена в одном из фермерских хозяйств в Амурской области - interfax-russia.ru(アフリカ豚コレラが、アムール州の農場の一つで確認された)(2019/08/08)
Ввоз мясной продукции с опасным вирусом пресекли таможенники в Еврейской автономной области - interfax-russia.ru (危険なウイルスを含む肉製品の輸入は、ユダヤ自治区の税関職員によって阻止された)(2019/05/08)
【アフリカ豚コレラ】 モンゴル国、6つの県で確認 | ロシアでモンゴル国のソーセージからも検出 (追記あり) - pelicanmemo (2019-01-15)(追記:02/07~)
ブラゴヴェシチェンスク - Wikipedia | Благовещенск — Википедия
黒河市 - Wikipedia | 黑河市 - 维基百科 | Хэйхэ — Википедия
--(追記:9/26)--------------------
OIEの9月23日発表分までで、アフリカ豚コレラ(ASF)の発生は、アムール州で25件、沿海地方で13件が報告されている。
アムール州の25件中、22件が裏庭養豚(backyard)で、飼育頭数は1頭から20~30頭が多い。3件で村(Village)での発生(飼育頭数は、最大で219頭)と通報されている。裏庭養豚が多い。
感染拡大が特に続いているのは、最初に発生したブラゴヴェシチェンスク市がある、アムール・ゼーヤ平地(Аму́рско-Зе́йская равнина)であり、特にアムール川に近い地区での発生が目立つ。一方で、平地の南東の端のアルハリンスキー地区(Arkharinsky)でも発生した。
ただ、1件、ブラゴヴェシチェンスク市から北北東に300km離れた、アムール川沿いで中国と国境を接するマグダガチンスキー地区(Магдагачинский(Magdagachinsy))のチェルニャエヴォ(Черняево(Chernyaevo))で、9月2日に発生していた。
アムール州内での感染拡大のほかに、アムール川を挟んで接している中国の黒竜江省大興安嶺地区からの、同時多発的なウイルスの侵入が考えられる。
アムール州では、野生のイノシシでの発生は報告されていないが、アムール州はイノシシの生息数コントロールを行って、半数を駆除・捕獲することにしたようだ。WWFロシアは、絶滅危惧種のアムールトラの自然のエサが無くなるとして反対をしている。
В Приамурье решено вдвое снизить численность диких кабанов - ИА REGNUM
WWF России назвал разносчика африканской чумы свиней на Дальнем Востоке
--(追記ここまで)------------------
--(追記:12/28)--------------------
アムール州でのASF発生は、12月には落ち着いてきたとみられていた。しかし12月に入ってから、州南部のアルハリンスキー地区で、イノシシ18頭の死亡とASF陽性が確認された。
Дикие кабаны в Архаринском районе массово погибли от АЧС — Амурская правда
アムール州では、養豚施設(裏庭養豚)での発生例が主で、野生のイノシシでの発生はほとんど報告されていなかった。すぐ隣のユダヤ自治州(イノシシでの発生例がある)か、中国国境を越境してきたイノシシの可能性が考えられる。
--(追記ここまで)------------------
・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・
ユダヤ自治州
Евре́йская автоно́мная о́бласть(Yevreyskaya Avtonomnaya Oblast)
ユダヤ自治州で、はじめてのアフリカ豚コレラ(ASF)の発生の発表があった。9月26日までに4件の発生が確認されている。
ユダヤ自治州の最初の例は、中南部に位置するレニンスコエ地区 (Ленинское (Leninsky))の デシュネヴォ(Дежнево(Dezhnevo))村。発生は8月28日。(OIE)
9月6日に、その西隣のオクチャブリスキー地区(Октябрьский(Oktyabrsky))のアムルゼット(Амурзет(Amurzet))村で発生。飼育頭数は比較的に多めの102頭。(OIE)
9月25日には、レニンスコエ地区の4つの村での発生が報道された。
中南部のアムール川に近い地域で、感染が拡がりはじめているようだ。
隣接するアムール州と接する地域での発生ではない。ロシア国内での感染拡大か、それともアムール川を越えて中国の黒竜江省(鶴崗市蘿北県)から流入したのかははっきりしない。
В двух сёлах ЕАО обнаружен новый очаг чумы свиней — всех животных уничтожат - ИА REGNUM
Новый очаг африканской чумы свиней зафиксирован в ЕАО - ИА REGNUM
В ЕАО выявлено ещё четыре очага африканской чумы свиней - ИА REGNUM
Населённые пункты Еврейской автономной области — Википедия
・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・
ハバロフスク地方
12月20日、ハバロフスク地方の内陸の、最も南に位置して中国国境と接するビキンスキー地区(Бикинский район(Bikinsky District))、ポクロフカ村から7kmの狩猟フィールドで、アフリカ豚コレラ(ASF)のウイルスに感染したイノシシが発見された。
狩猟活動で獲られたイノシシで、さらにその周辺の調査によって、イノシシの死体からもASF陽性が確認された。OIE発表によると計5体。
ロシア、極東、アフリカ豚コレラ(ASF)、
— ぺりかんめも (@pelicanmemo) 2019年12月24日
ハバロフスク地方ではじめてASFウイルスが確認された。
内陸の最南端に位置し、中国国境と接するビキンスク地区で野生のイノシシから。
インテルファクス
Первый случай вируса африканской чумы свиней обнаружен в Хабаровском крае https://t.co/xqhk3aZjyh
Дальневосточный федеральный округ - interfax-russia.ru
В Хабаровском крае нашли четыре трупа кабанов, болевших африканской чумой
ハバロフスク地方の南に接する沿海地方では、中北部で、ASFウイルスの野生のイノシシでの感染拡大が報道されている。
沿海地方からの北上と、中国から越境した感染イノシシによる、感染拡大の可能性が考えられる。
検疫措置がとられた。検疫を行う専門家を除いて、この地域への立ち入りが禁止された。あらゆる種類の動物の狩猟と屠殺、畜産物の出荷が禁止された。なお、発見地点から5km以内には、集落や養豚施設は無いそうだ。
Дальневосточный федеральный округ - interfax-russia.ru