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海外の話が多め。近頃は中国が多め(中国海警局・中国海監、深海潜水艇、感染症など)。

活動量計「Fitbit Charge2」、数ヶ月使った使用感。 心拍数、睡眠ステージ、運動の自動解析など。

健康管理とダイエットのため、活動量計(アクティブ・トラッカー)が欲しくなったので、フィットビット(Fitbit)の腕時計型の活動量計「Charge2」を購入しました。

期待した以上に気に入ったので、数ヶ月間使ってみた使用感、レビュー、良かった点や困った点などを少し。 

2017年の、購入して良かった物ベスト3の1つ。

 

活動量計は、日常生活(睡眠時含む)での活動度と、時々の運動での最大心拍数や運動強度の、確認と記録が主な目的です。

活動量計を選ぶにあたって重視したのは次の点。

・心拍数を測定できる。(必須)
・睡眠状態を調べる機能がある。(重要)
・歩数や心拍数などデータを記録でき、数ヶ月分以上のログを解析できる。(重要)
・スマホ、タブレットやパソコンの、アプリ・ソフトがあって使いやすい。(重要)
・腕時計型。外れにくく、リストバンドが交換できる。(重要)
・夏、薄着で着けていても気にならないデザイン。
・頻繁に充電しなくてもいい(数日以上、充電しなくても大丈夫)
・ネット・セキュリティ(専用アプリのセキュリティ)。
・GPS機能があったらうれしい。

Fitbit Charge 2™

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Fitbit Help - Charge 2

総合評価:90点

 

購入前に調べていて、予想外だったのが「リストバンドが交換できる」腕時計型の活動量計が少ないことでした。GPS機能のあるGARMIN社の製品を考えていたが、ここで引っ掛かった。
この「Fitbit Charge2」はGPS機能は無いけれども、スマホとペアリングすることでGPS記録もとれます。

 

各社の活動量計の、通販サイトやネットのレビューや口コミを読みこむと、1年ほどでリストバンドが切れたなど、ネガティブな書き込みがある製品もあります。

「Fitbit Charge2」標準のリストバンドは、時計バンドのようなバックル式で、"遊革"の裏には穴にはめる出っ張りがあって外れにくい。素材は少し硬め。

交換用ベルトには、素材・色ともに多くの種類があるので、その日の気分で変えたり、ベルトを洗浄・消毒して乾かしている間にも予備ベルトが使えて助かります。

睡眠時も着けるので、普通の腕時計と比べると装着時間は長くなります。数ヶ月間使っていて、短時間の付け外しや掃除・消毒のほか、長時間外していたのは、風呂に入る時や泳ぐ時くらいでした。(その時に充電していた)

 

当ブログ管理人は昔から、"腕時計つけない人"です。
つける機会もありますが、あまり好きではありません。しかし、心拍数や歩数、活動度など身体データを測定し記録するための"複合センサー"の腕時計型デバイスなら話は別。時計としての機能もある。😊 

時間を見るために腕を上げると、消えていたディスプレイが点いてくれるのが、小さな事だけど、なにげにうれしい。 

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OLED(有機EL)ディスプレイは、製品の小ささの割に、表示部分が大きくて文字も見やすいものです。活動量計の中には、画面が小さかったり、データ表示が一行だけのものもありますが、この画面の大きさと情報量には充分満足です。それでいてバッテリーは、充電無しで1週間もちそう。

基本画面には、時計、日付、歩数と心拍数がまとめて表示されています。
脇のボタンを押すことで、基本画面 → 心拍数 → 運動測定(運動時間や移動距離など表示) → ストップウォッチ → リラックス(バイブで深呼吸のタイミング指導) → アラーム(バイブ) → バッテリー残量、とモードが変わります。

それぞれのモードの時に、画面をタップすると、内容が切り替わります。例えば、運動測定では、ランニング、リフティング、トレッドミル、ワークアウト、クロストレーニング、自転車、インターバル・トレーニングと、運動内容に合わせた記録と解析が行えます。

 

フィットビットの「Charge2」は定価で約2万2千円、実売価格で1万数千円。
活動量計をはじめて買う時には少し考える値段ですよね。一方、中国製の活動量計では数千円の安いものもありました。

活動量計だけ単独で心拍数や歩数などを測定して、ログとしてパソコンにデータ取り出せるならそれも有りでしたが、スマホとペアリングして、アプリで個人情報と合わせてデータ管理となると、その中国製アプリのセキュリティがちょっと心配です。

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本体が安いのは魅力的だけれども、個人情報満載のスマホに、よく分からない中華アプリは入れたくない、ということで選択肢から外しました。(米国製だから安心とは言えないけど、透明性は中国製よりはかなり高い)

Fitbit ヘルプ - 自分のアカウントを他人が乗っ取る可能性はありますか?

Fitbit ヘルプ - 私の Fitbit データは安全ですか?

Fitbitデバイスは、データを友達とシェアしたり、Fitbitコミュニティ向けに運動成果を公開(パブリック)することも出来ます。こういうサービスにありがちなトラップとして、初期設定で「公開(パブリック)」に設定されている項目があります。最初にセキュリティ設定を、自分で見直すべきでしょう。

 

「Fitbit Charge2」は寝ている時の、REM睡眠や深い睡眠など、睡眠ステージを自動的に解析してくれます。

使う前は「その機能があればうれしい」でしたが、期待以上で、今は「その機能が"楽しい"」😊。
朝、起きると、まず同期させて、昨夜の睡眠の質をチェックしています。

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(パソコンの画面表示は、基本は日本語。時々、英語になる。ログインしなおすと治る。翻訳が少し変。)

 

睡眠中の心拍数の記録と、睡眠ステージの解析結果を見ると、日によって、けっこう違いがあります。

睡眠の質が良い日でも、ベッドで寝ている時間の約1割が、"ごく短時間の覚醒"(上図。赤色がAWAKE(覚醒))の時間。ストレス強いと、この覚醒の時間と回数が増えました。特に、仕事での人間関係のストレスが強い時期は、全体的に睡眠は浅めで、短時間の"覚醒"が多く、ベッドで寝ている時間は長くとったつもりでも、睡眠時間は充分とれていなかったことが分かります。

しっかり眠ったつもりでも実は勘違いで、こうやって睡眠負債が増えていくのだなと実感できました。

管理人の場合、飲酒や、入眠剤を使って眠りについても、睡眠の質はそれほど良くならなかったようです。それよりも、入眠時の呼吸法、自律訓練法や自己催眠法によって、少し改善がみられました。
Fitbit デバイスは、心拍数を参考にして、深呼吸の"吸う""吐く"のタイミングを振動で教えてくれる、"リラックス"機能がついています。(でも、管理人の呼吸タイミングとは少しずれる😊)

Fitbit ヘルプ - リラックス機能については何を知っておくべきですか?

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「Fitbit Charge2」を使う前は、腰に着けるアナログ万歩計を使っていました。
一緒に使ってみると、腕に装着する活動量計「Fitbit Charge2」の歩数は、歩く機会が多い時は大きな違いはなく、デスクワークが多い時は1割ほど多くなるようです。

 

15分以上の運動をしている時は、たとえばジョギングやランニング時は「ランニング」と、たとえば少し長い時間歩いた時は「ウォーキング」と、自動で"アクティビティ"が検出されて分類されます。

Fitbit ヘルプ - Fitbit でエクササイズとアクティビティを記録するにはどうすればよいですか?

Fitbit デバイスでは、3軸加速度計を使って身体の動きを検知します。
上ったり下ったりした階数も、気圧に基づいて計測された高度で記録されるそうです。エレベータやエスカレータはカウントされず、わずかな階段の上り下りも記録されていたので、3軸加速度計と連動しているのでしょう。

「デバイスに搭載されている PurePulse® LED ライトが皮膚に照射され、その反射を読み取って血液量の変化を検出し、細かく調整されたアルゴリズムを適用して心拍数を自動的かつ連続的に測定します。」

 

「Fitbit Charge2」やフィットビットの活動量計は、測定誤差を減らすため、利き腕では無い方の腕に着けることが推奨されています。

しかし、装着時間が長いと、センサーやベルトに当たり続けている部分が少しかぶれて、痒くなることもありました。これが一番困るところです。

そこで、運動中はしっかり締めて、普段は少し緩めにしておく、寝る時にはもう一方の腕の手首の内側に(敷き布団に押し付けられにくい)付け替えるなど、当たる場所を変える工夫をしてみました。睡眠中の計測結果に大きな違いは出ていないようです。

 

充電は専用のコネクタ付きケーブルを使い、本体をがっちりと挟んで行います。

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バッテリーは、1日ずっと着けて使っていると1割くらい減少。充電しなくても1週間はもちそうです。
風呂に入る時に外して、充電していると100%に復帰しているので、バッテリー切れは経験していません。

 

「Fitbit Charge2」と、アプリやソフトとの同期はWiFiとBluetoothの両方の接続が必要です。Bluetooth接続が必須(キーボードやマウス)のパソコンが2台以上あると、「Fitbit Charge2」の同期に失敗する事がありました。

 「Fitbit Charge2」のメモリのデータは、スマホのアプリやパソコンのソフトで、ダウンロードできます。パソコンでは、計測結果とグラフはブラウザ表示されます。

エクスポート機能はあるけれども、心拍数データにはまだ対応していません。早い対応を期待したいところです。

 

最後に、トラブル対策。

次のブログでは「Charge HR」で運悪く初期不良に中たってしまいサポートに連絡をとったら、実は、正規代理店だと勘違いして「正規代理店品」を購入していたため、正規サポートを受けられなかった(同じ製品と交換)そうです。「Charge 2」でも同じでしょう。ご注意ください。

正規代理店品を販売しているのが正規代理店ではないって何だよ!

Fitbit 製品の小売業者一覧