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現代自動車のEV「アイオニック5」、縁石にぶつかりバッテリーが損傷して全焼 - 韓国 済州島

20230324054609(済州西部消防署 / 済州MBCより)

韓国の済州島で、3月15日の夜7時頃、現代自動車(ヒョンデ)の電気自動車「アイオニック5」が全焼する事故があった。

済州島の現地報道をまとめると、済州西部の消防署と警察の調査によると、済州市(제주시 애월읍 하귀2리)でA氏(50才男性)が運転するEV「アイオニック5(아이오닉5)」(2022年型)が、駐車場から出ようとしたところで縁石にぶつかり、助手席の下あたりのバッテリー・パックが破損したことで車両火災につながったと推定している。

 

--(追記:2023/11/25)------------------

韓国の現代自動車のEV「アイオニック5」に関するブログ記事を、韓国での公式発表と現地報道を1年以上追いかけて書いてきました。

近ごろ、古いブログ記事だけがSNSで拡散され勘違いされているようなので、その後の事故等を検証した記事の一覧を載せておきます。特に直近の「事故車を解体【動画】 | 正面衝突で、バッテリーが炎上した場合と炎上しなかった場合」を読んでいただきたく思います。

現代自動車のEV「アイオニック5」、事故車を解体【動画】 | 正面衝突で、バッテリーが炎上した場合と炎上しなかった場合。 - pelicanmemo (2023-09-27)

現代自動車のEV「アイオニック5」、縁石にぶつかりバッテリーが損傷して全焼 - 韓国 済州島 - pelicanmemo (2023-03-31)

現代自動車のEV「アイオニック5」が衝突炎上、再び| 車幅より細い障害物への正面衝突で発火〜炎上リスク (追記あり) - pelicanmemo (2022-12-08)

現代自動車のEV「アイオニック5」、高速道路の料金所で衝突、炎上。搭乗者の死亡原因と、発火の原因と、車両火災の原因と。 - pelicanmemo (2022-06-21)

 

バッテリー・モジュール冷却用の絶縁不凍液(可燃性)のタンクがボンネット内右側に設置されています。衝突事故の直後に、ボンネットで起きた発火の原因である可能性は高いですがそれは外的要因でしょう。一部コメントで見かけた、その発火によってさらに消火困難なEV火災へと拡大したとは考えていません。
消火困難なEV火災は、車体の低い位置に設置されているバッテリー・ユニットが直接に受けた強い衝撃と変形と内部発火が原因だと考えられます。

--(追記ここまで)--------------------

 

 

韓国の自動車事故を調べていると「突然の急発進」による事故という証言を目にすることも多い。しかし今回の事故は比較的に低速で走行していたと考えられる。運転手のA氏は救急隊に助けられ病院へ移送された。ひたいに火傷を負う怪我だそうだ。

消防と警察の人員約50人と車両18台が動員され、車両火災の鎮火に3時間近くがかかっている。この事故でEV「アイオニック5」は全焼し、推定5060万ウォン(約520万円)の財産被害となった。

 

EV「アイオニック5」が全焼する事故が報じられた衝突事故では、いずれも車体下部に広く薄く設置されているバッテリー・パックへの衝撃と破損が火災原因の可能性が高い。とくに今回のケースは「縁石に乗り上げた」くらいの事故だっただろう。

20230324053807

 

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20230324054617済州MBCより)

EV「アイオニック5」が全焼する事故が報じられた衝突事故では、いずれも車体下部に広く薄く設置されているバッテリー・パックへの衝撃と破損が火災につながった可能性が高い。とくに今回のケースは、縁石に乗り上げたくらいの事故だっただろう。

現代自動車(ヒョンデ)は、自動車炎上事故の割合はガソリン車よりも電気自動車の方が低い(だから電気自動車は特別危険なわけではない)という説明している。しかし、いったんバッテリー・パックが破損して車両火災につながった場合には車両が全焼や全損になり、人的被害も大きい。

 

バッテリーへの当たり所が悪かったら「車両全焼(被害総額500万円から)」「死者〜人」、「鎮火に3時間、周囲へ延焼の可能性」となりかねないのは大きな不安要素と感じざるをえない。

 

現代自動車のEV「アイオニック5」、高速道路の料金所で衝突、炎上。搭乗者の死亡原因と、発火の原因と、車両火災の原因と。 - pelicanmemo (2022-06-21)

現代自動車のEV「アイオニック5」が衝突炎上、再び| 車幅より細い障害物への正面衝突で発火〜炎上リスク (追記あり) - pelicanmemo (2022-12-08)

 

韓国社会のEVフォビア・電気自動車恐怖症(전기차 포비아)はいきすぎてると思っているけど、国内の出荷台数の母数が大きいだけに、電気自動車だから起こり得る火災事故の件数もそれだけ多いのだろう。

現代自動車(ヒョンデ)が日本へ再上陸してEV「アイオニック5」など電気自動車の販売を開始した。今はまだ車両数が少なく目撃情報がツイッターSNSにあがる程度だが、そのうち購入者が増えていったら、韓国のニュースやフォーラムで見かけるような車重オーバーで立体駐車場が使えない、マンション駐車場での充電が禁止された等々、電気自動車EVならではの不満や不安も日本国内で目にするのかもしれない。

 

도로 연석 들이받은 전기차 ‘불’…3시간 동안 ‘활활’(道路の縁石にぶつかった電気自動車「火災」… 3時間の間「めらめら」 - 済州毎日)

주차장 나가려던 전기차가 연석 들이받아 화재…운전자 부상 - 뉴제주일보 (駐車場から出ようとしていた電気車が縁石が受けて火災… ドライバーの怪我 - 済州日報)

제주, 연석 충돌한 전기차에 화재...차량 전소 - 헤드라인제주(済州、縁石衝突した電気自動車で火災…車両全焼 - ヘッドライン済州)

애월읍 전기차 화재...50대 남성 열상 ::::: 기사 (済州MBC)

밝은 미래를 창조하는 방송 :: KCTV제주방송 (KCTV済州放送)

제주, 애월서 전기차 화재...40분 만에 진화 - 헤드라인제주

제주서 아이오닉5 전기차 화재…운전자 화상

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