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海外の話が多め。近頃は中国が多め(中国海警局・中国海監、深海潜水艇、感染症など)。

中国の有人深海潜水艇、海洋関連ツイートまとめ(2015年12月) 「蛟竜」「彩虹魚」「寰島蛟竜1」「4500m級」

https://www.flickr.com/photos/11254691@N05/3871341257

photo by royal19 (sunrise over ocean)

中国の有人深海潜水艇「蛟竜」号や、1万m級「彩虹魚」計画などを中心にまとめ、関連ツイートや記事も取り混ぜてみました。

(見かけたものだけ。ニュースを網羅しているわけではありません。)

 

(前回:中国の有人深海潜水艇、海洋関連ツイートまとめ(2015年11月) 「蛟竜」「彩虹魚」、「しんかい12000」 - pelicanmemo

深海 カテゴリーの記事一覧 - pelicanmemo

 

深海でサンドイッチ 「しんかい6500」支援母船「よこすか」の食卓 (〈私の大学〉テキスト版)

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まずは多くの人に読んでもらいたい、マイナビ・ニュースの「しんかい12000」、磯崎センター長インタビュー、3部作。 

地球最後の秘境・深海はどんな世界? - 超深海をめざす「しんかい12000」(1) 「世界一」を取り戻す | マイナビニュース

地球最後の秘境・深海はどんな世界? - 超深海をめざす「しんかい12000」(2) 超深海に「触れる」ような船を | マイナビニュース

地球最後の秘境・深海はどんな世界? - 超深海をめざす「しんかい12000」(3) 実現に向けて始動! 最大の課題は「ガラス球」 | マイナビニュース

 

オールカラー 深海と深海生物 美しき神秘の世界

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「蛟竜」号の研究開発の中心である中船重工702研究所(中国船舶重工集団公司第702研究所)が建造した、中国ではじめての本格的な観光用潜水艇の試運転が行われました。

詳しくは、こちらの記事から。

【動画】中国、観光用潜水艇「寰島蛟竜1号」試運転 7000m級有人深海潜水艇「蛟竜号」号の研究所が設計製作 - pelicanmemo

 

日本語掲示板では、よくあるコメントが出てきます。 

 

こういうコメントは「蛟竜」号 の試験潜航の時にもたくさん見かけました。

評価試験なので、それなりに事故やトラブルが起こりつつも、試行錯誤や改良をしてきて、これまでのところ致命的な事故は起こっていません。(報道されなくなった可能性もありますが何かしら漏れてくると思います。)

 

マリアナ海溝での水深7000mの潜水試験からそろそろ3年半。メンテナンスと運用体制が問われだす時期ではないでしょうか。

もし予定していた試験的応用航海が遅延したり、キャンセルするようなら、少し注意すべきかも・・・しれませんよね。

中国の7000m級有人深海潜水艇「蛟竜号」 記事まとめ(2013/06): メモノメモ

 

10年くらいで中国版『メタルカラーの時代』が刊行されるかも。

メタルカラーの時代6 ロケット深海艇の挑戦者 (小学館文庫)

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「蛟竜」号の新しい支援母船は、建造計画が進められているそうですが、まだです。

 

 一方、中国の1万m級"超深海"潜水調査「彩虹鱼」計画、科学調査母船「张謇」号の建造中の船体の様子が報道されました。 

国内首艘万米级深渊科考母船台州造-中国台州网

 

当初は貨物船を改造して母船にしようと考えていたそうです。

この話題は、すぐ「予算が足りない、予算がない」「貧乏が悪いんや」と言うようなリアルな話が出てくるので読んでて面白い。どこも変わりませんね。

 

むしろ、日本でいうところのバブル期に立てられた冒険的とも言える計画にも関わらず、その後の中国バブルの崩壊と景気低迷と言われていても、着々と進められてところに驚いています。

中国の造船業界は特に大変だと聞きますが、技術力を高めてきたところが生き残っていくでしょうし、そのための投資が行われているのでしょう。請け負った造船会社も、海洋調査船「向陽紅10(向阳红10)」の実績と、この「张謇」号への投資によって企業価値を高めているように感じます。

 

外国製品でまかなっていた高性能のシンタクチック・フォームも、中国国内での研究・製造を進めています。

 

中国国産の4500m級有人深海潜水艇。技術開発。

 

 

こうなってくると、こういった記事を書くサイトも出てきます。

 

メタルカラーの時代1 (小学館文庫)

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毎年、7000m級有人深海潜水艇「蛟竜」号の、次の潜水航海が近づくと、「ひと」に焦点をあてた記事も出てきます。

 

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 Xプライズ財団が、新たに「深海探査機」コンテストを発表しました。

ニトロになる事を期待しています。

 

 

 

$7M Shell Ocean Discovery XPRIZE - YouTube

 

 

 

その他

 

メタルカラーの時代15 町工場からノーベル賞まで (小学館文庫)

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