(via. U.S. Coast Guard)
米国沿岸警備隊と中国海警局によって、北太平洋で、大規模な流し網漁を行っていた中国漁船が摘発された。
米国アラスカ州、コディアック (Kodiak)沿岸警備隊航空基地のC-130機が、北太平洋で違法操業の疑いのある漁船を発見。
「USCGC Alex Haley (WMEC-39)」が、日本の北海道の東、860マイル(約1500km)の国際海域で、中国国旗を掲げた漁船を、中国海警局の係官とともに臨検した。漁具と魚倉にイカ1トンとサケ80トンを確認し、国際水域での大規模な流し網漁業を行っていたとして拿捕した。
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#ThisJustIn #USCG Alex Haley cutter crew detained & transferred fishing vessel suspected of high seas drift net fishing to #China Coast Guard in N Pacific Ocean. #PACAREA #D17 #NorthPacificGuard https://t.co/3LFMPBN0nq pic.twitter.com/Hg2QRi8DCv
— USCGAlaska (@USCGAlaska) June 22, 2018
中国漁船「Run Da」は全長50m、使用していた流し網は制限されている長さの5倍だったそうだ。漁船と船長ら船員29人は、日本の西、約92マイル(約150km)の日本海で、中国海警局の「海警2301」に引き渡された。
最初、例年の、アメリカ沿岸警備隊と中国海警局の公船による、北太平洋の公海での合同漁業パトロールの成果だと思ったが、よく読むと、「アレックス・ヘイリー」から「海警2301」に引き渡されたのは日本海でだった。
わざわざ、漁船1隻の摘発についてのプレスリリースを出すというところで、少し不思議に感じていた。
よく調べてみると、北太平洋海上保安フォーラム(NPCGF (North Pacific Coast Guard Forum))の枠組みでの漁業取締り活動の成功例の1つで、2014年から行われている国際海域での大規模な流し網漁に対する、はじめての摘発と引き渡し例だそうだ。
(via. U.S. Coast Guard)
Coast Guard detains fishing vessel Run Da, seizes 80 tons of salmon | Coast Guard News
Kodiak-based Coast Guard intercepts illegal Chinese fishing vessel | Alaska Public Media
中美海警联合执法 美将违法中国渔船移交我海警2301舰 - 环球网